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"No Goodbyes" - The Subways; さよならは言わないで【和訳】

久しぶりに、昔聴いていたイギリスのロックを聴いている。
The Subwaysザ・サブウェイズもその中のひとつ。
そんなわけで今回は、The Subwaysの「No Goodbyes」を訳してみる。

この曲は、2005年リリースのデビューアルバム『Young for Eternity』に収録されている。
以前の「Oh Yeah」の和訳記事でも書いたが、若さ迸るパワフルな作品だ。


2008年にリリースされた2ndアルバムは、サウンドも洗練されてきて垢ぬけた印象で、個人的にはこちらの方が好みではあったのだけど、当時好きだった男の子は「1stの粗削り感や青臭さこそがよかった。それがなくなったから2ndはちょっと残念」と語っていた。

当時はそうかなぁ、2ndの方がかっこいい曲多くてよくない?と思っていたけれど、大人になった今なら彼の言っていた1stの良さがわかる。確かに、この粗削り感こそが彼らの味だったのだ。

……って言うても彼、確か2歳くらいしか変わらなかったはずなのだけど。
耳の肥えた大人だったんだなぁ。ステキ。


この「No Goodbyes」もその中の1曲だ。ミドルテンポのシンプルなロックが心地よい。シンプルで荒削り。だけど奥深い。10代の彼らにしか出せない音と世界観だ。

歌詞も極めてシンプル。そしてちょっと切ない。大切な毎日を無駄にしたくないという言葉の中にはなんとなく「君」がいなくなりそうな予感が漂っていて、穏やかなメロディに不安で寂しい気持ちも見え隠れする。

この当時のビリー(G/Vo)とシャーロット(B)が恋人同士だったことを考えてもなかなか趣深い……結局別れちゃうし。


ベースのシャーロット、かわいくてかっこいい。めちゃめちゃ憧れてた。


No Goodbyes

I can see the light behind your eyes
Even in the summer shade outside
When every single day
Will never feel the same
A single minute can't be wasted

君の瞳の奥に光が見える
夏の日陰の中でさえも輝いている
一日だって同じ日はない
一分一秒だって無駄にはできない

I can see the colours of your mind
Time and time I get 'em left outside
When every single day
Will never feel the same
A single minute can't be wasted

君の心の色が見えるよ
会うたびに君の思いを引き出したいんだ
一日だって同じ日は来ない
一分一秒も無駄にはできない

Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes
Oh no

ねえ、言ってよ
さよならなんて言わないって
嫌だよ

When every single day
Will never feel the same
A single minute can't be wasted

一日だって同じ日はない
一分一秒だって無駄にはできない

Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes
Tell me, tell me there's no goodbyes

ねえ、言ってよ
さよならなんて言わないって
僕らに別れなんて来ないって
さよならなんて言わないって 言ってよ

©️The Subways, 2008






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