自社の商品がお手軽でもなく、即効性もないと感じておられる方へ
ある講座で「売れるコンテンツ」の3大要素ということを学びました。
その3大要素とは
お手軽・簡単
即効性がある
お金や結果の保証がある
です。
「なるほど、その通りだなぁ」と思いつつ、自社のコンテンツを振り返ってみると
お手軽・簡単ではない
即効性がない
お金や結果の保証がない
ということに改めて気づかされました。
弊社のコンテンツの場合、
・本人を突き動かす原動力である「心意気」の言語化に3ヵ月かけて取り組む
・「心意気」をベースにマーケティングやマネジメントに活かすことで、会社の経営改革を進めていくため、必ずしもすぐに成果につながる訳ではない
・返金保証はつけていないし、結果についても「これをやれば必ず売上が2倍になります」とコミットできるものではない
という特徴があります。
このため、売れない要素が満載です(笑)。
けれども、少なからずクライアントさんが弊社のコンテンツを実践されて、業績をアップされています。そういう意味では、クライアントさんにはいくら感謝しても、感謝しきれないくらいです。
そして、先日拙著「『心意気』から始める経営改革のススメ」を読んでいただいただいたクライアントさんから、次のようなご感想をいただきました。
少なくとも、クライアントさんには我々がお伝えしたかった真意のところがしっかりと伝わっているのが分かって、時間をかけて本を執筆した甲斐があったと改めて感じています。
多くの人に自社の商品を買ってもらうには、前述の3大要素は欠かせません。これは私もいろいろなコンサルタントの先生から学んだことですが、皆さん異口同音に
お手軽・簡単
即効性
お金や結果の保証がある
ことが大切だとおっしゃいます。
このため、売る側の立場としては、どのような見せ方をすれば、見込み客の人が
「これは自分でもできそうだ」
「これならすぐに成果につながりそうだ」
「これなら投資したお金もすぐに回収できるかもしれない」
と感じるかを真剣に考える必要があります。
ただ、賢明な経営者であれば、既にお気づきの通り、お手軽で簡単なものはすぐにマネされるし、本質的なものはそれほどお手軽でも簡単なものでもありません。
また、即効性があって、一時的に売上が上がっても、それが長く続かないと、会社の成長には結びつきません。
そして、提供する側がいくら返金保証や結果の保証をつけたとしても、利用する側が努力を怠れば、望むような結果は得られません。
つまり、前述の3大要素は事実ではありますが、一方で、現実の中では、不都合な真実があるということも、経験豊富な経営者の方は頭では理解しています。
しがたって、情報弱者の人向けに巧みなセールストークで自社コンテンツを売りつけるケースは論外としても、一定レベル以上の経営者に自社のコンテンツの価値を理解してもらうには、単純に「簡単、早い、安心」という要素を見せるだけでは足りません。
マーケティングの話を聞いていると、時には「お客様は何も分かっていない」という前提で組み立てられた施策ではないかと感じることがあります。もちろん、情報格差の問題や経験の有無によって「この人は分かっていないなぁ」と思うことがあるかもしれません。
しかしながら、少なくとも弊社のクライアントさんに限っていえば、皆さんそれぞれに真剣に考えた上で、有難いことに、けっして簡単とは言えない弊社のコンテンツをご利用いただいている訳です。
つまり、「お客様は何も分かっていない」ということはなく、「分かるお客様はちゃんと分かっている」ということ。
したがって、売る側としては「どのようなお客様を対象として自分の仕事をしたいのか」、そして、「そのお客様には自分の仕事を通してどうなって欲しいのか」をまずハッキリさせる必要があります。
自社の売上をいくらにしたいのかは、その次の段階の話。「売上10億円を目指します」「将来はIPOします」というのは、お客様にとっては「そんなこと知らんがな!」です。
私も起業して以来、いろいろなセミナーに参加したり、講座に通ったりしてきました。だからこそ言えるのですが、その知識やノウハウは、学んだ人が自分なりに消化して、実践してこそ、初めて価値が生まれるものです。
そして、「この先生はすごいなぁ」と思う方に共通するのは、知識やノウハウの内容そのものよりも、「どうやったらお客様が行動するのか」というクライアントサクセスにより重点を置いていることです。
特に本質的に大事なことはシンプルではありますが、お手軽でもないし、実践し続けるのはそれほど簡単なことでもありません。
また、本質的に大事なことはすぐに成果が出る人もいれば、時間が経ってから成果につながる人もいます。
そして、本質的に大事なことは、継続してやり続けてこそ、初めて結果が保証されることです。
当たり前のことを、ばかになって、ちゃんとやる。
この「ばかになって」というのは素直に受け入れてという意味で、なまじ頭の良い人ほど、「そんなことは分かっている」とか「それは不可能だ」と考えて、「ちゃんとやらない」ことが多いのです。
それゆえ、優秀な先生は、この「当たり前のことを、ばかになって、ちゃんとやる」にはどうすれば良いかをいろいろと研究して、様々な仕掛けを実践されています。
そして、前述の「3大要素」に話を戻すと、仮に自社のコンテンツがなかなかその要素に該当しないと感じたとしても、「このお客様には絶対にウチのコンテンツを使って成功してほしい」という思いがあれば、その見せ方や伝え方も自ずと変わってくるというのが、今私自身が強く感じていることです。
少なくとも、先日お話をお聞きした先生からは、その熱意がオンラインでも伝わってきました。
すべての人が自社の商品に興味を持ってくれる訳ではありません。また、仮に興味を持ってくれた人であっても、いろいろな要因で、その人たちが100%成果を出すとは限らないという事実があります。
それでも、自社の商品は必ず誰かの役に立つと信じて、日々の仕事と向き合えるかどうか。
突き詰めていくと、最後は経営者の心意気にかかっているのかもしれません。
なお、弊社のコンテンツの中で比較的分かりやすいと言われているのが、「プレスリリースを書いて商品をPRする」というものです。
「プレスリリースを書く」という仕事を通して、自社の商品をより客観的に深掘りすることができます。PR作戦会議(無料)を随時開催しておりますので、今後力を入れていきたい新商品のある方は、ぜひ一度お話をお聞かせください。
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