【保育園先生便利資料あり】"両親"or"一方の親"が外国人の子供は増えている?
日本に定住する外国人は300万人をこえました。それに伴い、両親が外国人の子供や、一方の親が外国人の子供も増えているのではないかと思い、調べてみました。
出生数の変化
結果は以下となりました。
一方の親が外国人の出生数(オレンジ)は横ばい、
両親が外国人の出生数(白線)は5年で1.4%→2.2%と増えていました。
(日本国内での出生数に対する割合です)
増えてくる課題
課題は幼稚園や保育園での先生とのコミュニケーションだと思います。仮に子供が日本語の理解が上がってきていても、連絡事項を理解して親に伝えることは5歳以下は年齢的に難しいです。また、子供は比較的早く言葉を覚えますが、保護者は環境によってはすぐに日本語になれることができないこともあります。
そこでぜひ、幼稚園や保育園の先生方にお勧めの冊子(PDFあり)があります。大阪ボランティア協会が作成しているガイドブックです。
『多文化子育て支援ガイドブック「日本語で伝えるコツ」』
↓からダウンロード可能です。
単に"やさしい日本語"の内容だけでなく、幼稚園・保育園で起きた事例や、言い換えの練習など、とても勉強になる内容です。
文化の違いで起きた揉めごとや、日本語の使い方のコツがあります。
また、よく幼稚園や保育園でよく配布される、「遠足のお知らせ」の書き換え例まで載っていて、とても実用的です。
さいごに
今日は幼稚園・保育園でのコミュニケーションに関する記事となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
保育園・幼稚園で働く先生向けの外国人に伝わる日本語(やさしい日本語)研修、異文化理解研修や外国人向けのメンター支援や日本語・日本文化・ビジネスマナー研修、いまさら聞けない企業向けLGBTQ+研修も行っております。
興味がございましたら、HPよりお問い合わせください。
各企業の業態や困りごとに合わせた研修を作成いたします。
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(おまけ)ハーフは差別的なことば?
ちなみに、以前は父母のどちらかが外国人の場合、『ハーフ』と呼ばれていましたが、その後、『ダブル』『ミックス』という言葉が使われるようになりました。ただ、呼び方は本人に決める権利があります。一方的に呼び方を決めずに、複数のアイデンティティを持った一人と捉えるようにしましょう。