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秋が立った

今日は二十四節気の「立秋」
七十二候の「涼風至る」。
「暑中」が「残暑」に変わるときだ。

体感的にはとてもそんな気になれないけれど、
文字で目にし、音で聴けば、
ほんの少しだけでも初秋に近づく思いがする。

チリチリ焼ける炎天下には
一歩たりとも日陰を出たくはないものだけど
子どもの頃はスコーンと抜けるような蒼空と
雲の峰に心躍り走り出す勢いがあった。
山も海もどこか郷愁を誘うのは
その思いが記憶の片隅にあるからだろう。

夏は非日常の時間が長い。
非日常は心を解放するから人に惹かれやすい。
その思いは遠い記憶の中に生き続ける。


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