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「自然農法」を営む農家さん達を支援したい! 化粧品に関心がなかった私がCoyoriで働く理由

「Coyoriスタッフって、どんな人?」

そんな疑問にお答えするためにスタートしたのが、この特集『わたしとCoyori』です。今回は、Coyoriの製品企画を担当している永田の登場!

学生時代に出会った自然農法に感銘を受け、自然農法を営む農家さん達を支援したいという想いでCoyoriに入社した永田。学生の頃は化粧品に全く関心がなかった彼が、Coyoriで働くに至った経緯を本人に語ってもらいました。

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まずは自己紹介から。

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はじめまして。Coyoriの永田です。

スタッフのみんなから「ラヴさん」と呼ばれています。ニックネームの由来は話すと長くなるので、気になる方は、お会いした際に質問してください(笑)。

長崎出身で、実家はお菓子屋を営んでいます。祖父の代までは和菓子、父の代から洋菓子というハイブリットなお菓子屋です(笑)。Coyoriのイベントで、お客様へのお土産として、実家の柚子のシフォンケーキや蘭を模したゼリーをお客様にお配りしたこともあります。

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休日は、良さげなパン屋さんを探して、パンを買い、それを食べながら散歩することにハマっています。代々木公園にある『365日』が好きなお店のひとつです。そこでパンを買い、代々木公園を通り抜け、表参道まで歩いたり。散歩する時は、特に何も考えず、ボケッと景色を眺めます。そんな休日の過ごし方が、すごく心地良いです。(表参道は僕にとってはおしゃれ過ぎて緊張するので気持ち早歩です 笑)

今日は、僕にとって大切な本を3冊持ってきました。

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『スラムダンク』は、学生時代にバスケットボールに夢中になっていた僕にとって、何度も繰り返し読んでいるバイブルです。『奇跡のリンゴ』と『生命と食』は、後ほど紹介する「生物育成」や「自然農法」に強く興味をもつキッカケとなった一冊です。

ルーツは「誰かの役に立ちたい」という想い

さて、ここから、僕がCoyoriで働くに至るまでの経緯について紹介したいと思います。はじめに学生時代のエピソードから話をさせてください。

高校生の僕はバスケに夢中で、将来を全く考えない学生生活を送っていました。ですが、薄っすらと「誰かの役に立ちたい」という思いを抱いてました。

おそらく、実家に置いてあった、マザーテレサの伝記の影響だったのかもしれません(笑)。当時の僕は、青年海外協力隊として海外でボランティア活動をすることに憧れを持っていました。

また、高校生の頃に東日本大震災もあり、全国から駆けつけるボランティアスタッフの姿を見て、誰かのために働けるってすごいことだなと思っていました。

しかし、特別なスキルを持ってない僕が海外や被災地に行っても、役に立つどころか、足手まといになるよと、もっともな指摘を受けて、それで
誰かの役に立てるスキルを身に付けたいと真剣に思うようになりました。


生きることに欠かせない「生物育成」との出会い

進学先は、福岡にある教職員を養成する大学です。専門は、技術科。中学生に技術を教える先生になれば、ボランティアスタッフとしても役に立てそうだと思ったからです。

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ちなみに、中学校の技術というと、ハンダゴテを使って何かを作ったり、イスや机を作ったりする授業を想像する人が多いと思うのですが、「生物育成」という分野があるのはご存知でしょうか?

読んで字のごとく、「生物を育成する技術」を学ぶ授業で、牛や鶏といった畜産から、野菜を育てる農業まで、食材となる生物をどう育成するのかを教える授業です。

「食」は生きることに絶対に欠かせない領域なので、この分野を専攻しました。

大学のゼミでは、生徒たちに野菜を育てる体験をしてもらう場合、どの種類の野菜が難易度として妥当で、どういう育て方をすると学びが多いのかを考えたりします。当たり前ですが、ちゃんとした根拠が必要なので、これを考えるのがすごく難しく…。

そして、生物育成を学ぶ中で僕が出会ったのが、農薬や肥料を一切使わない「自然農法」でした。


自然農法を営む人たちの役に立ちたい!

自然農法は、「奇跡のりんご」の木村秋則さんのおかげで有名になった栽培法です。

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自然農法は、人の手は極力加えずに、土や虫や細菌など、自然の循環の中で栽培をしていきます。そうすることで、栄養も味も良くなるし、環境に負荷をかけません。学生に「生物育成」を教える時に、自然農法の考え方を伝えるべきだと思い、卒論のテーマは自然農法を選びました。

ただ、自然農法に取り組む農家の方々に話を聞いていくと、難しい現実を知りました。

それは、自然栽培で作られた野菜は、形がバラバラのため、中身はいいのに、お店に卸せない。形がバラバラになることは、自然の中で育った証なので、ポジティブに解釈されるべきところが、既存の流通ではネガティブに評価されてしまう。

そのため、多くの自然農法を営む農家さんは、自然農法が一番良いと信じていながらも、今日の売り上げを稼ぐために慣行農法を並行して行なっています。

このジレンマを何とかしたいという思いが日に日に増し、誰かの役に立つために教員になるつもりでしたが、自然農法を営む人たちの役に立ちたいと思い、ビジネスの現場で活動しようと決めたのです。

Coyoriに見出した大きな可能性

当時、僕が考えていたのは「加工品」の原材料として、自然農法の野菜や果物を使用することでした。

加工品の原材料であれば、見た目は関係ありません。食用として市場に並べなかったものも、売ることができる。また、皮や葉っぱ、枝、種など、食用としては使われない部分にも栄養分は沢山含まれていて、新しい収益を農家さんにもたらすことができる。

そんなことを考えつつ、いざ就活!というときにCoyoriを知りました。

正直、当時の僕は化粧水と乳液の違いもわからない学生で、全く美容分野に興味を持っていませんでした(笑)。

でも、木村秋則さんの「奇跡のりんご」の皮を原材料に使用している化粧品ということで興味を持ち、説明会で話を聞くうちに、Coyoriの魅力に惹かれていったのです。

Coyoriは日本各地の自然素材を原材料に使用しています。
その全てが自然農法で栽培されているというわけではないですが、
生産者の技術、智慧、手間によって作られた素材を使った化粧品を通じて、日本の自然の素晴らしさを伝えていくという、Coyoriの理念に当時、強く共感しました。

集合写真

自分が共感できる理念を持つCoyoriをもっと大きな存在にしていきたいと思い入社を決めました。

Coyoriを通じて、日本の農家さんを支援したいし、自然素材が詰まった化粧品の魅力を多くの人に感じていただきたい。その想いを持って、今日もCoyoriのスタッフとして働いています。

「三方よし」の循環を目指して

最後に、「三方よし」という言葉をご存知でしょうか。

『売り手によし、買い手によし、世間によし』

多くの会社の企業理念に影響を与えた言葉ですが、僕も「三方よし」をCoyoriで実現していきたいと思っています。

僕の場合は、「売り手」「買い手」「生産者(もしくは生産環境)」の三方。この三方がよしとなるサービスを提供していきたいです。

Coyoriの原材料をつくる生産者様にとっても、Coyoriを使うお客様にとっても、価値をお届けし、その循環を通じて生産者様の想いを未来に残していきたい。

それは、日本の豊かな恵みを守ることになるし、自然を味わう楽しさを多くの人に届けることに繋がると思っています。

「三方よし」を実現していくために、これからもCoyoriでは、様々なチャレンジをしていく予定です。これからのCoyoriも、是非楽しみにしていてください!

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