解法のMethod

数学では、問題を解けたときの高揚感が、次への挑戦の源泉となります。そのための「解法」は…

解法のMethod

数学では、問題を解けたときの高揚感が、次への挑戦の源泉となります。そのための「解法」は、公式や例題など、様々なアプローチの中から選択し、統合していきます。解法へのアプローチを「Method」として、解説していきすので、高校数学を「Method」で克服していきましょう。

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高校の数学は、とても難しいですよね。何とか、わかりやすくならないかと、このnoteを始めました。長い道のりになりますが、分野ごとに、シリーズ化して、解説していきます。 学校で教わる授業ではわからない。もっと、日常の言葉で教えて欲しい。そんな声に応えます。 各回に有料コンテンツがありますが、会員は追加費用なし!ぜひ、コスパ抜群の会員登録をお願いします。

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【二項定理】 〈1〉  n乗の展開

今回のシリーズでは、【二項定理】について解説します。 (a+b)^n を展開するのですが、まずn乗なので分かりにくい!さらに、確率で習う C が突然出てくる! これも戸惑う要因ですね。 では、端的に、わかりやすく、解説していきましょう。 まずは、展開 についてです。 〈降べきの順〉 「つまずき」の発生源かも? 高校に入学して、最初の授業で習うかもしれませんね。 文字の数に着目して、文字数の大きい順に並べていこう! という話なのですが、展開などの計算の答えとしては、どう

    • 【微積分】 〈4〉 接線(外から引く)

       数学の歴史上、「三角比」「図形の性質」などは紀元前から使われていま すが、「微積分」は、比較的最近の技法のようです。たいへんスマートで、体系的に確立されており、代数と幾何の一対一対応の美しさを味わうことのできる分野です。  【微積分】〈2〉 では、接点が与えられ、そこで接する接線を求めました。  今回は、曲線の外部の点から接線を引いてみましょう。 [Method] 曲線の外部の点からの接線 接線は、どんな場合も「接点をおく」ところから始めよう。  接点を、(a ,

      • 【微積分】 〈3〉 接線(共有点)

         数学の歴史上、「三角比」「図形の性質」などは紀元前から使われていま すが、「微積分」は、比較的最近の技法のようです。たいへんスマートで、体系的に確立されており、代数と幾何の一対一対応の美しさを味わうことのできる分野です。 [Method] 曲線上の点(接点)からの接線  【微積分】〈2〉 では、接点が与えられ、そこで接する接線を求めました。 接線と曲線の共有点について考えてみましょう。 接している接点は、もちろん共有点ですよね。2次関数では、接点以外の交点はありません

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          【群数列】 〈3〉 何群の何項目?

          このシリーズでは、【群数列】について解説します。 数列の要素が複数混在する「群数列」。ほんと、難しいですよね。苦手というより、あきらめに近い人も多いんじゃないかな。  丁寧にスモールステップで解説して、「このMethodさえ覚えていれば大丈夫!」という領域まで到達します。模試等でよく出題されるので、何とか克服して、「群数列と仲良く」しましょう。 「群数列」の典型的な問題 教室は、一列に6人とか、5人とか並んでいますよね。ある席に座った時、その教室で、窓側の前から順に数えて

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          【公式集】 〈1〉 数列の和

          今回のシリーズは、特別編【公式集】です。 「公式集」はよくありますが、必要より多すぎたり、足りなかったり、、、 ニーズにピッタリの、「ほどよい公式集」をめざします! 実は、公式にも [Method] があって、、、、、 [Method]  数列の和 ① 「n-1バージョン」を覚えておくと超絶便利!  (階差数列、漸化式などで多用) ② 見方を変えて覚えておくと、応用可能! [Method] シグマ:Σ と仲良くなろう! ① 「意味がわかること」……実はシグマ記号は効率

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          【漸化式】 〈14型〉 連立漸化式

          このシリーズでは、【数列・漸化式】について解説します。 (いよいよ最後です。よく頑張ってついてきてくれましたね。) 全部で14の型がありますが、それぞれ独自の解法があります。どこを見て型を区別するのか。どうやって「1型から4型」に帰着させるのか。 「漸化式を解く」プロフェッショナルを目指しましょう。 [Method] 〈14型〉 連立漸化式 ・a[n]、b[n] が微妙に絡み合った連立関係式が特徴です。 ・解法は2つ。  「加減法」が解き易いけど、誘導がないと効率が悪い

