見出し画像

2兆円超成長市場CCaaS開発(外線発信完成) - クラウドPBX開発編-No.035

今回やること

PBXからのコールが外線設備に届き、外線設備にて再生した音声がPBXまで疎通する状態が作れましたので、今回は外線設備にPhoneを繋いで人と人との通話が成立する状態を作ります。

全記事共通ご挨拶

こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。

ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。

ハンズオン形式で提供し、実践の度にシステムが完成していくディアゴスティーニ型です。記事の内容に対する質問や講義のご依頼等ありましたらお気軽に以下よりDM、コメント等頂けますと幸いです。コピー開発して欲しいSaaSサービスのリクエストもお寄せ下さい。

500円の記事は、TwitterとLINEから欲しい記事タイトルと送信先メールアドレスを添えてメッセージを頂ければnoteのプレゼント機能を用いて無料でプレゼント致します。

情報配信も行って参りますので、是非フォロー、お友達登録ください。

Twitter - 素敵なSaaSをコピー開発する遊び - Toshimi Kawata(川田敏巳)

LINE - 素敵なSaaSをコピー開発する遊び

LINE - 素敵なSaaSをコピー開発する遊び

「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!

このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。

  1. sip.confというファイルを使用している記事

  2. MacroやDial()のMオプションを使用している記事

  3. 録音にMonitor()を用いている記事

いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。

前回のおさらい

前回の記事はこちらです。

前回は、外線設備から自分が誰なのかを明示して発信を開始するCaller IDというものを学び、その後、宛先番号も外線設備にきちんとリレーする実装を行いました。

これにより、外線設備で再生した音声がPBXにも疎通し、手元のZoiperまで音声が届くという状態まで行いました。

この時点で「外線」は成立しましたが、最後に外線設備を通じて自動音声ではない「人」と通話できる状態まで完成させましょう。

繋げるパスの確認

現在繋がっているパスは以下の通りです。

そして最終的に辿りつきたいのは以下のような状態です。

最終的にはPBX Server 02にRegisterしているZoiper 201と通話できる状態としますから、足りないENDPOINTはあと一つだけですね。

PBX Server 02内にZoiper 201がRegisterするためのENDPOINT 201を作成しましょう。

ここから先は

7,689字 / 3画像

¥ 50,000

当記事がお役に立てましたらサポート頂けますと嬉しいです!様々なSaaSコピー開発をハンズオン形式+ソースで公開しております。開発コストを最小に抑え、起業家や事業家の方々の夢の実現を低コスト化する為力を尽くして参ります。頂いたサポートはコピー開発と執筆資金として使用させて頂きます。