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お餅とお年玉のただならぬ関係

今日、餅をついた。
昨年は喪中だったので、餅つきはしなかった。
なので、2年ぶりになる。
毎年、我が家では12月29日頃に餅をつく。
これが正月準備の締めになるのかな。

ところで、なぜ正月に餅をいただくのか?

それは歳神さまから「歳魂」を分けていただく
その「歳魂」が「餅」なのだ。
これが「お年玉」の謂れで、正月に歳神さまから、
新年に授かる新しい魂を「歳魂」といい、
感謝しながら一つ歳を重ねたのである。

これが「数え年」。
今は年齢で数え年を使うことはほとんどないが、
昔の人は正月にお雑煮を食べながら
「数えでいくつになったの?」と新年を祝った。
そんな記憶のある人もいるだろう。

その意味で丸餅を雑煮としていただくのは
お年玉(歳魂)をいただくことだったのだ。
お年玉はポチ袋に入ったお小遣いではなかった。
だから正月に雑煮を食べることはお年玉を
いただくことと同義なのだ。

お小遣い(お金)は本来いらないのですよ。
お年玉の意味を教えることの方が大事なのです。
お雑煮は歳神さまの御魂が宿る丸餅を分ける
「御魂分け」のありがたい料理だということは
知って伝えていきたいものだ。


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