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〔2〕”お局ババァと面談するストレス”を軽減するコミュニケーション術

 [お局ババァ]という言葉は、
多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。
 
この言葉は、
特定の年齢や性別に限らず、
職場での影響力や存在感が強い人を指すことが多いです。
※ですので、
今回はババァに限定せずにジジィにも通用するノウハウです。
 
[お局ババァ]の影響力は計り知れません。
 
経営者をはじめ、
組織のナンバー2や右腕と呼ばれる
COO(最高執行責任者)や
管理職が対応しなければいけない人物の中で
もっとも厄介な部類かもしれません。

 
経験年数が長いという理由だけで
現場で威張り散らし、
新入社員に対して圧力をかけるなど、
[お局ババァ]が引き起こすトラブルは様々で
多くのCOOが直面する難題となっています。
 
※大体の場合、社長は逃げますからねー
こういう時は…笑
結局、現場の愚痴は
COOに集まってしまうというオチですよね!

 
 
[お局ババァ]は
時に会社の進化にブレーキをかける存在です!

 
そうはいっても、
今すぐにクビにする訳にもいかないない…
 
[お局ババァ]との適切なコミュニケーションする→
職場の雰囲気を一新し、生産性の向上に直結します!
 
そこで今回は[お局ババァ]との
関係を平和にするために
必要なコミュニケーション術をお伝えしていきます。

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このnoteブログ「COOエクスペリエンス」では、
現役のCOO であり、
COOの育成〜教育研修をしている
実際の経験に基づいた内容になっています。
 
厄介なマネジメント問題に立ち向かうための
活きた現場の知恵や戦術を、
お伝えしているので、
フォローして頂けたら嬉しいです。
=========
 
あなたのマネジメント業が
より効果的なものに変わる一助となれば幸いです。


シナリオ1: 新しい取り組みを提案する時のコミュニケーション術

【新しい取り組みを否定してくる[お局ババァ]の巻き込み方】


新しい取り組みを組織に伝える際に
必ずといって否定的な意見を言ってくる
のが
[お局ババァ]ですが…
尊重することを怠ってはいけません。
 
煙たい存在だからといって、
対応を後回しにしがちですが、
放置してしまうと、
後々、面倒なことになるのは明白です!

 
あえて、
尊重する姿勢を見せておいた方が
物事は円滑に進みます。

 
実は、これを意識するだけで、
[お局ババァ]が頭ごなしに
否定してこなくなる場合もあります。
 
ウザい存在とはいえ、
長年にわたり培ってきた知識と経験は
それなりにあります。
 
新しいプロジェクトを提案する際は、
まず[お局ババァ]のこれまでの貢献を讃えましょう。
 
※たとえ、
讃える部分が一つも無かったとしても、
それなりの言葉で一旦は褒めておきましょう。

 
新プロジェクトを進めるにあたって、
あなたの力が必要です!
という姿勢を見せるのがポイントです。
 
例えば、
『あなたの経験と意見が新しい取り組みにおいて
必要だから今回も◯◯さんの力を貸して下さい。』
 
という感じで
[お局ババァ]の自尊心を満たす工程を
必ずトーク中に組み込みましょう。
 
蔑ろにせずに
新しい取り組みへの参加を促すだけで、
余計な攻撃を未然に防ぐことが出来ます!

【対話のポイントと具体的な言葉遣いの例】


[お局ババァ]との対話では、
いかに重要な存在かを
わざとらしい程に伝えることがポイントです。
※あなたの会社にとってお局ババァが
本当に重要な存在では無いというのは百も承知です笑

 
たとえば、
『現在、新しい取り組みを考えています。
◯◯さんのような経験豊かな視点でフォローしてほしいから
また、力を貸して下さいね。』
 
みたいな対話と言葉遣いを
心がけてみて下さい。
 
新しい取り組みは
あなたを排除する為の取り組みじゃないよ!

というのをわかってもらうだけで、
会議が平和に進んでいきます。
 
これを最初に伝えない人があまりにも多い!

