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詩『午睡の空』

午睡の夢の色をしていた
その空を僕は目をつぶって感じてる
吸った息に含まれた
純粋な色彩は
僕の体内全部を染め上げた

色の着いた空気は
ちるちると音を立てる
宇宙を感じるその色を
きっと火星人も見ているに違いない

僕の世界は
ピンクとも撫子色とも石竹色とも
言いたくない色で満たされた

命よ君よ、僕をありがとう

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