神々座す絶景・・「熊野の海」③-coolなkumano3-
「熊野とは①~⑥」で熊野が熊野にあることや聖地となった理由を紹介しました。「coolなkumano」では、自然崇拝の聖地であるとびっきりの自然、かっこいい熊野、私だけが知る熊野・・を紹介します。
熊野の海
今、熊野で最もダイナミックで熊野の起源となる大地の営みを感じられるのが海の風景。すさみから田辺は西側が海。このラインの夕陽は格別です。熊野古道大辺路が海に沿っています。
熊野の海③ すさみ~白浜~田辺
絶景が続きます。この地域は、度肝を抜く大地の造形が存在。西に海があるので夕陽が映えます。
■すさみ
すさみの海岸は枯木灘海岸といわれてますが、岩礁が多くダイナミックです。南紀熊野ジオパークのフラッグシップとも言えるフェニックス褶曲がその代表。絶景カフェで有名な恋人岬や綺麗なビーチは人気です。神さまをお祀りする島や半島があります。
すさみの海岸線に沿う国道42号線は、近畿自動車道紀勢線の開通により交通量が少なくサイクリングには絶好の道です。絶景を観ながら海のすぐそばを走ることができます。WAKAYAMA800(全ルートをくまなく走り創設しました)の中でもおすすめのルート。
サイクルトレインを使えば楽しさ倍増まちがいなし!
■白浜
白浜はご存知のとおり日本を代表するリゾート。絶景も三段壁、千畳敷、白良浜、円月島などの有名どころ以外にも絶景多数。
白浜といえば、白浜温泉にある絶景がよく知られていますが、椿温泉~旧の海岸美は圧巻です。椿温泉、日置川温泉の泉質も抜群。
円月島の夕陽は、国内外の観光客(カップルが多い)が群がります。
トップの写真にあるように円月島の穴に夕陽が沈むところを撮影。即インスタ笑
■田辺
田辺はこれから熊野の山々に入っていくところなので、古道や王子など歴史資産に注目されがちですが、田辺の海も「和歌山のウユニ塩湖」といわれる天神崎や元嶋神社の海上鳥居など格別の絶景があり人々を集めています。
天神崎はナショナルトラスト運動の先駆けで知られるようになりましたが、今は和歌山の「ウユニ塩湖」といわれるほど、綺麗なリフレクションが出現します。その絶景をみるために多くの人が訪れています。時間と場所によるのでこれを参考に!
熊野とは①で紹介したように熊野は自然信仰が起源です。熊野の海は、今もなおその起源となったダイナミックでクールな自然があります。
熊野の海を観るだけで、熊野に憧れたいにしえの人々の思いがわかるような気がします。
この絶景が永久にここにあることを願ってやみません。
次号は、熊野とは④の「道」の中でも紹介しましたが特に熊野古道らしい熊野古道雲取越(大雲取越、小雲取越)を特集します。海から山です。(「coolなkumano」の記事は気まぐれ、まったくランダムです。笑)
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