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風の記憶、時の雫

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note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
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2020年12月の記事一覧

年渡しの日

いろいろとあった2020年もあと6時間半。 今日は大晦日。 例年は1年を振り返ると年名残りがあり、 はっきり言ってどこかで年惜しむ気持ちが残る。 しかし、今年に特にそれがない。 なぜか考えれば、やりきったという感覚ではなく、 思うほどできなかったという思いがとても強い。 年明けからCOVIDO-19感染の拡大に脅かされ、 それが1年の最後の日になっても収まるどころか、 第3波の猛威にさらされていることが大きい。 感染拡大防止の対策のために、 あまり人と会わなかった、いや会

2021年の在り方、行く先

今年1年はCOVID-19感染拡大防止のために ソーシャルディスタンスなるものを 取りなさいと言われるようになった。 自分と他人との間を両手を広げた距離は 近づけないというものだ。 もちろんこれは飛沫感染を避けるために有効な 間隔をあけるためであるが、 これによって副次的に何かが心理的に生まれた。 また、不要不急の外出自粛を求められるように なっても同じように何かが生まれたのだ。 それは、自分と他人との関係性を見つめ直すと いうことである。 人は制限されれば、それに反発する

お餅とお年玉のただならぬ関係

今日、餅をついた。 昨年は喪中だったので、餅つきはしなかった。 なので、2年ぶりになる。 毎年、我が家では12月29日頃に餅をつく。 これが正月準備の締めになるのかな。 ところで、なぜ正月に餅をいただくのか? それは歳神さまから「歳魂」を分けていただく その「歳魂」が「餅」なのだ。 これが「お年玉」の謂れで、正月に歳神さまから、 新年に授かる新しい魂を「歳魂」といい、 感謝しながら一つ歳を重ねたのである。 これが「数え年」。 今は年齢で数え年を使うことはほとんどないが、

年越しは身体を冷やすな

あと数日で年越しを迎えるから 気をつけたいことがある。 身体が冷えると運も冷えるという。 ん?と思うのが普通の感情というものだ。 つまり、こういうことらしい。 身体が冷えると、身体は縮こまる。 縮こまると閉じるから 良い運気も入り込まない。 温まれば身体も心も開き、 良い運気も迎え入れる準備ができる。 身体が冷えていれば、今持っている運気は 居心地が悪いのだ。 これからやってくる運気も閉じた身体には 入れず、通り過ぎていく。 そうすれば、身体も心も冷えていく。 天気予報

自分を信じる

自分を信じられない人は 誰も信じられない人なのだ。 誰も信じられなくても 自分だけは自分を信じようとするもの。 それができないのは、 そもそも自分がわかっていないか、 わかろうとしていない。 そもそも信じるための行動を 日頃から行っていないのだろう。 それでは人生を楽しめないどころか 前に進めないと思う。 自分を信じることは 何にも変えて最初にすべきことなのだ。 自分との対話を忘れては何もできない。 それができなければ、 他人を信じることなどできるはずがない。 もちろん大

まずはやってみる

何かをやると決めた時点から、 成功への1歩は始まっている。 やると決めたことがアドバンテージなのだ。 そこで出る答えが何であろうとも それはアドバンテージとして捉え、 次の1歩の糧にする。 なぜなら、その1歩は周りからでも見える。 見えることで、応援もしやすくなる。 考えているだけでは、周りには伝わらない。 見えないものは理解されない。 少し考えたら、まずは、やってみる。 そこからまた考えればいい。

答えを迷わない

何かをやろうとするとき、 何かを解決しようとするとき、 あれこれ考えて出す答え。 でも、後で迷うような答えならば、 沈思黙考の方がまだいい。 出した答えが一番いいと 思いやることが大事だ。 その上で成果が思わしくないなら、 改めて考えるがよし。 迷いながら進めるのは一番成果が出ない。 なぜなら、その答えを自分自身が 信じていないからだ。 答えを出したなら、 まずは迷わず取り組む。 そこから道は開けるというものだ。

クリスマスという発明

クリスマスは人間の生んだ 史上最高の発明ではないかと思う。 その起源はキリストの降誕祭であったことは 誰もが知るところではあるけれど、 クリスマスはその起源を超えて 世界中の愛と平和の祈りの日になってきた。 クリスチャンを超えて世界共通の祈りの日に なったように思える。 もちろん敬虔なクリスチャンからすれば クリスマスのお祭り的な賑わいは 違うのかもしれない。 でもこの日の祈りの原点は、どんな争いも 戦争もこの日には止めて、家族や大切な人を 思い、平和を願う1日として迎え

人は不完全で未熟

完璧な製品やシステムなどありません。 製品やシステムが高度になればなるほど、 完璧に近づけるための難度も高くなります。 そのことを念頭に置いておけば、 当たり散らしたり、イライラしたりも軽減します。 むしろ不完全さがあるから技術は進歩するわけです。 ただその不完全さが許容範囲を超える場合は要注意ですね。 使う側の安全性や安心感を守れないわけですから。 考えてみれば、人間なんてバグばかりじゃないですか。 完全無欠の人間なんていません。 不完全さや未熟さを抱えたまま大人になり

世界と存在と認識

人の生きている世界は驚くほど狭い。 世界は意外に広いという言い方もするが、 それは世界の中の存在の認識の仕方によるものだ。 日頃から見ている、あるいは感じている世界が どのようなものかで、その違いは生まれる。 つまり基準となる存在の大きさが規定されるわけだ。 日常の生活ではさほどその差は気にならない。 しかし、ものの見方、思想、考え方には 大きな影響を受けているものである。 子どもの頃から本を読み、空想を巡らしていた 経験を持っていた人と、自分が触れて 感じられる世界の

4年に1度の特別な日

今日(12月21日)は二十四節気の「冬至」。 それも今年は4年に1度の「冬至」なのです。 冬至はご周知のとおり、1年で1番日が短くなる日。 例年だと12月22日になるのですが、 4年に一度は12月21日になる。今年がそうなのです。 つまり、うるう年の年です。 2月29日があったために1日ずれるんですね。 明日からは日が少しずつ長くなることから 「運気が変わる節目」とも言われます。 これを「一陽来復(いちようらいふく)」といい、 明日から運気が上昇することを意味します。

手紙とLINE

手紙にのせて気持ちを伝えるあの時間は とても貴重な、そして大切なものです。 あの時間が心を鍛えてくれたし、 大人に成長させてくれたのではないか。 それと返事が来るまでの時間も大切。 必ず返事がくるとは限らないから、 待つことの意味も考えてしまいます。 それは、待ち合わせをする時間にも 合い通じる部分があります。 約束するところから始まって、 待ち合わせ場所の確認、 交通機関を調べること、 当日の待ち合わせ時間…。 そして、待つまでの間に胸に去来する思い。 スマホ時代になる

対話

風が運んだ声を耳にして 海辺にきた 海が運んだ声を耳にして 波と対話する 明日は悲観より希望の方が多い 耳の奥から 頭に声が響いてくる 心がつられて 響きをふくらませる

沈む秋が託するもの

秋が地面に沈んで  落ち葉が羽布団のように 覆いかぶさるとき 冬は空から降りてくる 羽布団より軽い重みに 首をすくめるひとたちが 背を丸めて足早に家路につく 色づいた落ち葉は 地面で朽ちていき やがては土に還り 土は栄養をたくわえていく 季節は循環するいのち 眠りに入る冬に 豊潤な土壌になっていく その上で降りてきた空は 風をたずさえて きつくあたるけれど ひともじっくりと いのちを温め合う