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なぜ、おっさんはゴルフをするの?

最近どうしても頭から離れないものがあります。

そう。「ゴルフ」という悪魔的な娯楽です。

ちょうど1年前の夏にゴルフというものに初めて触れたわけですが、これがどうしようもなく面白い。

小生は今年30歳の独身おっさんなのですが、29歳という、少し遅めの段階でゴルフを始めました。

徐々にハマっていき、この悪魔に取り憑かれ、抜け出すことができません。
自分事ながら、非常に不思議に思ったので、考察してみることにしました。

ゴルフの魅力を考察すると、ビジネスで意識すべきコトが見えてきます。
これがまた興味深い。

1年間の経験から、私がゴルフという娯楽をどのように捉えているかを赤裸々に語ります。

トランプ大統領も安倍首相もゴルフ大好き

僕はずっと不思議だったのですよ。

どんなに偉くなっても、どんなにお金があっても、どんなに名声を得ても、ゴルフだけは楽しむんですよね。

さらに社会的ステータスが上がれば上がるほどゴルフ熱は高まっている気がしています。

かの有名な、ホリエモンさんもゴルフに熱狂していますね。

ゴルフには何かある。

なぜ、私のような30歳独身おっさんでも、人生を謳歌している人々でもゴルフに取り憑かれてしまうのか、謎を探ってみましょう。

ここでは、
・そもそもゴルフが持つ魅力
・社会状況の変化
に分けて考察していきたいと思います。

まずは「そもそもゴルフが持つ魅力」からいきましょう。

兎にも角にも難しすぎる

実際にやってみれば、分かると思いますが、ゴルフっていうのは、本当に難しいんですよ。

全然思う通りにできない。納得のいくゴルフなんて「ない」とか言われてます。

まず、この「難しすぎる」っていうのが、おっさんに刺さるんだと思うんです。

歳を重ねると、経験則で、ある程度の物事の結論が予想できるようになります。

そして、なんとなく、目的が達成できてしまうようになるんです。

刺激が減ってくるのですよ。人間は刺激がないと飽きるので「できないこと」を求め始めます。

ゴルフでは打った球が本当に予想もしない方向に飛んでいきます。

経験則でどうにかしようとしても、どうしようもない。

これがたまらんのです。

ここから得られるビジネスの視点としては、仕事でも「どうなるか予想できないこと」に挑戦し続けていれば飽きないし、どんどんハマっていくということです。

なんとなくで、できてしまう仕事ばかりをこなして過ごしていませんか?

ゴルフと一緒です。結果が予想もつかない仕事に取り組んで見ましょう。

楽しいビジネスライフになること間違いなしです。

他責にできない。すべて自分の責任。

この魅力もまた感慨深いです。

ゴルフの球というのは、止まっています。
そう。止まっているのです。

ダルビッシュが投げた球を打てなかったとしても、それは仕方ないですよね。

なぜなら相手がすごいから。

言い訳ができるわけです。

でも、ゴルフは球が止まっているので、失敗しても言い訳できません。
それはすべて自分の責任なのです。

会社という組織にいると、責任の所在が曖昧になります。
成功や失敗が、誰の責任かフワッとしている環境にうんざりしている大人が多いのです。

だから責任が「自分」にしか向かないゴルフに魅力を感じるのでしょう。

ビジネス視点で見れば、責任の所在が曖昧な環境からは早く脱したほうがいいと言うことです。

ゴルフ好きなおっさんは、責任がはっきりしている環境が性に合っているわけですから。

テクノロジーからの逃避したい人が増えてきている

ここからは「社会状況の変化」から、ゴルフが楽しいと感じる理由を論じてみようと思います。

下の記事にもまとまっていますが、ゴルフ人口はやっぱり年配の方が多いのです。ただし、注目すべきは若者も「ゴルフ意向割合」が高いことです。

https://golf-gmac.jp/wp-content/uploads/2016/08/GMAC_kouensiryou.pdf

これはなかなか興味深い。

若者はなんでゴルフがやりたいと思い始めているのでしょうか?

