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コンポスト好きが高じて、デジタルなコンポストを作り始めた話。

ごあいさつと自己紹介

こんにちは。ほとんどの人は、初めまして。
私は、コンポスト開発をしている、はまやと言います。
noteに投稿するのも、とても久しぶり。
なので、自己紹介を兼ねて、コンポスト開発のお話ししたいと思います。

皆さんは、コンポストをご存知でしょうか?
コンポストは、微生物の力を借りて生ごみを堆肥にするものです。
英語ではコンポスターと言われています。
コンポストは昔からよく畑で使われているもので、今も農家さんでは土づくりに使われています。
最近、このコンポストが家庭で使われるようになってきました。

私は、とあるメーカーに勤めるエンジニアです。
4年くらい前にコンポストに出会い、使ってみたらエンジニア魂に火がついてしまい、ついには自分でコンポストを開発をするところまで行き着いてしまいました。
いわゆる、マニア、ですね!

コンポストの良いところ

コンポストの良いところは「生ごみを減らせること」。
ほとんどのご家庭で、生ごみは燃えるごみとして捨てていますよね。
週に1、2回、ごみ袋に入れて、重たい思いをしていると思います。
コンポストは、この生ごみを確実に減らしてくれます。
毎日、コンポストに生ごみを入れてかき混ぜると、いつの間にか微生物が分解してくれるのです。
生ごみが減ると、燃えるごみは明らかに減ります。においが気になって急いで捨てなければいけないというストレスからも解消されます。

そして、環境貢献にも役立ちます。
実は生ごみは、8割以上が水分です。生ごみを燃やすということは、水分を燃やしているのです。それだけのエネルギーを使っています。
生ごみを減らすことは、エネルギーロスにつながるのです。

さらに出来た堆肥を使って家庭菜園も楽しめます。
コロナによって家庭菜園を始めた人も多いと聞きます。この肥料として堆肥が使えます。
トマトやナス、ピーマンなど、プランターで育てれば、毎日の食卓を楽しくしてくれるのです。

私にとってコンポストを始めて、家庭菜園も始めて、家庭菜園で出来た野菜を食べる楽しみも増えて、いいことづくめなのです。

コンポストの失敗、でもさらに好きになる

良いところを挙げましたが、コンポストって初心者にとっては少しハードルがあります。
私も最初の頃、失敗をしました。

『これでいいのかなぁ?』
私が最初にやったコンポストは基材に生ごみを混ぜて入れる、好気性のものです。ところがコンポストは見た目の変化が少なく、うまく出来ているのか、よく分かりません。

『においがするんだけど…』
コンポストは腐ることはないので、いわゆる生ごみの悪臭はしません。ただ、土のようなにおいがするのと、肉や魚を入れると数日はにおいが強くなったりするのです。

『む、虫がいる…』
コンポストはにおいがしますが、そのにおいに釣られて虫が寄ってきます。羽虫くらいならば、まあ我慢が出来ます。しかし、モゾモゾ動めく虫さんがいるのは、苦手なのです…

今考えてみると、よく途中でやめなかったなと思います。
でも、それよりも面白いところがあったのです。

コンポストの中で微生物が活発になると温度が上がります。
これは食品の分解時のエネルギーなのですが、はっきりわかるくらい温かくなるのです。

ある時、試しに温度を測ってみると、30℃を超えていました。(外の気温は15℃くらいなのに!)

『なにこれ、すごー!』

次の日になると、これが下がったりする。

『いやいや温度上げてみたい、どうすればいい?』

ネットを調べると、これ入れるといいとか書いてある。

『じゃ、入れてみる? なんか40℃超えたんだけど!』
『めっちゃ不思議ー! たのしー!』

実験を繰り返し、コンポストをかき混ぜているうちに、なんだかコンポストが可愛く見えてきてしまいました。

『温度上がるんだぞー、よしよし、今日もいい感じ』

コンポストに愛着が芽生えてきてしまい…結果、コンポスト好きになっていたのです。

そして、コンポスペットの開発へ

色々と実験をするうちに、データさえ取れればもっと面白くなりそうと気づきました。
エンジニアの私にとって、データは馴染みのあるもの。
ただ、温度を測定するだけではつまらなく感じてました。

コンポストってもっと楽しく見せることが出来るんじゃないの?
そうすればコンポストをもっと面白く出来る?

そこで思いついたのが、
          「コンポスト×デジタルペット」
です。

コンポストを育てると、可愛いデジタルペットがお返事してくれたら楽しそう!
センサをつけてデータを取りながら、アプリでコンポストを管理、そしてデジタルペットがコンポストのやり方を教えてくれる。
そんなコンポスト世の中にはない。めっちゃ新しい!

私、新しいものつくるのは、大好きです!
果たして、これがうまくいくのかはわからない。
でも、やってみたいと思ったら走ってしまうのが私なのです。

こうしてデジタルコンポスト「コンポスペット」の開発はスタートしたのです。(続きます)

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