伝えないせいで、
お局ババァの心の中は、

「新しいツールを導入したら、
私がいらなくなるかも。止めなければ!」
 
「新しく優秀な人材が入ってきたら私の居場所がなくなってしまう。
新人イジメをして辞めさせなければ!」
 
「新しい勤務体系になったら、
私が実は何もしていないのがバレてしまう…」
 
という不安の感情が爆発して、
必死に反対意見を訴えてくるのです。

 
だからこそ、
最初からしっかりと伝えることを怠らず
対応しておくことで、
あなたの精神と体力を守ることが出来ます。

シナリオ2: 面談や会議等でフィードバックをもらう時


現場からのフィードバックは欲しいもの。
フィードバックを活かしていくのも、
COOの大事な仕事です!
 
とはいっても、
『真面目に頑張っている社員のフィードバックをもらう為に
面談を設定するのは良いけど、
[お局ババア]と面談するのはストレスだからイヤだ!
どうせ文句ばっかりで役にたつフィードバックなんてないよ!』

と思いますよね。
 
こっちの都合も知らずに
ワガママで自分の都合だけで、
好き勝手なことを言ってきますからねー
奴らは…

 
で・す・が
先ほどもお伝えしましたが、
蔑ろにすると余計に面倒な事になっていくのが
[お局ババァ]の恐ろしい特徴
なのです。
 
だからこそ、
[お局ババァ]の知見を尊重する姿勢と、
フィードバックを活かしているフリは
しておいた方が無難なのです!
 
[お局ババァ]の知見が、
今の時代に使えるかどうかはさておき、
それなりに社歴があるからお局化したわけなので、
過去の経験からそれなりの知識を持っているのは
間違いありません。
 
稀に[お局ババァ]の経験が
業務改善の強力な推進力になることもありますし、
蔑ろにしたらどうせ面倒だし、
とりあえず話を聞く時は
「何か役にたつネタがあるかも?」という
前向きな気持ちで接した方が健全です。

シナリオ3: 働き方改革・勤務時間や休暇に関する交渉


リモートワークを取り入れたり、
新しい端末/ツールを導入したり、
水曜日休みを取り入れるなどの、
勤務形態・休暇制度等の見直しは、
働き方改革の核となったりしますよね。
 
これらの変更は、職場の柔軟性を高め、
社員の満足度を向上させるために欠かせないという
企業も少なくありません。
 
ところが、
社員のためを思って見直しても、
[お局ババァ]は闇雲に否定してきますよね…


これも根本的な考え方は同じで、
見直しする事がプラスになると感じてもらえるように
配慮しながら伝える必要があります。
 
たとえば、
『私たちはチームの皆さんがより柔軟に働けるよう、
自由度を高める新制度を考えています。
これにより、
皆さんのライフスタイルに合わせた仕事の進め方が可能になります。』
 
みたいな伝え方です。

この時に、
具体的なシフト例や休暇取得のケーススタディを示すことで、
相手の利点を強調しましょう。
 
あくまでも、
会社都合の新制度ではなく、
『あなた達のタメだよ!』というのを
強く伝えなければなりません。

 
中でも勤務時間や休暇に関する変更は、
[お局ババァ]にとってはセンシティブな問題です。
 
これまでの慣習が心地良いものであり、
変更に不安を感じる性質があります。
とにかく変化を恐れる人種とも言えます。
 
鬱陶しいと思うかもしれませんが、
このような不安を解消しないといけません。
 
その為には、
変更がもたらす具体的なメリットと
日常業務にどのようにプラスに
作用するかを丁寧に説明してあげましょう。
 
とにかく会社が行う変更点に対して
懐疑的になっているのが厄介なだけで、
自分にとって都合の良い話だとわかったら
積極的に乗っかってくるのが[お局ババァ]の特徴です。