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          【漸化式】 〈13型〉 隣接3項

          このシリーズでは、【数列・漸化式】について解説します。 全部で14の型がありますが、それぞれ独自の解法があります。どこを見て型を区別するのか。どうやって「1型から4型」に帰着させるのか。 「漸化式を解く」プロフェッショナルを目指しましょう。 [Method] 〈13型〉 隣接3項 ・a[n]、a[n+1]、a[n+2] の連続する3項の関係式が特徴です。 ・a[n-1]、a[n]、a[n+1] の関係式など、バリエーションがあります。 ・2次方程式の形をした特性方程式を

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          【漸化式】 〈12型〉 分子/分母にa[n]

          このシリーズでは、【数列・漸化式】について解説します。 全部で14の型がありますが、それぞれ独自の解法があります。どこを見て型を区別するのか。どうやって「1型から4型」に帰着させるのか。 「漸化式を解く」プロフェッショナルを目指しましょう。 [Method] 〈12型〉 最難関!  ・分母にも分子にも a[n] が含まれる複雑な分数の形が特徴です。 ・多くの場合、b[n]の置き方が与えられて、それを利用していきます。 ・最後はやはり1型から4型のどれかに帰着します。 ・

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          【漸化式】 〈11型〉 対数をとる

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          【微積分】 〈2〉 接線(基本)

           数学の歴史上、「三角比」「図形の性質」などは紀元前から使われていま すが、「微積分」は、比較的最近の技法のようです。たいへんスマートで、体系的に確立されており、代数と幾何の一対一対応の美しさを味わうことのできる分野です。 [Method] 接線の方程式(微分係数=接線の傾き)  微分係数が接線の傾きであることから、直線の方程式を求めるMethodを 用いて、  この式は、大学入試問題に必ず出題されると断定できるほど、必須の立式です。さらに、この式でできた接線を用いて、

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          【微積分】 〈1〉 微分の定義

           数学の歴史上、「三角比」「図形の性質」などは紀元前から使われていま すが、「微積分」は、比較的最近の技法のようです。たいへんスマートで、体系的に確立されており、代数と幾何の一対一対応の美しさを味わうことのできる分野です。 [Method] 微分係数の定義  微分係数:x=a における接線の傾き x=a、x=a+h の間の増加量について 変化の割合=(xの増加量)/(yの増加量) を考えます。  変化の割合を見る両端の「差」hを 極限的に小さくして2点を近づけていくと、

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          【ベクトル】 〈5〉 減法がMethod

           ベクトルは、小学校からずっと習ってきた「数」とは、ちょっと異なる量です。方向が加わっているのが理由ですが、そのおかげで「図形」にも応用しやすく大変便利な道具です。  「数」+「図形」、つまり、長さや成分のような数量=代数的な意味合いと、方向を持った矢印=幾何的な意味合いが含まれているのがベクトルです。「方程式」の解説でも述べましたが、数学の面白さ、美しさを味わうことのできる分野ですので、順に、整理していきましょう。 [Method] 減法を最大限活用  「減法」をうまく使

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          【ベクトル】 〈4〉 内分点の定石問題

           ベクトルは、小学校からずっと習ってきた「数」とは、ちょっと異なる量です。方向が加わっているのが理由ですが、そのおかげで「図形」にも応用しやすく大変便利な道具です。  「数」+「図形」、つまり、長さや成分のような数量=代数的な意味合いと、方向を持った矢印=幾何的な意味合いが含まれているのがベクトルです。「方程式」の解説でも述べましたが、数学の面白さ、美しさを味わうことのできる分野ですので、順に、整理していきましょう。 〈例題1〉  この形は、内分点に式に持っていく定石を用

