「死んだろか」と思っていたあの日々のおかげでボクは夢を生きてる
「死んだろか…」
20代の終わりごろ、うつむきながら近所の河川敷で毎日こう呟いていたボクがいました。
部下にも上司にも自分の考えが理解されないことに苛立ち、どんどん悪化する仕事場での人間関係。
1秒も頭の中から離れない「売上げ目標」というプレッシャー。そのプレッシャーを自分一人で背負い込んだ気になり、ひたすら険しい顔をしているだけのボク。
当然誰も近寄らない。
大好きだったはずの仕事も気がついたら嫌いになっていた。
でも、それを認めることもできず、、、
いや、よくよく考えれば認められなかったのはそれだけではない。
当時のボクには誰の声も届かず、何一つ認めることもできず、どんな温かい声も受け入れることができなかった。
家族にもたくさん迷惑をかけました。
家にいれるのはわずかな時間なのに、ナニも話さずいつもイライラしている。常に自分の部屋に閉じこもり、ご飯を食べる数分間だけ部屋から出てくるだけ。
さらにはいつも怒りに満ちていたせいで、車を運転すれば事故ばかり起こしていたのです。(年に3回くらい)
こんな人間は家族に悪影響しか及ぼさないわけで、、、
自宅とは別に部屋を借りられ、家を半分出ていくカタチになりました。
ボクは自分という人間を理解されないことに悩み苦しみ、心がおかしくなっていたのです。
明日は今日よりマシになってるはずという淡い期待は、いとも簡単に自己嫌悪を誘発した
そんな苦しい状況をなんとかしたかったボクは、本を読み漁りました。
チームマネジメント、自己啓発、心理学、コーチング、カウンセリング、どんな本でもとにかく「なにか答えが見つかりそう」な期待を抱いたら即購入。
仕事が終わり深夜に帰宅し、朝日が昇る直前まで夢中で読みました。
「少しでもこの苦しさから解放されたい」
そう願っての行動。
でも、なかなか苦しい気持ちはなくならない。
それどころか、本に書いてあることが上手に実行できなくて、余計に落ちこんで自己嫌悪を加速させていく。
そんな負のスパイラルの中にいる時、心の中でいつも祈るように願っていました。
「誰かボクの話を聴いて欲しい。ボクの考えのどこが間違っているのか?どうしたらいいのか、具体的に教えて欲しい」と。
逃げるのをやめて、対話をはじめた
周囲の人にたくさん迷惑をかけ、哀しい想いもいっぱいさせてボク自身も苦しんで、それでも一つひとつのデキゴトに向き合い、何年もかけて折り合いをつけてきました。
正直言えば、最初は怖くてしかたなかったです。
ナニをどう話せばいいのかわからないから。
相手を責め、自分を責めのループから抜け出し方を知らなかったから。
そんな怖れの気持ち満載の状況から、自分自身とそして周囲の大切な人々と少しずつ対話をスタートさせました。
そして、気がつけばあの頃ボクが切望した時間を"パーソナルセッション"という名のもとにビジネスパーソンに提供させていただいています。
ボクにとってまさに奇跡。
クドいようだけど、当時のボクはいったいナニが課題で、どこから手をつければいいのか本当に右も左もわからなかった。
誰に何をどうやって質問すればいいのかさえわからなかったのです。
その解消法を人に与えさせてもらえる機会を持てたのは奇跡としか言いようがない。
いま、パーソナルセッションに申し込んでくれる方も、みんなあの頃のボクと近い気持ちを感じていることが伝わってきます。
「ただ気持ちよく毎日を過ごしたいだけなのに」
「本当は信頼関係や協力関係を築きたいだけなんだよ」
心の根っこではこう感じながらも、理想とは違う現状に憤りを感じている。
そんな現状に「変化を起こす」意欲を自分の中に発見した方たちがパートナーシップ、経営、チームマネジメント、部下育成、上司・部下とのコミュニケーション、心や人間関係について勇気を出して相談してきてくれている。
ボクはこれらのテーマについてクライアントさんと対話できること、それ自体が本当に嬉しい。なぜならボクの体験が苦しみを癒やし、新しい未来を創造していくことのお役に立っているから。
ボクは夢を生きてる
「対話」には人をありのままの自分に戻し、ピンチをチャンスに変える力があることをボクは人生をかけて立証してきました。
そんなボクの夢は、一人でも多くのビジネスパーソンに「対話」を体感してもらうこと。
たった一人と深い対話がスタートすれば、水面に波紋が広がるように対話の持つパワーが家族や友人、一緒に働く仲間みんなに伝播していきます。
そして、最後には必ず笑顔が増えていくのです。
最後に
対話、仕事(パーソナルセッション)にかける想いを綴ってみました。最後まで読んでいただきありがとうございます。現在はオンラインで全国のビジネスパーソンのご相談にのっています。
少し想像してみてください。
たった一人の大人が幸せになることが、どれだけ多くの人にポジティブな影響を及ぼすのか?
そして、もし充分頑張っているのに周囲の人に理解されていないと感じることがあるなら、次の解決策はリラックスして対話をスタートさせていくことかもしれません。
あなたの毎日が素敵な日々になりますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?