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社会人零年目の大学院生が毎日IRを読んでみた

「社会人0年目」

私は今まさに、漠然とした不安を週に1-2回は感じている社会人0年目です。

来年からは都内のIT企業に務めるかたわら、休みの日は山仕事、キャンプと外遊びを楽しむ生活を送る予定です(といいつつも、休日は恐らく家でゴロゴロしてます笑)。

これまでの私はというと、とにかく好きなことをやってきました。

高校のときから憧れていた大学生のサークルというものに入って
好きな林業の勉強と研究をして
好きなゲストハウスに行って
ずっとやりたかったトライアスロンやマラソンをやって
将来やってみたいモノづくりに関わって

という感じの、ビジネスにビの字も出てこない生活を過ごしてきました。
ちょっと不安があります。

ただ、意外と私と同じような経験、不安を抱える社会人0年目の方は多いのではないかと思い、私なりの準備をここでお伝えできればなと思い、筆を取りました(pcを開きました)

IR資料読み込みとの出会い

そこで、今の自分に手軽にできることはないかと考えた結果、就職活動期に行っていた、IR(決算資料説明会)資料の読み込みが思い浮かびました。

就職活動期、あらゆる市場のIR資料を読み込むことで、自分の中での就活情報の偏り(例:コンサル情報多め)が明確になったことに加え、企業のお金の動きに対する理解が深まりました。市場感や用語(例:saas業界のARR等)がつかめるようになったわけです!

おすすめは、Goodpatchという会社さんの決算資料説明会資料。

本当に目からウロコ落ちます。詳細は実際に見てみてください!

IR資料の読み込みは、
もっと色々な会社見ないといかんな」と思うきっかけになりました。

というわけでビジネス素人の私にとって、IR資料の中には新鮮すぎる情報が溢れていたわけです。

毎日IR

今回のIR資料読み込みでは、就活期のように新しい情報を収集するわけではなく、分析まで行い、自分の糧にしたいと考えました。

そこで、IR資料読み込みの目的として、以下の3点を設定します。

❏市場環境の理解(例:最近〇〇市場は△△が要因で縮小基調)
❏規模別、事業別の大まかな数値感の把握(例:売上高、営業利益)
❏魅力的な資料作成、情報構造化の技術の習得(例:数値情報の見せ方)

以上の目的を達成するために、ルールを決めました!

ールールー
❏1日1企業のIRを読み込む
❏1つの企業に対して5つの視点から分析
①最新四半期売上高(+前年同期からの増減率)
②最新四半期営業利益(+前年同期からの増減率)
③好調(不調)要因※外部要因、内部要因の視点から
④来期以降の経営戦略
⑤気づき、コメント(可能な限り、資料作成、情報構造化の点も含めて言及する)
❏3つの軸から企業を選定
・市場軸(気になる市場、分析が必要な市場)
・成長軸(高成長性)
・趣味軸(面白い事業を行っているか)
→日替わりでメインの軸を変える

こんな感じで、9月下旬から現在までの約1ヶ月、毎日IRを読み込みました!

結果

1ヶ月間の取り組みを通じて、30社を超えるIR資料を読み、毎日IRの3つの目的をざっくりと達成することができました!

❏市場環境の理解(例:最近〇〇市場は△△が要因で縮小基調)
・saas系の市場が急拡大(既存ソフトを代替)。国内の主要sassは売上高伸長フェーズにあり、営業利益の確保よりも人材、マーケ投資を優先

・介護求人DX、人材紹介、物流DX、医療系DX,といった領域に続々と新興~大企業が新規参入。

等々...(saas,DX関連市場を中心に見ました)

(反省:予め市場領域を絞ったほうがよかったかもです。saas/DX市場の他にもフードテックや飲食、林業関連、他市場の企業も約10個見ました。)

❏規模別、事業別の大まかな数値感の把握(例:売上高、営業利益)
・有名な老舗一部上場企業、ITメガベンチャーの数値感がつかめた。
これまで売上〇〇億、と言われても比較軸がなく解釈できなかった。

❏魅力的な資料作成、情報構造化の技術の習得(例:数値情報の見せ方)
・資料作成の方法がかなり変わりました。詳細は今度まとめます!

↑上場はしておりませんが、個人的に興味があって調べてみた焼酎スタートアップ!アツい思いが伝わってきます。

というわけで、社会人0年目の大学院生が毎日IRを読んでみた結果...

市場環境、事業規模、資料作成に対する理解が深まりました!!

毎日IRを習慣にしたい!と思う方がもしおられる場合は、「複利で伸びる1つの習慣」という本がおすすめです!

私もこちらの本を読んで、ランニングや研究の継続的な取り組み効率が少しずつ良くなってきました。習慣化の仕組みを分解して丁寧に解説した本ですので、習慣化に悩む人にとっては必読の内容かと思います!

今後も、日常の中でやってみたことをまとめて記事を書いていきます!

いつもありがとうございます!! ただいま日本の100名山めぐり中なので、そちらの活動費に充てさせていただきます! 登山で学んだことを、note発信やサービス開発に活用させていただきます!!