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「資格取得見込み」の就活、どうすればいい?

この記事が役に立ちそうな人:臨床心理系の大学院生

臨床心理士系の大学院では、多くの場合、修士論文の提出が終わる頃(修士2年の冬~春ごろ)に就活が始まります。

ところが、一つ問題があります。それは、就活の時点ではまだ臨床心理士/公認心理師の資格が得られないという点です(2023年現在)。

そのため、院生はまだ資格のない「資格取得見込み」として求人に応募することになります。

「資格取得見込み可」の求人は、そこまで多くはありませんが一定数存在します。
では、どのように求人を探していけばいいのでしょうか?

スーツの準備もしておきましょう

①ハローワーク

手段の一つとして、まずハローワークが挙げられます。

ハローワークには専門職向けの求人も出ていますので、一度登録して試しに求人検索してみるといいでしょう。
窓口の方に相談できるのも、ハローワークを利用する大きなメリットです。場合によっては、相談に行ったその日に面接の日程まで決まることもあります。手帳など、スケジュールがわかるものを持っていくと安心です。

②求人サイト

ハローワーク以外の求人サイトを活用するという手段もあります。

たとえば、Indeedなどでざっくりと条件を入れて検索してみて、興味を持った求人のページを詳しく見てみるのも有効です。

また、日本臨床心理士会のホームページにも求人情報専用の掲示板があります。
ただ、会員のみが閲覧できるページなので、大学院の先生や卒業生の先輩に頼んで見せてもらうといいかもしれません。

③大学のキャリアセンターを利用する

大学のキャリアセンター(就職課)は学部生だけを対象にしていると思われがちですが、大学院生向けの求人を扱っている場合もあります。
スタッフの方に確認してみてください。

④知人の紹介

意外と多いのが、紹介による就職です。
ゼミの先生、先輩、実習先などから声をかけられて採用に至ることがあります。
職場からすれば、その人の能力や人柄がある程度わかった状態で採用でき、採用コストも抑えられるというメリットがあります。

大学院生側のメリットとしては、就職活動に割く時間が削減できるため、研究や試験勉強に集中できるという点が挙げられます。

一方で、「詳細な労働条件を確認しないまま入職し、入ってみたら思っていたのと違った」という例も私の周りにはありました。特にお金や福利厚生のことは聞きづらいですが、きちんと書面で確認しておくことをおすすめします。
また紹介の場合、内定辞退は困難だと思っておいたほうがいいかもしれません(紹介者に迷惑がかかる可能性があるため)。

いわゆるリファラル採用に近い

余談ですが、先輩からすると、普段から「将来は◯◯で働きたい」「◯◯に興味がある」と口にしてくれている人の方が誘いやすいです(もちろんそれだけではなく、一緒に働きやすそうな人かどうかも重要ですが)。
やりたいことが決まっているなら、遠慮せずにアピールしていきましょう。

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