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”得意”と”苦手”どちらを伸ばすべきか?

1.苦い思い出から学んだこと

自身の社会人経験を振り返ると苦い思い出がいくつか蘇ってきます。反射的に嫌な汗が出てしまうイベントの一つに「パフォーマンス評価」という全くモチベーションの上がらないものが存在します。

特に、~30代前半頃までは、ただただ上位者からトップダウンで足元で出来ていないこと(売上・利益等の数字、施策遂行度合い…)に対して詰められ、「これは一体何のためにやっているんだろう?」「誰が得をするんだろう?」と感じることが多々ありました。誰もが一度は経験したことのあるアレです。「パフォーマンス評価」をする上位者から出来ていないことをあれやこれやと探られて、シバかれ、マウントを取られる…アレです。

一般的には、通期、半期単位くらいのスパンで所属組織の上司やパフォーマンスマネジャーと言われる上位者と面談し、「自身の出来ている点と出来ていない点の棚卸しをし、次に向けてのアクションプランを明確にする」という前向きな機会(?)として、(程度の差はあるかもしれませんが)どこの組織・個人もやっている(?)と思います。

2.筋トレと同じで意識することがポイント

自身の活動を振り返る際に、「自身の得意分野(良い面)」と「自身の苦手分野(悪い面)」のどちらにフォーカスしたほうが良いのかというと、私個人の経験上の話をしますが、前者の「自身の得意分野(良い面)」を“いかに引き上げていくか”、“更に昇華していくか”に的を絞って話をした方が被評価者だけでなく評価者も建設的で前向きな話が出来ます。

“何となく”上手くいっている“得意分野”のことに対して、“何となく”ではなく“強く意識”して伸ばすことで、他者に絶対に負けない圧倒的なモノに仕上げる努力を積む方が個人にとっても組織にとっても良い結果をもたらします。筋トレと同じ原理です。

一方で、「自身の苦手分野(悪い面)」をいかに改善・向上していくか、どのように克服していくか、という評価面談は、苦手分野を上位者からぐりぐりとイジられて、その場を乗り切るために取り繕って出来もしないことをコミットしてしまう無駄な時間…全く意味がないとは言いませんが、効果的ではありませんし、その場しのぎで考えてコミットさせられた実効性があるのかないのか分からない解決策に取り組むのは非常にもったいないです。

3.苦手分野は足を引っ張らない程度に

苦手分野に目をつぶるわけではないですが、苦手分野を得意分野にするのが非現実的なのであれば、自身の日々の活動の“足を引っ張らない程度に改善する”くらいの取り組みでよいのではないでしょうか。

苦手分野でどうしてもライバルと勝負をしなければならないのなら仕方がないですが、苦手分野をいい意味で割り切ることも必要で、得意分野で勝負する方が中長期的には幸せな結果が待っています。

4.自身の市場価値、報酬を上げるには

これは経験上の話なので、正しく伝わるかどうかわかりませんが、得意領分野を更に昇華させる努力を積んだ方が5年後、10年後に自身の市場価値も報酬も高くなる可能性が高いです。これ本当です。得意分野を無意識のままにしているのは相当もったいないです。得意分野こそ、意識して更に上に上に引き上げることが大事なのです。

結局は、冒頭の「ドラゴン桜(著:三田紀房)」の桜木建二のコトバの通り、「要は、やるか、やらないか、それだけの違い」なわけですが、やるなら、上を目指せる(得意分野)ところで勝負した方が結果は出るというお話でした。

それでは、各自、自身のできていること=得意分野が何なのか書き出してみて、得意分野を更に引き上げるための前向きな取り組みをやっていきましょう!

◆ドラゴン桜からの学び

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