小柳とかげ

芸術大学を卒業後、就職した会社はモラハラばかりで超早期退職。 キャリアコンサルタントの…

小柳とかげ

芸術大学を卒業後、就職した会社はモラハラばかりで超早期退職。 キャリアコンサルタントの資格取得目指しながら、人生を考え直すnoteを毎日投稿中。 ✍️怪異短歌、意味がわかるとちょっと怖いショートショート 文学フリマによく出店してます。 ※著作権は放棄しません

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  • 2024年

    2024年、新卒で入社した会社を1ヶ月で辞めた。モラハラで自己肯定感が皆無になって、生きることが難しく思うようになった1年を綴って忘れないように。タイトルは短歌になってます。

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    愛猫ナギとサラに関連した記事をまとめています。

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徒然 文フリレポと出店での注意ポイント

体験しなければ分からないことがたくさんある。 文学フリマレポ文学フリマ大阪の会場に向かう電車の中、私の隣に座っていた兄はこういった。 兄は以前にも3回ほど文学フリマに参加していた。だから、この人が一緒に行ってくれるということで安心感があったんだ。 そして、彼は私の本の編集を全て行ってくれた。就職先も出版社であるから、この言葉は重い大事な言葉だろう。 でも、まだ「売れるか」「入場の仕方大丈夫か」とかそのレベルの不安を感じていたから「なるほどなぁ」ぐらいの返答をしていた。

    • 【文学フリマ大阪12】短歌とガラス『涙のかたち』

      三日後に控えた文学フリマ大阪。 一年前はきちんと就職していて、ギリギリでも出店できるようにしようと、していると思っていた。 だけど、何も変わらない。 退職をして、バイトもできていない。 だからこそ、できることがある。 今回の文フリに向けて、制作をする心が萎えていた。 どうしても湧き立つことができなくて、 頑張って何かを作る、 頑張って気持ちを高める、 そういったことができない状態だった。 楽しみなのに、何もできない。 本を作るために動くこともできない。 短歌を作った

      • 2024-08-18 誕生日20集連作

        特別さなくなっていく青空の下で腐ってしまうお盆のカレー 『今月の誕生日の子』に並ばない8月生まれ蝉も死んだか これからは絶望感の勢力が勝っていく我の影濃く 足掻く気もなくなってきた夜夜中まだ産まれてはいない気がする 真っ白な家をペンキで塗りましょう あなたを思い出さないように 大学を非常口から立ち去ってビッグになれないままのニンゲン 一年をかけておんなじ場所にいる解放計画断念直前 誕生日ガールは緑色纏いタルトを砕くあかあかとして 大人にもなれていないの寄生虫地

        • 【31日目】嗚呼、今日は終焉だと名付けよう 止まらない歌始まる気配

          ゴールデンウィーク明けすぐに 新卒で入った会社をモラハラ被害で退職をして、 心は酷く形を変えてしまった。 自身の醜さや至らなさ、無駄な感情、希死念慮が渦巻き続けて、川を流れて地球の反対の海にでもいければいいのに。 自分は無力でクソだ。 そう思った。 なのに、何かをしたいというプライド、 何かができるはずなのにというプライドが ずっとあって、苦しくなっていく。 真逆の感情がぶつかり合って、きっと空気なら積乱雲が出来てしまうだろうというような感じだ。 5月は現実逃避で

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          【30日目】我以外猛スピードで息をしてなにかの役にたっているのね

          就活をしていて、大企業にもクリエイティブ系の仕事にもつけないとわかった。 ずっとコピーライターになりたくて勉強してきたけれど、 大学のレベルとしても無理だとわかってきた。 まあ、そもそも大企業や広告代理店のハードさに勝ち抜くほど頑張れない人間ではあるだろうし、もういいのだ。 そう思って就活を頑張ったけれど、 結果入社ができたのはモラハラ体質いじめっこ体質の会社だった。 わたしは壊される前に退職した。 人生としては汚点ばかりだ。 虚しいほどに、頑張る方向性を間違えて生きて

