見出し画像

勝手に鉄道検定:35問目

ご覧いただきまして、ありがとうございます!

【問35】国立競技場へのアクセスが便利で、2020年の東京オリンピック開催に合わせて中央・総武緩行線のホームを増設した駅はどこか?

1. 代々木駅
2. 千駄ヶ谷駅
3. 飯田橋駅
4. 御茶ノ水駅

2020年7月24日は、東京オリンピックの開会式の予定日でした。
新型コロナウイルスの影響で、残念ながら延期となりました。
これに関連して、国立競技場に関する問題にしてみました。

国立競技場を始めとして都心部の中央線沿線に詳しくない方の助けになれば良いなと思い、この問題を作成しました。

明日7/25(土)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel

問35の解答・解説は、「勝手に鉄道検定:36問目」の記事にて行います。

「勝手に鉄道検定」の企画に関する説明、やり始めた動機などについては、こちらの記事をご覧ください。


以下、問34の解答・解説です。

正解は、「4. 仙人台信号場」です。


箱根登山鉄道は、「出山信号場」「大平台駅」「上大平台信号場」の3箇所でスイッチバックを行います。

以下、箱根登山鉄道と箱根の観光について説明します。


・箱根登山鉄道

箱根登山鉄道線は、小田原駅強羅駅を結ぶ路線です。
小田原駅箱根湯本駅の区間は、小田急線の車両で運行されます。
同区間には、新宿駅北千住駅から発着する小田急線の特急ロマンスカーも直通します。

登山鉄道としての色が濃いのは、箱根湯本駅強羅駅の区間です。
この区間は2019年の台風19号の被害により運休していましたが、2020年7月23日に復旧することができました。

箱根登山鉄道線は、勾配が激しい山岳地帯を走り抜けます。
再急勾配は、80‰(80パーミル)にもなります。

80‰は、1km(1000m)進むと高低差が80m変わる勾配を表します。
現在は確認していませんが、過去に箱根登山鉄道線内に乗った時は車内アナウンスにて「1000分の80」と案内していました。


山岳地帯を走り抜ける工夫として、スイッチバックがあります。
スイッチバックは、列車が方向転換を行うことその設備のことです。
ジグザグに線路を敷設することで線路の勾配がなるべく急にならないようにする目的があります。

自転車で坂道を登るときに蛇行しながら走ることや、日光にあるいろは坂をイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。
直進すると勾配は急になりますが、蛇行すれば距離こそは伸びますが勾配はなだらかになります。

画像1

箱根登山鉄道線でスイッチバックを行うのは、「出山信号場」「大平台駅」「上大平台信号場」の3箇所です。
スイッチバックを行う地点では、運転士と車掌が入れ替わります。
是非、この光景も見てみてください。

仙人台信号場は、列車の行き違いを行うために設置された信号場です。
仙人台信号場をはじめとして、箱根登山鉄道線沿線はアジサイが綺麗です。
6月頃には多くのアジサイが咲きますので、是非チェックしてみてください。


・箱根の観光

やはり、箱根と言えば温泉が欠かせないです。
箱根の温泉には、箱根湯本温泉、小涌谷(こわきだに)温泉、宮ノ下温泉、強羅温泉など色々な温泉があります。
箱根登山鉄道に乗って、色々な温泉を巡るのも楽しいと思います。

箱根には、箱根登山鉄道以外にケーブルカーロープウェイ箱根海賊船といった様々な乗り物があります。

ロープウェイの中間地点には、大涌谷(おおわくだに)があります。
大涌谷で作られる「黒ちゃんたまご」は、1つ食べれば寿命が7年伸びるとも伝えられます。
晴れていれば、大涌谷からは富士山が綺麗に見えます。

ロープウェイを使うと、芦ノ湖の桃源台港に辿り着きます。
芦ノ湖では、箱根海賊船が航行されています。
最新型の「クイーン芦ノ湖」は、数々の鉄道車両などのデザインを担当する水戸岡鋭治氏によるデザインです。

箱根海賊船を利用すると、箱根町港元箱根港へアクセスできます。
箱根駅伝ミュージアム箱根関所は、箱根町港を、箱根神社へは元箱根港をご利用ください。

桃源台港からバスでもアクセスできる「箱根ガラスの森美術館」はおススメです。
晴れてる日は、特に綺麗に見えます。
箱根に来たもののどこを巡ろうか迷ってる方には、是非とも行ってみてほしいスポットです。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします!

勝手に鉄道検定やコラム、エッセイなどが面白いと感じていただけた方は、サポートしていただけると大変嬉しいです! サポートいただいたお金は、旅行や書籍購入のための資金とさせていただきます。