Kosuke Sakai

日々考えたことと勉強の記録

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最近の記事

chatGPTを用いたブレーンストーミングWhat causes people to fall or trip up in factories?

chatGPTを用いたブレーンストーミング 人が転倒する原因 Human factorAging: muscle weakness or balance problems Disability: Poor vision or visual obstacles Symptoms: vertigo, epilepsy, dizziness Disease: Parkinson's disease, arthritis, or peripheral neuropathy Alco

    • what is important for the happiness of elderly workers?

      chatGPTの力を借りて論点整理しました。テーマは高年齢労働者が幸せに働き続けられるために必要なこと。たしかに同じ質問して、回答を手にする過程でいろいろな語彙に触れます。これで思いつかなかった言葉への出会いで世界が言語化されていく体験です。 この方法は、実務での問いをリサーチクエスチョンに昇華させる段階で使えると思います。 AIcia Solid Projectさんの【LIVE】ChatGPT に相談 - 日本のイシューを考えたい【ヒントを下さい!】を参考にしました。

      • 健康でなければ人権が担保されない世界なんて嫌だ。共鳴する未来ーデータ革命で生み出すこれからの世界ーを呼んで。

        共鳴する未来データ革命で生み出すこれからの世界を読んだ。まず前書きに書いてある(誰も取り残すことなく一人一人が豊かな生き方を考え実現することを、支えるものであること)と言うビジョンに非常に共感を示す。 まさに、公益資本主義の実現だ。宇沢弘文が復活するときだ。 これまで貨幣が最も価値基準として機能する社会が構築されてきた。貨幣を増やす事を目指して多くの企業や個人が自分の行動を選択している。しかし、これからは貨幣ではなく信用がこれからの行動を決める重要な価値基準になると著者は

        • 「やることやってからやれよ」っていう言葉はあらゆる可能性をつぶしかねない呪い

        chatGPTを用いたブレーンストーミングWhat causes people to fall or trip up in factories?

        • what is important for the happiness of elderly workers?

        • 健康でなければ人権が担保されない世界なんて嫌だ。共鳴する未来ーデータ革命で生み出すこれからの世界ーを呼んで。

        • 「やることやってからやれよ」っていう言葉はあらゆる可能性をつぶしかねない呪い

          4コマでみるアンガーマネージメント

          おはようございます。 雪がひどいです。 オンラインでやっている勉強会のネタがアンガーマネジメントでした。 怒りのコントロールなので、「怒らないこと」だと思っていましたが、 全然違いました。4コマのイラストにしました。 私たちの怒りに関する領域は3つに分けられるものとして仮定します。 ①許せること ②まぁ許せること ③許せないこと の3つの領域があります。 これをどのようにマネージメントするかということが重要になります。 おそらくアンガーマネージメントの究

          4コマでみるアンガーマネージメント

          科学の話がマジで伝わらない問題

          先日、PCR検査の説明をしていて、 統計学的な空想世界と、我々が認識している実在世界を明確に区別できることが理解できる上での最低条件になることに気づきました・・・。 例えば、”真の”を”本当の”と置き換えると認識世界の話と聞き手は誤解しそうなので (これは本当は統計学的な空想世界に視座を置かないといけないところ) 専門用語の安易な置き換えはかなり厳しいです・・・。 神様が認識できるとかも聞き手が想像する神様はいろいろだし・・・。 なんだか伝わらない理由がわかってす

          科学の話がマジで伝わらない問題

          Twitterのリツイートは”悪の凡庸さ”をより強化したのか。疑似科学と科学のあいだで。

          難しい。科学だと思っていたことがフェイクであったり、きわものだと思っていたものが本当だったりする事例をたくさん経験してきた。 でも 経験から何かを判断することは間違いを誘発しうる。 目の前で起こったことは激しくバイアスの問題を投げかけてくる。 眼に見たものだけを信じていたら、間違えなくていいところで間違えてしまう。 疑似科学(科学の顔をした偽物:フェイクや陰謀論の類)と科学の境界線はこれまで歴史的にいろんな人が論じてきている。 反証可能な命題を取り扱うものが科学で

          Twitterのリツイートは”悪の凡庸さ”をより強化したのか。疑似科学と科学のあいだで。

          仕事納めして、帰宅。

          仕事納めして、帰宅。

          辞書を編纂するという仕事があるらしい。

          小学生のころいい辞書を選ぶ方法を教えてくれた先生がいる。 「いろんな辞書で恋と愛を調べてみてください。」 先生曰く、この意味をどのように書き分けているかで辞書の性格が出るという。 本屋さんに行くと大量の辞書が置かれている。 当時はどれがいいのかよくわからず、収録語〇万字と大々的に書かれたものをレジに持って行った記憶がある。 沢山ある方がいいような気がする。 小学校、中学校のころまでは紙の辞書を使用していたけれど、高校生の時は電子辞書に変わり、社会人になった今はGo