          【30日目】我以外猛スピードで息をしてなにかの役にたっているのね

          【29日目】いい子ではなかった我の行く道は人を罵るだけのニンゲン

          世間はお盆だという。 正式にいつからいつまでがお盆なのかもいまいちわかっていないぐらい、 わたしの家はお盆を過ごさない。 母の実家は新潟にあって、帰省は長岡花火に合わせて行ってきた。 父の実家は建て直して、もう私たちの家になっている。 父方の祖母はもう亡くなっている。 母方の祖父母はまだ存命ではあるが、わたしは仲良くできていない。 わたしは、祖母たちに愛されてこなかった。 両方ともにとって、初孫はわたしの兄だった。 兄は生まれた時、心臓に穴が空いていた。 何度も入院と

          【29日目】いい子ではなかった我の行く道は人を罵るだけのニンゲン

          【28日目】澄み渡る命に触れた誰よりも強くなければいけなかった日々

          わたしが愛情を知っているのは、あの子達に出会えたからだ。 わたしは末っ子だ。 4つ上の兄がいて、わたしがいる。 母方のいとこはみんな新潟にいるため、年に一度会うこともない。 思えば、もう10年ぐらいあってないだろう。 父方のいとこも関東とフランスにいるから、会うことはない。 関東の方とは反りが合わず、若干険悪な関係だ。 フランスのいとこは、去年とても久しぶりに日本に来た。 何度か遊んだけれど、わたしが英語を話せないためコミュニケーションはざっくりとしたものだった。 今年も

          【28日目】澄み渡る命に触れた誰よりも強くなければいけなかった日々

          【27日目】攫われていく異界はひややりとすぐそこにあって帰れない青

          わたしは、お盆の時期になると「川に足をつけに行きたい」という衝動に駆られる。 浅い川の石の上に足を置く。 川上からどこかの海に向かって流れていく、 ゆるくて冷たい水がわたしの罪も攫ってくれそうで、 鱗のような空の反射色を眺めている。 その記憶がどこかにあって、わたしの心はそれを求めてしまう。 海ではなく、 川でなければいけない。 緑の匂いがする中で、木漏れ日にチラチラする目で本当の太陽の色を見る。 溶けて元に戻れるような気がした。 美しい一つになれるのではないか、 人

          【27日目】攫われていく異界はひややりとすぐそこにあって帰れない青

          【26日目】進むべきその階段は安全か? 朽ちゆくからこそ登るしかない【文フリ大阪出店】

          文学フリマに出会った日のことは覚えていない。 いつのまにか知っていたし、当たり前になっていた。 だけど、出ると決めたのは明確な強い意志だった。 大学の授業で提出した小説『もう醒めない』があまりにも酷評だった。 誰も何も理解していない。 比喩や表現技法などが読み取られず、わたしの技術が悪いのかと不安になった。 しかし、わたしの中では確固として素晴らしい作品を書けたという自負があった。 絶対にこれはいい作品なんだ。 ただ、ここにいる生徒にも先生にも伝わらなかっただけだ。

          【26日目】進むべきその階段は安全か? 朽ちゆくからこそ登るしかない【文フリ大阪出店】

          【25日目】好きでいる それだけのことが難しく太陽は海に沈んでいく

          大人の人に会うと「ご飯食べてる?」と必ず聞かれるほど、比較的痩せ型の人間だ。 とはいえ、割と普通な体重である。 確かに、痩せすぎにはなるが、おしりは大きめだし下半身もしっかりある。 胸がないから酷く華奢に見えてしまう。 ご飯はよく食べる。 好きなご飯は、米だと言うタイプの人間だ。 朝は食べると体調が悪くなるので、緩くちょっとだけ食べるだけだが、他の2食はとてもよく食べる。 ダイエットをしようと思ったことは無い。 ご飯を制限するなんて人生で一番大事なものを無くすようなもの

          【25日目】好きでいる それだけのことが難しく太陽は海に沈んでいく

          【24日目】空を見て憂鬱になれる権利あるそんな日々を死守したいだけ

          2025年7月に世界に異変が起こる。 そんな噂が回っている。 オカルト界隈ではもう当たり前のように言われている。 それは、ノスタルダムの大予言と同じように言い伝えられている。 だから、きっと起きっこない。 所詮は、噂。都市伝説、オカルト。 怪異が大好きだからこそ、それらをよく聞くし、仕組みも理解している。 恐怖心とは、信じることで募るし、警戒心にもつながる。 わたしは、正直オカルトは好きじゃない。 陰謀論とも限りなく近いし、スピリチュアルも信じられない。 怪談も怪

