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普通の私も続けることでなんとか形になった

私は美容師としてそんなに上手じゃないし、

それをカバーする飽くなき探求心が足りているとも思わない。


つまり、

本当に、

普通なのである。



他の美容師と比べてみると、

自分の仕事は、

若干、親切めかな、とは思う。


相手の居心地を悪くしないように、

少しは気の利く方かな、とも思う。


もっと若い頃は、

自分はカリスマ美容師だと思っていた。


カリスマなんて、

名乗ったものがちなところがある。


自己満足に陶酔して、

気持ちの良い時期を何年間か過ごさせてもらった。


そんなナルシシズムにわざわざ付き合ってくれていたお客様がいたのだから

ほんとに頭が下がる。




それからも

ただなんとなくやり続けて、

気が付けば

割といい年齢になっていて、


美容師を始めてから20年以上たった今では、

「歳を重ねているというだけで

安心してくれる人がいる」

ということに

依存してやっているようなところがある。


要点が見えなくなってきたが、

何が言いたいかというと、

継続ってすごいってこと。


崇高な思いも、

とびぬけた才能もなくても、

ちゃんとご飯を食べてこれている。


しかも、

職人の世界で。


ひょっとしたらこれは、

文章を書くことにもつながるかもしれない。


コロナをきっかけに書き始めた人は

私を含めて多いかもしれない。


その中で、

もうすでに書くことをやめてしまった人もいるかもしれない。


偉そうなことを言っている私だって、

いつどんなきっかけで、

「やーめた」なんて言い出すかもしれない。


でもとりあえず今のところは続けている。


成長したかどうかは自分では全く分からないが、

もし、

美容師のように20年以上続けることが出来たら、

ひょっとして何か新たな境地を見られる日が来るかもしれない。





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