          辞書を編纂するという仕事があるらしい。

          駅員さんに対する「マスクつけろよ」の声を耳にして

          感染したことを批判するのはやめよう。 他者に向けた言葉は、いつか自分を縛り付ける。 感染した人を責める人はいつか自分が感染した時にその言葉が返ってくる。 返ってくるというのは“だれかから批判される”ということではなくて、“誰かから批判されているのではないか”という被害妄想を呼び起こすという意味だ。 自分と他者は異なる。 当たり前のことだけれど、周りのひとは自分と同じように感じ、同じように考え、同じように振る舞うと認識してしまう。 かつて批判した人は、自分がコロナに感染

          駅員さんに対する「マスクつけろよ」の声を耳にして

          鬼滅の刃にハマる

          鬼滅の刃にハマる

          「オーガニック食品で健康に!」は本当なのか?ー今わかっていることー

          はじめに 「オーガニック食品で健康に!」というキャッチコピーは近年、日常のあらゆるところで目にする機会がある。健康食品(サプリメントや特定保健用食品など含む)のマーケットは矢野経済研究所「2018年版健康食品の市場実態と展望」によると1.2兆円の規模であると報告されている。2015年にはこれまでの特定保健用食品や栄養機能食品に加えて機能性表示食品の認証制度が始まるなど政策展開の動きも活発に行われている。しかし、機能性表示食品に関しては安全性の確保を前提とし、科学的根拠に基づい

          「オーガニック食品で健康に!」は本当なのか?ー今わかっていることー

          給食調理者へのサルモネラの便検査にどこまで医学的な根拠があるのか?

          学校給食衛生管理基準によると、学校給食を調理する労働者を対象に検便(赤痢菌、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌血清型O157など)を毎月2回以上実施することが義務となっている。 さて、今回はサルモネラに限定して、検査の医学的根拠に関して調べた。 結論から言うと検査によるアウトブレイク予防効果があるとする論文は見つからなかった。 〇サルモネラのアウトブレイクを予防するか? 英国で発生したサルモネラ症のアウトブレイク566件のうち、特定の感染した食品取扱者にたどり着いたのは

          給食調理者へのサルモネラの便検査にどこまで医学的な根拠があるのか?

          ネガティブ・ケイパビリティを育む

          〇ネガティブ・ケイパビリティとは何か  わからないことに耐える能力にネガティブ・ケイパビリティと名前がついていたらしい。知らなかった。そう名前がついているとわかって腑に落ちた気がする。すぐに納得した自分がそこにいることにはっとする。私は、忍耐強くわからないことに耐えていたようで、全然耐えていなかったことに気づいたのである。容易に腑に落ちていてはいけないのである。この出来事自体が、自分自身に、ネガティブ・ケイパビリティの欠損があることを自覚させる。  わからないことに出会うと

          ネガティブ・ケイパビリティを育む

          虐待から母親を守るためにーーールポ「虐待―大阪二児置き去り死事件」をよむ

          〇虐待の意味の変化  虐待が医学の守備範囲だと知ったのは、医学部に入ってからだ。  犯罪心理学という言葉をニュースで耳にするくらいで、そんな学問領域があるのかと完全に別物であるかのような理解をしていた。精神科の授業の中で虐待を取り巻く精神治療に関する話が出てきてからはじめて虐待について考えた。研修医で小児科を回ったときには、子供を診察するときに服を脱がせるのは虐待を見つけることも目的に入ると言われて唾をのんだ。  これまで見てきたものは、報道の枠組みのなかでしか語られてい

          虐待から母親を守るためにーーールポ「虐待―大阪二児置き去り死事件」をよむ

          なぜ、「今日はどうされましたか」から診療をはじめるのか。

          〇「医者と病院をうまく使い倒す34の心得」 けいゆう先生の「医者と病院をうまく使い倒す34の心得」を読んだ。医療者向けの「もったいない患者対応」を引き継ぐようにして患者さん側の医療を利用するにあたっての心得が紹介されている。中身は実際に外来の場面で遭遇しやすい誤解に関して相談事例を通じて医者頭の中身を紹介している。たしかに医療を利用する方法はだれからも習わない。どうやって医者に自分の症状を説明するか。医者から説明を受けたときにどのように理解すればいいのか。かなり高いコミュニケ

          なぜ、「今日はどうされましたか」から診療をはじめるのか。