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世界と一体のとき、分離しているとき

本当に親しい間柄の友人と一緒にいるとき、

ときどき不思議な感覚になることがある。


どっちが自分で、

どっちが相手か分からなくなるのだ。

自分と相手の境界線がなくなり、

さらには、

自分の内側と外側の境界線まで

なくなるような感覚。


今、目の前に存在しているもの全てが

一体化したように感じる。


「自分」「相手」という概念さえなくなったような。


そういう時は

とても心地よく、恐れがなく、平和な気持ちになる。


一方、

自分と相手のあいだには

分厚い壁があり、

相手に対して異物感を感じることもある。

相手と自分は完全に分離されていて、

相手のことが、

到底理解できない敵のように感じるのだ。


そういう時は、

自分を取り囲む世界全部に違和感があり、

非常に息苦しく、不安に満ち、恐怖で体が固くなる。


このように、

世界と自分が一体の時と、分離している時とがある。

後者は、

自分が、

相手が言った言葉や取った行動を見て、

今起きている出来事と

過去の経験とをすり合わせて

歪んで捉えている時に起こりやすい。


もし自分が、

ラジオの局を合わせるように、

自分の心もチューニングできるようになれば、

自分の気分のムードも、

割と平和に保つことができるようになる。

そのためには、

まず自分が持っている先入観を見つめ直し、

手放す作業が不可欠だ。


世界はいつでも、

自分次第なのだから。

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