          【ベクトル】 〈4〉 内分点の定石問題

          【ベクトル】 〈3〉 内分点・外分点

           ベクトルは、小学校からずっと習ってきた「数」とは、ちょっと異なる「量」です。方向が加わっているのが理由ですが、そのおかげで「図形」にも応用しやすく大変便利な道具です。  「数」+「図形」、つまり、長さや成分のような数量=代数的な意味合いと、方向を持った矢印=幾何的な意味合いが含まれているのがベクトルです。「方程式」の解説でも述べましたが、数学の面白さ、美しさを味わうことのできる分野ですので、順に、整理していきましょう。 [Method] 内分点の公式 ① 図形と方程式、

          【ベクトル】 〈3〉 内分点・外分点

          【ベクトル】 〈2〉 基本となるベクトル

           ベクトルは、小学校からずっと習ってきた「数」とは、ちょっと異なる量です。方向が加わっているのが理由ですが、そのおかげで「図形」にも応用しやすく大変便利な道具です。  「数」+「図形」、つまり、長さや成分のような数量=代数的な意味合いと、方向を持った矢印=幾何的な意味合いが含まれているのがベクトルです。「方程式」の解説でも述べましたが、数学の面白さ、美しさを味わうことのできる分野ですので、順に、整理していきましょう。 [Method] 「基本となるベクトル」からの解法 ①

          【ベクトル】 〈2〉 基本となるベクトル

          【ベクトル】 〈1〉 ベクトルの種類

           ベクトルは、小学校からずっと習ってきた「数」とは、ちょっと異なる 「量」です。方向が加わっているのが理由ですが、そのおかげで「図形」にも応用しやすく大変便利な道具です。  「数」+「図形」、つまり、長さや成分のような数量=代数的な意味合いと、方向を持った矢印=幾何的な意味合いが含まれているのがベクトルです。「方程式」の解説でも述べましたが、数学の面白さ、美しさを味わうことのできる分野ですので、順に、整理していきましょう。 [Method] ベクトルの表現 ① 長さ+向き

          【ベクトル】 〈1〉 ベクトルの種類

          【方程式】 〈8〉 関数の方程式

          数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。しかし、実は、違う意味合いの3種類が混在しているのです!  最後は、関数を求める!という方程式です。つまり、答えは、f(x)= となる問題ですね。  数学的には微分方程式が王道ですが、高校数学では、「積分を含む関数」が唯一かもしれません。きちんと整理・解説して、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達しましょう。 答えが、関数  関数の中に関数がある?  関数を求

          【方程式】 〈8〉 関数の方程式

          【方程式】 〈7〉 ベクトル方程式

           数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。どう違うのでしょうか? 同じなのでしょうか? 実は、意味合いの違う3種類が混在しているのです!  前半は、初歩とも言える「1⃣ 解く方程式」について解説しました。中盤は、高校数学でも難解な、でも、よく出題される「2⃣ 図形を表す方程式」の分野について、きちんと整理・解説していきますので、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達していきましょう。 「方程式」は3種類

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          【方程式】 〈6〉 円の方程式

           数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。どう違うのでしょうか? 同じなのでしょうか? 実は、意味合いの違う3種類が混在しているのです!  前半は、初歩とも言える「1⃣ 解く方程式」について解説しました。中盤は、高校数学でも難解な、でも、よく出題される「2⃣ 図形を表す方程式」の分野について、きちんと整理・解説していきますので、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達していきましょう。 「方程式」は3種類

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          【方程式】 〈5〉 直線の方程式

           数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。どう違うのでしょうか? 同じなのでしょうか? 実は、意味合いの違う3種類が混在しているのです!  前半は、初歩とも言える「1⃣ 解く方程式」について解説しました。中盤は、高校数学でも難解な、でも、よく出題される「2⃣ 図形を表す方程式」の分野について、きちんと整理・解説していきますので、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達していきましょう。 「方程式」は3種類

          【方程式】 〈5〉 直線の方程式

          【方程式】 〈4〉 4次方程式

          数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。しかし、実は、違う意味合いの3種類が混在しているのです!  高校数学のレベルで、きちんと整理・解説していきますので、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達していきましょう。 「方程式」は3種類 高校数学の範囲で学習する上程式は、大きく分けて3種類あります。  1⃣ 未知数を求める=解く(2次方程式、3次方程式など)  2⃣ 図形を表す(直線の方程式、円の方程式、

          【方程式】 〈4〉 4次方程式