最近、ヒロシキャンプなどから火がついた「キャンプ人気」。

これと同じ心理でゴルフ欲が高まっているのではないかと私は思うのです。

人間は、あまりにも極端な状態に陥ると、その逆の環境を求め、バランスを取ろうとします。

昨今、スマホが普及し、AIなどの最新テクノロジーに囲まれ、かなり機械依存というか自然的な生活から離れているように思います。

なので、自然を求める欲求が強まっているのではないかと思うのです。

おっさんに差し掛かった私も、自然と触れ合って、人間としてのバランスを取りたいという欲求からゴルフに打ち込んでいる気がしています。

ビジネス観点で見れば、極端に社会が偏った状態に陥っている際には、その逆のサービスが流行る可能性が高いということです。

この目線で社会を眺めると、良質なインプットが得られるのではないでしょうか。

社会にお金が余っている

ゴルフは貴族の遊び。よくそう言われます。

ゴルフセットを買うのにも数万円。
1ラウンド回るのにも、1万円。
さらに、交通費やら、洋服代やら、備品費やらもかかります。

確かに、ゴルフはお金がかかりますね。

でも、この「お金がかかる」というのも、ゴルフの魅力のひとつではないか。と最近思い始めました。

最近は、生きていくだけであれば、そこまでお金がかからない時代になっています。

どんな人でも、サービスをリリースできる社会になってきたからこそ、お得なサービスしか生き残れないですし、贅沢を求めなければ食事も非常に安価に済ませられる時代です。

さらに最近では、やりたいことがない若者が増えてきていると言われています。

この2つの事象が掛け合わさって、お金が使えない若者が増えてきている気がしています。

ゴルフは、やってみると非常に満足感が高い娯楽です。
贅沢の限りを尽くせます。広い自然を独り占めでき、美味しい食事、お酒、お風呂、きれいなロッカー。

こんなに満足感の高いお金の使い方はなかなか見つからない。

だからこそ、お金がかかるゴルフは魅力的なのです。

もう勘の良い方ならお気づきかと思います。

このことをビジネス的に考えれば、お金が非常にかかるサービスでも、満足感の高いお金の費消方法を生み出せば流行る。ということです。

要は、コスパです。
コスパは一見かかるコストを下げることに視点を置きがちですが、そのモノ自体の満足度を高めるという発想があるというのも、ぜひ覚えておいてください。

まだまだあるよ。ゴルフならではの魅力。

ゴルフならではの魅力ってまだまだあります。

・おっさんは、話のネタを探している
そもそも、大人になると共通の話題って減ってくるのです。
だから、ゴルフという共通の話題があるだけで、友達が増えるのです。

・めちゃくちゃ楽しんだとしてもまだ昼
これもいい。大体おっさんは家庭持ちが多いので、1日中遊ぶと家族からの目線が非常に気になります。
でも朝3時に起きて、6時から開始して、11時には帰る。少し寝坊したのと同じくらいの時間です。家族からの印象も、そこまで悪くなく、後ろめたさがありません。

・その後の反省会が醍醐味
もし家族に説明がつくのなら、ゴルフの後の反省会程、楽しい飲み会はないのです。今日の遊びというホットな共通の話題で乾杯できる。これが夏なら最高。みなさんゴルフやって、夏の汗を温泉で流して、乾杯しましょう。
こんな幸せなことはありません。

最後に

最終章は、ただただ、ゴルフをオススメする感じなってしまいました。すみません。

でも、改めて、ゴルフで感じた楽しさや気付きを、普段の生活に投影するだけで、だいぶ日常生活が豊かなものになると思いませんか?

ここまで読んでくれた方。ゴルフやってみたくなりましたか?

一緒にゴルフを回れる友達が増えることを祈って、考察を終わりたいと思います。

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