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Billy Talent

前回の記事でBilly Talentというバンドの曲を訳しました。
今回はそのBilly Talentについて書きたいと思います。


Billy Talentとは

Billy Talent (ビリー・タレント)はカナダ・オンタリオ州出身のパンクロックバンド。
カナダ本国ではアルバム出すたびにチャート1位の国民的バンドです。カナダ版グラミー賞とも言われるJuno Awardsを何度も受賞しています。
日本での知名度がイマイチなのが悲しい……

メンバーは前身バンドPezzの頃から不動。ベンイアンジョンアーロンの4人です。

  • Benjamin Cowalewicz / vocals

  • Ian D'sa / guitar, vocals

  • Jonathan Gallant / bass, vocals

  • Aaron Solowoniuk / drums
    Jordan Hastings / drums

海外のロックバンドってメンバー変動多いところが結構ありますが、ここはメンバーチェンジなし。仲がいいんですね!
2016年にドラムのアーロンが多発性硬化症の悪化で演奏活動を休止してからは、Alexisonfire(アレクシスオンファイア)のジョーダンがサポートでドラムを叩いています。
5thアルバム『Afraid of Heights』からはジョーダンも制作メンバーに名を連ねています。
その間もアーロンは撮影などのスタッフとしてバンド活動を継続。アーティスト写真にもしっかり収まっているのがファンとしては嬉しい!


Billy Talentの音楽

Billy Talentを知ったのは高校生の頃でした。これまた大好きなカナダのバンドSimple Planのメンバーが音楽雑誌に推薦文を書いていたのがきっかけです。(SP愛についてもそのうち書くと思います)

ジャンルとしてはパンクロック、エモ・スクリーモといったところでしょうか。Simple Planはポップパンクですが、そのSPよりもハード、ラウドなイメージです。

エモというだけあって歌詞は感情の乗ったものが多いです。中でも怒りや悲しみといったネガティブな感情。誰しもが持ちうる感情を代弁してくれる、そんな音楽です。(もちろん全部が全部ネガティブじゃないです!)

音楽性にはあまりブレがない気がしますが、初期は荒削りなパンクサウンドに感情を乗せてシャウトする楽曲が多かったです。
徐々にシャウトが減り、メロディアスな曲が増えてきました。
特徴的なギターリフも多く、耳に残ります。個人的にギタリストのイアンは素晴らしいリフメイカーだと思っています。

代表曲 "Red Flag" 


Billy Talentのライブの思い出

Billy Talentは2005年のサマーソニックで初来日。まだ田舎の高校生だったわたしは参戦叶わず。
それから次日本に来るのはいつになるかしらとずっと待っていたんですが、次に来てくれたのは11年後の「サマーソニック2016」でした。

地方民のわたしがサマソニに行こうとすると、2泊で10万円近くかかります。
オンシーズンなので飛行機もホテルも高いのです。
悩みに悩みましたが、大学時代の友人の「次いつ来るかわからないバンドなら、私だったらそのためだけでも行く」という一声に背中を押され、サマソニ行きを決めたのでした。

Twitterで日本版ファンアカウントを運営されている方がいらっしゃるのですが、その方の呼びかけで、当日は赤い旗(布)を振って歓迎の意を伝えようということになりました。
代表曲に『Red Flag』という曲があり、この曲をリリースして以降バンドのイメージカラーも赤なので。

わたしは折角なので、赤い布にバンドロゴと「Welcome Back」の文字をペイントしていきました。前日に思いついて慌てて作ったので、レタリングが雑で恥ずかしいんですが。

ちゃんと定規で線を引いたのはバンドロゴまで。
welcome back!が雑……

サマソニ当日は狙い通り、最前列を確保。割と余裕で最前取れちゃうあたり、やっぱ日本でメジャーじゃなのかなぁとちょっと寂しく思う。でも最前列は嬉しい。てか最高。
開演を待っている間もずーっとドキドキが止まりませんでした。
柵の外側に垂らした旗の「welcome back」の文字、メンバーに見えたらいいなぁとわくわく。

この近さでステージが見えて緊張max

そして始まったBilly Talentのライブ。
ずっとずっと待っていた大好きなバンドが、目の前にいる……言葉に表せないほどの感動でした。11年分の思いを爆発させて全力で歌い、叫び、頭を振って暴れてきました。 
ラスト2曲ぐらいは、もう終わってしまうかと思うと涙が出てきて、半分泣きながら頭振っていました。

予定より長く、11曲も演ってくれました。

Billy Talent終演後、彼らがパフォーマンスしたソニックステージの前で、Billy Talentのファンのみなさんで記念撮影。
ファンアカの方がこの写真をTweetしたら、イアンがいいねしてくれてたのが嬉しかったです。

11年の長い年月をずっと待ち続けていた仲間です。
わたしたちみんな、11年ぶりの来日をとても喜んでいることを彼らに伝えたくて、全身で楽しんできました。ここで盛り上げないと、次またいつ来てくれるかわからない……そんな思いもあり、みんなで結束して盛り上がってきました。
今思い出しても熱い気持ちが蘇ってくる、最高の時間だったと思います。


Billy Talentはかっこいいバンドだよ!!

ここまで、わたしが世界で2番目に好きなバンド「Billy Talent」と、そのライブの思い出について書いてきました。

カナダでは国を代表する国民的バンド、ヨーロッパの大型フェスでは軒並みヘッドライナーかサブ張れるほどの人気と実力を兼ね備え、最早ベテランの域なのですが、なぜか日本では人気が上がらない不思議。

でも!ライブ映像を見てもらえれば分かる通り、とーってもかっこよくて楽しいバンドなので。少しでも「Billy Talentいいじゃん!」と思ってくれる人が増えたら嬉しいです。


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