手紙旅日記【北海道】 #7 野付半島と野生の王国
2024年9月3日(火)27.2℃(根室 21.7℃)(MCJ025)
メジャーではないけれど知る人ぞ知る地元の人おすすめ観光スポットに行きたいとサオリさんにお願いしたら、野付半島に連れてきてくれた。野付半島ってどこ? 地図で確認する。
立ち枯れたトドマツが海水の浸食と潮風によって朽ち、荒涼とした景色が広がるトドワラという現象がある。
尾岱沼郵便局の風景印をもらったとき、トドワラの話を局員さんから聞いた。これから見にいくと話すと、トドワラは以前よりだいぶ減ってしまい、もうほとんど見られないとおっしゃった。実際に行ってみると”以前”の姿を知らない私にはまだ十分に見応えがあるように感じたが、これは地元の人にとっては”ほとんど見られなくなってしまった”状態なのだ。今回かなり久しぶりに野付半島まで来たというサオリさんも「自然のものだから朽ちるよね。ずーっと有るわけじゃないんだね」としみじみ。いつか本当に全部なくなってしまうのかもしれない。見られた私はラッキーだったのかも。その姿を目に焼き付けた。
今回の旅の間にぜひとも野生のツルを間近に見たいという望みがあった。サオリさんの話を聞いていると野生動物に偶然会うのは日常茶飯事で珍しくもなんともないらしい。シカは道路によく飛び出してくるし、きっとツルにも会えるよと話してくれていたので期待が高まった。
しかし、見たいときに限って現れてくれないのが野生動物だ。会えても遠い。望遠鏡がほしい。つがいのツルも見かけたが残念ながら写真は撮れず。もうちょっと近い場所で見られたらなぁ。
ちなみに野付半島は水鳥たちの楽園のようだった。実はツルと思しき鳥が写っている写真があるのだが、拡大するほどボケてしまうので確認とれず。3日目にもツルを見るチャンスはあるというので期待しよう。
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