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悪い習慣を断ち切るにはコミュニティが1番


みなさんは、”習慣"という言葉にどれくらい関心を寄せていますか?


”習慣"とは「なわらし、しきたり」と言った意味で、自分自身が無意識であっても取っている所作の事です。最近では、ルーティンという言葉も良く聞かれるようになりました。厳密に言えば違うのですが、おおむね同じような意味で使われているように感じます。


習慣の良いところは、1度定着してしまうと、なかなかやめることが出来ない、というところです。


朝6時に起きる習慣が身につけば、出勤までの時間を有意義に使うことができますし、本を読む習慣が身につけば、苦しむことなく、知識を取り入れることができます。

一方で、一度悪い習慣が身についてしまうと、なかなか断ち切ることが出来なくなってしまいます。お酒やパチンコなどの分かりやすいものから、「寝る前のYoutube」、「空いた時間のTwitter」といった身近なものまで、「無意識でもついやってしまう」行動は、すべて習慣によって形作られています。


どちらにも転んでしまう”習慣”。できれば”良い”習慣を身につけたいですよね。実は、習慣とコミュニティは大きく関係しているんです。今日は、習慣とコミュニティについて書いてみます。


習慣はコミュニティによって形作られる

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親が喫煙者の場合、子どもも将来喫煙者になる確率が高い、というのはご存知ですか?

親がたばこ吸っていると、たばこに関する情報が身近に入ってくるため、”たばこを吸う事”のハードルが低くなってしまい、安易に手を出してしまう、ということです。

映画「アイアンマン」で有名なロバート・ダウニーJrも以前は酒や麻薬に溺れていました。

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(Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ)

大麻を吸っては朝までドンちゃん騒ぎ、コカインやヘロインの使用で逮捕されたことも何度もあります。

なぜ、麻薬に溺れていたのか?

それは、ダウニー・Jrの父親が麻薬の常習者だったからです。現在は、世界的に有名な俳優ですが、所属しているコミュニティによって人は大きく変化してしまいます。

しかしその一方で、良い習慣を持つコミュニティに所属していると自分自身も良い習慣を身につけることができます。例えば、両親が夕食の時に「好きな本の話」をすることが日課であれば、子どもも本を読むようになっていきますし、両親が運動をやっていたら、自然と子どももスポーツに興味を持ちます。


このように私たちの習慣は、所属しているコミュニティによって形作られています。コミュニティには「習慣を変える力」があると言っても過言ではありません。なかなか一人では変えることが出来ない習慣も、コミュニティに所属することで容易に変えることができます。

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習慣を変えるにはどうすればよいのか


では、特定の習慣を断ち切るにはどのようにすればよいのか。簡単です。コミュニティを変えることです。コミュニティごとに習慣も異なりますので、コミュニティが変われば、自分自身の習慣も容易に変えることが出来ます。


心理学者ウィリアム・ジェームズが

「心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば‥‥」と言っていますが、心は急に変わりません。


行動を変えることで心が変わります。

そして、その行動とはコミュニティを変えるということです。


いつも行くBarがタバコ愛煙家が集まるBarだと、禁煙のBarに行くようにすれば少なくともタバコのことを考える時間が少なくなります。また、読書をする習慣を身に着けたいと思えば、毎週土日の朝からやっている読書会に参加すれば、自然と本を読むようになります。


まずは、コミュニティを変えてみる(行動してみる)ことで心が変わり習慣が変わっていきます。みなさんもご自身の”習慣”とコミュニティについて見直してみては?

書籍購入費などに使います。 みなさんのおかげでたくさんの記事が書けています。ありがとうございます。