【読書メモ】超高速暗記術~資格試験に忙しくても一発合格!
オンライン資格試験サービスを運営する鬼頭政人氏が、試験合格する暗記のコツを超高速暗記術として纏めた一冊。
単なる知識の詰め込みではなく、暗記の前に知識の枠組みを作る、過去問から手をつけるなど効率的な勉強法も伝授している。
【おススメの読者】
資格取得を目指して勉強しているが、勉強法に悩んでいる方
しっかり覚えたつもりだが、使いたいシーンですぐに思い出せない方
限りある時間の中で、効率的に勉強するやり方・方法を知りたい方
【本書の概要】
2018年に出版された250ページ程度の書籍です。
試験に受かる人は…、落ちる人は…という比較で説明する流れで、3日ほどで読める内容です。
著者の鬼頭政人氏は、「開成中学・高校→東京大学→司法試験」という国内最難関といわれる試験に一発合格してきた方です。現在は、オンライン学習サービス「資格スクエア」を運営されています。
【本書の「なるほど!」ポイント】
自分への備忘録として、本書を要約しています(原文ママではありません。興味がある方は購入をお勧めします)
<試験合格の心構え・鉄則>
「誰も解けない問題を解ける」ことよりも、「みんなが解ける問題を確実に落とさない」ことが重要
試験勉強を始める人がまずやるべきは「過去問」。答えを見ながら解いても構わない。それは「問われている知識の深さ・広さを知るため」だからである
試験に落ちる人は、出る可能性のある知識を何から何まで覚えようとします。試験に受かる人は、覚える知識と覚えないでいい知識の取捨選択ができます
最初に必要なのは理解です。基礎的な薄いテキストを選び、わかる/わからないは別として、とりあえず最初から最後まで通しで読んでしまいます
理解の枠組みだけが簡潔に解説してある薄っぺらいテキストで理解の枠組みを作ってから、知識を入れていく(暗記していく)
受かる人は「インプット:1、アウトプット:3」、落ちる人は「インプット:3、アウトプット:1」
相手にわかりやすく伝えようと頭の中で一生懸命”揉む”ことで、ごちゃごちゃだった知識がうまく整理されます
<暗記の大原則>
暗記に取り組んだ翌日に、7割も覚えていたら上出来。試験勉強をこじらせる人に限って、覚えられなかった3割を気にして「自分は駄目だ」と挫折する
暗記とは「覚えて→忘れて→思い出す」の繰り返し。忘れたところで思い出すのがミソで、覚えた翌日に復習する
受かる人は「まず覚える量を減らす」。試験に落ちる人は暗記が苦手なのに「知識の断捨離」をせず、あれもこれも頭に詰めこもうとして悶絶する
受かる人は「毎日200個覚えて、180個忘れる」、落ちる人は「毎日20個ずつ確実に覚えていく」。ざっくり覚えるを繰り返すほうが、1日に覚えられる量も加速度的に増えていく
受かる人は「暗記を習慣にしている」。行動が習慣になるまでは数週間かかるため、その間は何があっても中断してはいけない
受かる人は「テキストからノートに書きだす(むやみにテキストに線を引かない)」、落ちる人は「テキストにマーカーで線を引きまくる」。すでに覚えてしまったのものは、目立っている意味がない
受かる人は「1日20分×3回で覚える」、落ちる人は「1日1時間×1回で覚える」
受かる人は「ナガレとカタマリで覚える」、落ちる人は「頭からまるっと覚える」
受かる人は「声に出して読み上げる」、落ちる人は「目ヂカラで記憶に刻む」。インプットは音読するが、アウトプットはパッと出てこない知識だけを音読すれば十分
【終わりに 】
中小企業診断士の受験生時代に読んで「なるほど」と何度も考えさせられた本です。
勉強とは「わからないことがわかるようになること」ですが、強く意識しないと「わかっていること」を何度も勉強するハメになってしまいます。その方が精神的に楽ですし、勉強した気持ちにもなります。
ただ、それでは知識は増えていきません。私はそれに気づいてからは「テキストにマーカーを引くのを極力抑え、ポストイットを貼る」ようになりました。そして、ポストイットの部分を何度もチェックすると同時に、覚えていないところは音読することで、知識が増えていったことを実感しました。
今後、新しい分野を勉強するときは以下を実践しようと思います。
本記事では、鬼頭政人氏の【超高速暗記術~資格試験に忙しくても一発合格!】を取り上げました。
このnoteでは、若手ビジネスマンのスキルアップに関する情報を定期的に発信していきます。
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