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【嘘日記】4/19日記 "旅行に行った時の話をしましょう〜1日目〜"

自粛ムードでお疲れのあなたのために、私が旅行にいった時の思い出を話そうと思います。

あれは3,4年くらい前になると思います。
友人と3人で長野の温泉地に行ったんです。

みんなで有給休暇合わせて取って、1泊2日で行ってきました。

寝坊したら嫌だねという事で前日から友人宅に泊まって、みんなで適当にペチャペチャ話しながら私たちは就寝しました。

そしたら次の日の朝、なんか体が重いなーって思って起きたら体の上に大量のカスタードクリームが乗ってたんですよね。たぶん風呂桶いっぱいくらいの量がありました。

「えっこんな量のカスタードクリームどこから??」

わたしはそう思ったんですよ。やっぱり友人達もそう思ったようで

「「えっこんな量のカスタードクリームどこから?」」って遠くから2人分の声が聞こえてきたんですよね。

あ、言い忘れてましたけど、友人宅広いんですよ。小学校の体育館くらいの広さがあるから、結構距離とって寝てたんですよね。だから遠くから大量のカスタードに驚く声が聞こえたんですよ。

まあでもとりあえず新幹線に乗り遅れたらヤバイなって事になりまして、みんなでシャワーで体についたカスタードクリーム落として、部屋の空調を5度に設定してカスタードクリームが腐らないようにして、出発したんです。

「いやーでもあんな量のカスタードクリーム、いったいどこから出てきたんだろうねー?」
って感じで、道中はその話題で持ちきりでした。

初日から思わぬハプニングに見舞われたんですが、まあトラブルが1番思い出になるっていうじゃないですか。今考えると良い思い出ですね。

とりあえず新幹線に乗りまして、現地に着いたんですよ。

とりあえず荷物を旅館に置いていこうやって話になりまして、駅前でタクシーを拾ったんですよ。

そしたら空車の表示だったのに助手席に人が1人乗ってるんですよね。

よく見たら助手席の人も制服着てるんですよ。運転手さんと同じやつ。
さらによく見ると助手席と運転席の間にニンテンドー64のコントローラーが置いてあるんです。

話を聞いてみると「助手席の人がスティックとZボタン、運転席の人がAボタン、Bボタン、Cボタン、Rボタンを押して運転する」との事でした。

なにニコニコの複数人ゲーム実況グループが単発でやる動画みたいな事やってるんだ、ふざけてるのか、こんなタクシー怖くて乗れないよ!

って思って降りようとしたら座席がニュルンッ!って滑ってうまく降りられないんですよ。

よく見たら後部座席はローションまみれだったんですよね。デュルンデュルンに滑るから全然うまく体が動かせなくなってたんです。

運転席と後部座席で別々の企画やったら企画の趣旨がボヤけてわけわかんなくなっちゃうだろ!どっちかにしろ!って思いましたね。

まあでも私たちも「ここで揉めてもしょうがないな」と思い、そのままそのタクシーで旅館に行ったんですよね。

運転は普通に上手でした。
運転手の2人はもうどちらともいい歳でしたので、そのスタイルに慣れちゃってたんでしょうね。見事なものでした。

旅館について部屋に通されました。
部屋からは旅館のよく手入れされた中庭も見えて、部屋も清潔感があってとてもいい感じでした。

お盆に乗ってたお菓子はやっぱりゴーフレットでした。なんで旅館の部屋に置いてあるお菓子って大体がゴーフレットなんですかね?

私たちはとりあえずまたタクシーに乗って駅前に戻りました。
その時のタクシーはEDMが大音量で流れてて、運転手もめちゃくちゃガタイが良くて、それはそれでインパクトがあるタクシーだったんですけど、行きに乗ったタクシーほどのインパクトはなかったので、みんなあまりそれには触れませんでした。

「ズン♪ズン♪」という四つ打ちの重低音を聴きながら私たちは駅前へ到着しました。

とりあえず駅前で見つけた昭和感あふれる喫茶店で今後の予定を立てました。私たちはもういい大人なので、ノープランでふらっと旅行にいっても全く問題がないのです。

調べると近くにそば打ち体験ができる施設があるらしい事がわかりました。

朝からまだなにも食べていなかった私たちは、ここでそばを打ってそれを昼飯としよう、と話がまとまりました。

そこそこ遠いところにあったのでレンタカーを借りて向かいました。

ナビの通りに進んで行くと「そば打ち体験」ののぼりが見えてきました。

私たちが中に入り受付を済ませると、VRゴーグルを3つ渡されました。

そう、そこは「VRそば打ち体験」ができる施設だったのです。私たちは公民館の貸し会議室みたいな雰囲気の部屋に通されて、3人でVRゴーグルを装着しました。

私たちはバーチャル世界でそば打ちを体験しました。VRそば打ちでは失敗はほとんどありませんでした。私たちはバーチャルの世界でそばを打ち、バーチャルの世界で自分で打ったそばを堪能しました。

私たちは駅に戻りました。

もう時間も14時くらいになっていて、私たちの空腹も限界が来ていました。

とりあえず喫煙所に行き、3人でこのあとどうするか?ということを話していると、友人のうちの1人が喫煙所にいたおじさんに「この辺にオススメの美味しいお店ないですかね?」って声をかけました。おじさんは、快く数件のお店を教えてくれました。

とりあえずおじさんのオススメのお店に行ってみようということになり、何軒か回ってみました。

ですが、何軒まわっても「ライスおかわり自由!」の家系ラーメンのお店ばかりでした。
喫煙所にいたおじさんは、親切なおじさんではなく、食いしん坊で親切なおじさんだったようです。

私たちはもう空腹でわけわかんなくなってたので、「とりあえずラーメン食っちゃおうよ!」って話になったんですよ。「とりあえず食ってから考えようよ!」って。

味濃いめ、固め、油多め、ノリ増量、ライス大盛り、ライスおかわり、ライスおかわり、ライスおかわり、ライスおかわり、ライスおかわり。

3人とも、完全にいつもの癖でお腹がパンッパンになるまで食べてしまいました。水すら飲むのがきついくらいの。

居酒屋で飲み食いって気分でもなくなってしまった私たちは旅館に戻り、旅館の売店で酒類を数本ずつ買って部屋で飲むことにしました。

部屋では「ひらがなポーカー」をやりました。
「ひらがなポーカー」は面白いんですけど、かなり運の要素が強くて、全然面白い言葉ができないこともあります。その日がそんな感じでした。
何度やっても「しせつ」「まんが」「ちず」「ほこり」みたいなくそみたいな面白くない単語ばかりしか生まれませんでした。

そのあと、スナックやらバーに行ってみようかって話になったのですが、1人がぐっすり寝てしまったので、残された私たちも適当に酒を飲んで寝てしまいました。

こうして、私たちの旅行1日目が終了しました。

〜2日目に続く〜

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