 
その点を忘れずに、
交渉時には、
オープンな姿勢で[お局ババァ]の意見にも相槌をいれながら、
対話を通じて理解と信頼を築きあげていきましょう。
 
『私たちの目標は、
皆さんがプライベートと仕事の両方で充実した時間を
過ごせるようにすることです。
この変更によって、働きやすさも向上します。』
 
といったように、
心から配慮を示したのにも関わらず、
それでも反抗してくるのであれば、
それはもうお局の領域を超えて、
会社の癌となる存在なので、
どうやったら辞めてもらえるのか?を
会議の議題にすべき危機的状況かもしれません。

心理学的アプローチ〜追加テクニック


職場でのコミュニケーションを円滑にしようとすると、
単に情報を交換するだけでは足りません。
 
特に[お局ババァ]を味方にする目的ならば、
戦略的思考が必須になるでしょう。
 
そこでいくつかのテクニックを簡単に紹介しておきます。

【アクティブリスニング】


『どうせまた文句や愚痴を言ってくるんだろう。
テキトーに受け流そうー』
 
という姿勢ではダメです。
 
アクティブリスニングは基本中の基本なので、
意識してみましょう。
 
相手の言葉をただ聞くのではなく、
その内容を理解し、共感を示しながら
適切に反応する方法です。
 
[お局ババァ]の主張の中には、
長年の経験からくる深い洞察が含まれていることがあります。
 
彼女が話している間は、
目を見て頷きながら聞くことを
演技でもいいので意識してみて下さい。
 
話が終わったら
『非常に興味深い視点ですね。
それに基づいた具体的な改善案を考えて教えて下さい。』
 
と応答することで、
意見を重視していることを伝えます。
 
加えて
ただ文句を言わせるのではなく、
相手に対応策を考えさせるのがコツになります。
 

【ポジティブリインフォースメント】


これは、
肯定的なフィードバックを通じて
望ましい行動を促進する方法です。
 
たとえば、
ごく稀だとは思いますが、
[お局ババァ]が効率的な改善案や役にたつ提案をしてきた時に、

『以前にもこんなに素晴らしい改善提案をいただき助かりました。
今回もチームにとって価値ある提案をありがとうございます。』
 
と感謝の言葉をなげかけます。
 
やりすぎると調子にのって、
「私のおかげで会社が良くなった」と流布しだすので
バランスは必要ですが、
定期的にポジティブリインフォースメントをしておくと、
毒抜きになるので暴走を予防する効果があります。
 
心理学的アプローチとしても、
人は自分の価値観や信念が反映されると
特に耳を傾ける傾向があるので活用してみて下さい。
 

まとめ


[お局ババァ]との関係は、
職場のコミュニケーションにおいて避けては通れない課題です。
 
しかし、適切に対処出来れば、
[お局ババァ]の経験と影響力を
職場のプラスに転じさせることは可能です。
 
今回、紹介したコミュニケーション術は、
[お局ババァ]だけでなく、
あらゆるベテラン社員との円滑な関係構築に役立つ
はずです。
 
新しい提案をする際や業務改善のフィードバックを求める場面では、
相手の意見を真摯に受け止める姿勢を見せることが重要です。
 
アクティブリスニングを心掛け、
時にはポジティブリインフォースメントを用いて
相手の貢献を認めることで、
現場に新たな風を吹き込むことができます。
 
働き方改革や勤務時間の交渉においても、
変更に対して安心感を持てるように配慮して、
明確なメリットを提示することが大切です。
 
最終的に、
[お局ババァ]との対話は、
職場のムードを左右し、
組織の生産性を高めるカギとなります。
 
[お局ババァ]には、みんなとの協働を促し、
[お局ババァ]の知識と経験を尊重することで、
職場はより豊かで活力のあるものに変わっていくでしょう。
 
今日のnoteが、
あなたの職場でのコミュニケーションの改善、
特に[お局ババァ]との関係改善に役立つ一助となれば幸いです。

みんなの為に人柱になってあげて下さい。
職場の平和のために〜犠牲になるのがCOO /ナンバー2の役目です笑

『そうは言っても仲良くなんて出来ない!』
『本格的に、お局ババァを倒したい!』
『心労が限界だ…』
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「最近、どうも社員にナメられている気がする…」

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