インド在住者の「推し」インド料理3品。

インドに5年半程住んでいましたが、当時はカレーを食べるのは月に4、5回程度。駐在員の中には、「会社の社食で毎日インド人スタッフと同じランチ食べてます！」という強者もいますが。。。そんな中、私のお気に入り、今でも恋しいインド料理3品をご紹介したいと思います♪

1、ダールマッカニー

クリーミーな豆カレー「ダールマッカニー」は、インドの黒豆とキドニー豆をコトコト煮込む、豆、バター、クリームをふんだんに使ったリッチな北インドのカレーです。ベジタリアンフードのため、デリーではたいていどの店でもメニューにあります。濃厚でクリーミーなため、ナンでもごはんでもどちらにも合います。豆好き、クリーミーな食べ物好き(グラタンとか)にはたまらない一品です。
北インド料理のレストランで食事する時は、必ずと言っていい程食べていました。私にとっては懐かしのインド料理です。

ですが、日本ではなぜかこの豆カレーがメニューにあるレストランが少ないのです。豆を水につけて戻す作業を含めると、かなり時間と手間がかかり、インド人でもレトルトを利用する人が多いとか。
東京はインド料理のお店も多いため、あるところにはあるんだとは思いますが、いまだに感動の再会がありません(涙)
もしどこか食べられるお店があれば、東京近郊であれば私は出動ます(笑)

2、ビンディーマサラ

「ビンディ」はヒンディー語でオクラのことです。
このオクラが主役のカレーは北インドではポピュラーな料理です。オクラとトマトと玉ねぎのグレイビーなカレー。ヘルシーなのにオクラの粘り感で食べ応えがあります。現地ではチャパティと一緒に食べますが、私はごはんと一緒に食べるのが好きです。

少し前になりますが、中谷美紀さんの「インド旅行記」にも、ビンディマサラがおいしくて食べ過ぎてしまう…というエピソードが書かれています。

スパイスの合わせ方によってオクラの旨味が変わるそうで、レストランではコックさんの腕前がわかるメニューなんだとか。ちなみに、私は家でも夏場のオクラが旬の時期には時々作りますが、細かいことを考えずS&Bのカレー粉とデルモンテのカットトマトを使って簡単に作ります。

3、チキンチェティナード

スパイスをたっぷり使ったリッチで濃厚な南インド料理です。
北インド料理のバターチキンに対抗する、南インド料理だとも言われています。
日本でも南インド料理は人気ですが、どちらかと言うとサラサラしたさっぱりした印象でしょうか。チェティナードとは南インドにある地域のことで、チェティナード料理は、ふんだんのスパイスと深く濃厚な味わいが特徴の料理です。
カシューナッツを使っているため、香ばしい風味とほんのり甘みもあり、複雑な味わいとなってやみつきになります。

「アーンドラ・ダイニング 銀座 」のチキンチェティナードが私のお気に入りです♪
たくさんのスパイスが絡んだ濃厚なチキンカレーといいましょうか、また食べに来たい！と思わせてくれる一品です。

ついつい美味しくて食べ過ぎてしまうインド料理。実は、結構な油(ギーというバター油)の量が使われていますので、少し時間が経つと一気にお腹が膨れます。もっと食べたい！と思っても腹八分目くらいに止めておくことをおすすめします。