ローン先の若手を世話する新職に抜擢、シュヴァルツ氏「選手たちを応援し、寄り添っていけるのを楽しみに」
—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)
ダニー・シュヴァルツ氏は、FCバイエルンのユースチームの監督を務めて9年になる。直近では、アマチュアチームのコーチ陣の一員として活躍していたが、チームがレギオナルリーガ・バイエルン地区(4部相当)に降格したことから、この46歳のサッカーコーチは、新たなエキサイティングな仕事に取り組むことになった。今後、シュヴァルツ氏は、他のクラブに期限付き移籍で貸し出しているタレントたちの面倒を集中的に見ていくことになるのだ。また、これまで期限付き移籍していた選手たちをFCバイエルンのトレーニングに復帰させる際、シュヴァルツ氏は彼らをサポートする役目も担う。
「セカンドチームの3人体制のコーチ陣は、3部リーグを想定していた」。キャンパスの責任者、ヨッヘン・ザウアー氏は、シュヴァルツ氏が新職の最有力候補として真っ先に挙がった理由を次のように語る。「最近、ダニーはチームの降格後、新たなチャレンジに前向きである旨を伝えてくれていたので、ローン選手サポートコーチの役職に誰が適任かを考えた際、すぐに彼のことを思い浮かべたよ。」
ダニー・シュヴァルツ氏に、新たなポジションについて話を伺った。
シュヴァルツ氏のインタビュー
ダニーさん、あなたはキャンパスで新たなポストに就くことになりますね。具体的には、どのような仕事をされるのでしょうか?
FCバイエルンは、昨シーズンと同様に、今シーズンも何人かの選手を他のクラブに貸し出す予定だ。現在は、アドリアン・ファインがフュルトへ、ルーカス・マイがヴェルダー・ブレーメンへ、サープリート・シンがヤーン・レーゲンスブルクへ、ロマン・ライネルトがSSV ウルムへと、すでに4人の選手がいる。今後、さらに多くのプレイヤーがそこに加わる可能性も十分ありうるのだ。FCバイエルンは、こうした選手たちにベストな方法で付き添い、世話をするだけでなく、移籍先のクラブと常に交流を持つために、サポートコーチのような存在を置きたいと考えていた。今後は、アドリやほかの選手たちのもとを定期的に訪問し、トレーニングや試合を観戦するだけでなく、それぞれのチームの監督とも密な関わりを持っていきたいと考えている。私たちは、こうした選手たちの成長を常に把握しておきたいのだ。
今回の異動は、どのように実現したものですか?
マルティン・デミチェリス、ステファン・バック、そして私の、アマチュアチームのコーチ陣は、実は3部リーグを想定して組まれたものだった。レギオナルリーガ・バイエルン地区での新シーズンに向け、これまでチームの準備を進める中で、新たなチャレンジがしたいという気持ちが私の中で大きくなっていったんだ。ヨッヘン・ザウアーとホルガー・ザイツは、私に「ローン中のタレントたちの面倒を見てくれないか」と声をかけてくれた。このポジションなら、長年のユース部門での経験を完璧に活かせるはずだと思ったよ。
新たな仕事での目標は何ですか?
私自身も彼らを指揮していたことがあるので、こうした選手たちのことはよく知っている。だからこそ、私はそれぞれ個別のアプローチをしているよ。そして、これからも彼らを応援し、彼らの歩む道のりに寄り添っていけることをとても楽しみにしている。
▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/07/campus-danny-schwarz-uebernimmt-betreuung-der-leihspieler
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