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データの世紀

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2019年度の新聞協会賞を受賞した日本経済新聞社の「連載企画『データの世紀』とネット社会に関する一連の調査報道」の次期連載に向けて、このマガジンでは「データの世紀」をテーマに書か… もっと読む
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#HRテック

【「データの世紀」取材班から意見募集】あなたのやる気、会社がデータで測ります

日経の連載企画「データの世紀」のデスクをしている植松正史です。取材班では現在、新シリーズの連載に向けて準備中です。今回は初めての試みとして、COMEMOの読者のみなさんから、データエコノミーに関する様々なご意見をうかがい、その中から印象的なものを「データの世紀」の記事に反映させたいと考えています。 これから計4回にわたり、ご意見を募集します。第1回目のテーマは「従業員の『やる気』などを測るテクノロジーが次々と生まれ、活用する会社が増えている」というものです。 人事業界を中

働き方改革の前に止めるべきは「社員の管理」

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 日経の連載企画「データの世紀」と連動した以下の企画。最近は働き方改革の一貫として、職場でのAI利活用が盛んだと聞きます。 日本企業の間で、人工知能(AI)で従業員の業務用メールを解析し、談合や汚職などの不正を早期発見するシステムを導入する動きが広がっている。不正を示唆する単語や文章を自動的に感知でき、人間がいちいちチェックするよりも効率的だ。ただ従業員のプライバシー侵害のおそれを指摘する声もあり、導入時には従業員への十分な説明など

あなたのやる気、測られてしまうかも??

近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。 IT社会の到来により、私たちの生活は激変し始めています。 気持ちややる気などの定性的なものもデータの蓄積によって定量化されてしまう可能性があります。 もし、あなたのやる気が会社に測られ、管理されて、やる気によって給料が決まってしまったらどうしますか? 以下、日経COMEMOさんからの募集記事です。 私個人の見解を回答していきたいと思います。 ・会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値など

HRテック?HRハック?日本型人事システムとマネジメント理論、HRテックの活用などについて考える

米国のギャラップ社が2017年に公表した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査によれば、日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかいないことが分かった。GAFA等の企業によるイノベーションが生まれる米国の32%と比べると大幅に低く、同社が調査した139カ国中132位と最下位クラスとなっている。 また、パーソル総合研究所が行ったアジア・太平洋地域14カ国を対象とした「はたらく意識」の調査結果では、日本は「勤務先以外での学習や自己研鑽」を実施していない者が46.3%とな

やる気のデータを測って何をしたいのかを考えた方が良い

COMEMOネタです。 人事業界を中心に近年「HRテック」と呼ばれる技術が広がっています。リストバンドや首から提げる形の機器などを通じ、従業員の心拍やまばたきの回数、細かい体の動きや位置情報、脳波など様々なデータを集めて、ストレス値や集中力、感情の動きなどを分析する技術です。 これをHR-Techとして一括にして良いのかどうか議論の余地はありそうですが、以下の質問について考えてみます。 ・会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値などを算出する技術

ヒューマンセンシングによって「みえる」「わかる」「できる」「かわる」世界

・会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値などを算出する技術を導入することに、賛成ですか。反対ですか。もし実体験があれば、そのエピソードも含めてご意見をお聞かせ下さい。 というお題がありました。 僕は、日経BP総研の菊池さんと一緒に、カンブリアナイトというイベントを主宰しています。東京で二ヶ月に一度、京都や大阪で三ヶ月に一度。クローズドで開催したプレイベントが2015年秋、公開イベントにしたのが2016年。先週の開催が、26回目(プレを入れると28

職場のセンサーって気持ち悪い

ビービットでは、より生産性の高い働き方を実現することを目的に、米国のマサチューセッツ工科大学のメディアラボ出身のHumanyze社のセンサーを利用した実験を、2015年に行いました。 Humanyze社 従業員がIDカードサイズのセンサーを身に着けることで、以下の情報を取得できます。 ・本人の会話の量/トーン/声の大きさ ・誰と会話しているのか ・活動の活発さ ・位置情報(どのエリアにどの程度いるか) これらの情報に基づき、 ・どういったグループが存在しているか ・

働き方が変化する時代に求められる個人のデータスキルとは?

週明けの月曜日、今日から仕事始めの方が多いかもしれません! 働き方改革や副業など選択肢が増える中で、自分たちの職場環境のデータをどのように取り扱うかがこれから大きな議論になって行くと思います!! 今回取り上げるのは、そんな私たちの働く環境をテクノロジーで新たな風を吹き込むかもしれない企業の話です。 ワークデイとは名前を聞いたことがある..けど 企業によっては既に導入済みという会社もいるかもしれません。 2005年に設立し、2006年11月にサービスをローンチした企業

「データはあなたも組織も守ってくれる。」

 「データ世紀」。そんな風に言われる時代になったのですね。 私がやっているサービスは、まさにビッグデータビジネスでもあります。受付にくる方の情報(データ)を貯めて行くことができます。 これは私が起業するときに、「まだ世の中にないデータである」と認識し、そして「このデータは必ずビジネス上で価値のあるデータである」と確信し、プロダクトを作ろうと心に決めた理由の一つでもあります。 どうして私が「データが組織も人も守ってくれる」と考えているかというと、人間の行動軸を考える・決め

「HRテック」について

・会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値などを算出する技術を導入することに、賛成ですか。反対ですか。もし実体験があれば、そのエピソードも含めてご意見をお聞かせ下さい。 (意見)賛成です。何故ならAIの技術は進化しており、従業員のメールや表情からその人の感情を分析することが可能だからです。顔を突き合わせての従業員の集中力を感じたりストレスを見出すことも重要ですが、それだけではわからない「サイン」を気づくことができるのではないでしょうか。 ・自分の内

AIでの人格再現によって研修形態が変わっていく

学習データを大量にとることができれば、それを元に結果を再現させていくAI技術はこれから格段に進歩していく。例えば、自分の音声データ、どんなことを発言しているのか、どんな内容のメール・LINEをするのか、どういう行動をしているのか、周囲からの評価はどうなのか、学業の成績、仕事の成績、自分の日常に関するデータを大量に取得することができれば、様々なことを機械に学習させることができる。 このような大量のデータを学習させることによってできることの一つとして、自分の人格をAIで再現させ

「データ」の話にほしかった、「人」の話(11/01 COMEMOイベントレポート)

前説:尖った質問集昨日、またまた日経COMEMO主催のこちらのイベントに参加してきた。 来て早々、早速尖った質問が複数用意されており、暫し考えていた。 各問いに対して簡潔に答えを明記するならば、下記のようになる。 Q. 会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値などを算出する技術を導入することに、賛成ですか。反対ですか。もし実体験があれば、そのエピソードも含めてご意見をお聞かせ下さい。 A. そもそも、その「集中力」、「ストレス値」を算出し、どの