          【24日目】空を見て憂鬱になれる権利あるそんな日々を死守したいだけ

          【23日目】夢だから知ることできた真実は現実に反映されるだろうか

          父が突然怒り出した。 わたしと母に向かって、「お前らは怠けすぎだ、何もしてない。お前らは本当にダメだ」って。 父は怒る人ではなかった。 だから衝撃だった。 だけど、わたしは言い返す。 「わたしのこと大事だと思ったことあった?愛してる?素直に言ってよ」 ずっと聞いたことのなかったこと。 「……愛したことはない」 そう答える。 わかっていた。ずっと知っていた。 だけど、喉から苦く熱いものが込み上げてくる。 「やっぱりね。兄のことは愛してるの?」 「愛してる」 「

          【23日目】夢だから知ることできた真実は現実に反映されるだろうか

          【22日目】禁足地増やしてまわる生き様は神に反逆するためのチカラ

          禁足地が増えていく。 会社を退職してから、もう3ヶ月経つ。 だけど、まだ傷は癒えることはなく、自己嫌悪と怒りとに苛まされ続けている。 それでも、会社の全員で行かなければならなかった昼食で行ったご飯屋さんの割引クーポンは届き続ける。 会社の最寄り駅やその付近にはもう行けないと思う。 色んなフラッシュバックにぶち当たり、動けなくなるから。 思えば、禁足地を増やし続けてきた。 小学生での不登校時は、小学校には近寄れなくなった。 中学校にも行けなくなった。 高校受験で

          【22日目】禁足地増やしてまわる生き様は神に反逆するためのチカラ

          【21日目】刑場は運動場でいくつものわたしの首が転がり腐る

          みなさんは、『全体遊び』を好きでしたか? わたしは、大嫌いでした。 きっと、多くの人がそうでしょう。 わたしは、あの苦痛を忘れない。 わたしが通っていた小学校では、昼休みである25分休みで 班ごとで遊ぶ『班遊び』とクラス全員で遊ぶ『全体遊び』があった。 平日の5日間は交互にそれを繰り返す。 給食を食べ終わったら、みんなで校庭に出る。 ご飯が食べ終わらない子はぐちぐちと文句を言われる。 確か、『全体遊び係』というのがあって、彼らが一か月の遊びの予定を立てていた。 ドッ

          【21日目】刑場は運動場でいくつものわたしの首が転がり腐る

          【20日目】思い出す記憶は全て苦味ありゴーヤチャンプルーは甘かった

          最近、我が家でも麦ご飯が導入された。 白いお米を洗って、押し麦を後から入れて水を入れて炊く。 それだけで、栄養価が上がり、便秘や体質改善にもつながるという。 前から話題になっていたけど、何となく挑戦していなかった。 テレビの情報番組で、麦ご飯特集が流れていた。 ああ、そういえば、わたしは麦ご飯が好きだった気がする。 思い出すのは小学生の時の給食だ。 わたしの地域は、比較的給食が美味しいと定評があった。 兄は、小学四年生でこちらに来たのだけど、前の地域は本当に不味かっ

          【20日目】思い出す記憶は全て苦味ありゴーヤチャンプルーは甘かった

          【19日目】作られた他人の言葉に寄りかかる眠っていたいのと同じ理由

          わたしは、何度も何度も繰り返し同じものを読む続け、見続けることが好きだ。 今は、寝る前には 『ギャグマンガ日和』を読みながら、『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を流す。 そして、だんだんと眠りに向かっていく。 前までは、ラジオは流さず、ゆるいギャグ漫画を色々読んでいた。 『ちちとこ』『田中くんはいつもけだるげ』と言ったところだ。 でも、いつの間にか読めなくなった。 どうしてかはわからなけど、手を伸ばしてもすぐに本棚に返してしまうようになった。 高校生の時は、テスト勉強の時に

          【19日目】作られた他人の言葉に寄りかかる眠っていたいのと同じ理由