中村岳 レアジョブ代表取締役社長

レアジョブ代表取締役社長 中村岳 日本人1000万人を英語が話せるようにするのがミッ…

中村岳 レアジョブ代表取締役社長

レアジョブ代表取締役社長 中村岳 日本人1000万人を英語が話せるようにするのがミッション。日本とフィリピンを行き来しながら、世界のEdTech企業に。 英語/フィリピン/EdTech/経営/キャリア・教育 https://medium.com/@gakunakamura

最近の記事

世界の人と働く人は複数のメッセージングアプリを活用するようになる

日本にいると、社外の人とやり取りするツールはある程度限られている。業界にもよるだろうが、E-mailやFacebook Messanger、LINEが多いだろう。特に昨今はチャットツールが盛んになっているので、Facebook Messangerで連絡を取り合うことは多い。 一方で、世界の人と働く場合、状況が異なってくる。世界の人とビジネス上のやり取りで何かコンタクト取りたいな、と思った場合に便利なツールはLinkedInである。LinkedInを使えば、知らない人であって

    • 日常をライブ配信することで料金が安くなるサービスが増えてくる

      福岡で、客室からライブ配信すると、宿泊料金が100円になるというホテルが登場した。 原理は簡単。部屋に取り付けているカメラからずっとYoutubeでライブ配信をする。音声は聞こえず映像だけで、バスルームの一角は映らないというもの。その代わり、宿泊料金が100円になる。 元々は人気のない部屋をどうするのか、という課題から、Youtubeライブ配信をしてみるというものがうまれた。PR効果はあるし、再生数が多ければ広告収入も見込むことができる。 Youtubeライブ配信はここ

      • AIでの人格再現によって研修形態が変わっていく

        学習データを大量にとることができれば、それを元に結果を再現させていくAI技術はこれから格段に進歩していく。例えば、自分の音声データ、どんなことを発言しているのか、どんな内容のメール・LINEをするのか、どういう行動をしているのか、周囲からの評価はどうなのか、学業の成績、仕事の成績、自分の日常に関するデータを大量に取得することができれば、様々なことを機械に学習させることができる。 このような大量のデータを学習させることによってできることの一つとして、自分の人格をAIで再現させ

        • 電動キックボードによって変わる街の姿

          日本ではまだあまり見かけることのない電動キックボード。しかし、この電動キックボードがうまく街に調和すると、劇的な変化をもたらす。海外では電動キックボードが利用できるところも多く、実際にそこで体験すると、その可能性に魅了される。 アメリカのサンディエゴでは電動キックボードを利用することができ、かつ、Uberなどのアプリを利用して電動キックボードを簡単に分単位で利用することができる。アプリでバーコードを読み込めばすぐに利用でき、利用し終わったら、電動キックボードはそこに止めてお

        世界の人と働く人は複数のメッセージングアプリを活用するようになる

          ルールが決定したら、それに従ってやったほうが効率良い

          大学入試改革における英語の民間試験活用について、すでに決定されていることに対して、デモが一部で行われたりしている。その問題点について特に朝日新聞では多くの報道がなされている。論調としては、中止を、というものだ。 一方で決定したものを覆さずに実行してほしいという声もある。産経新聞ではそのようなことが報道されている。 一般的な組織で考えると、決定を下すまではお互いの主張をがんがんぶつけて徹底的に議論すべきである。しかし、結論がくだされたあとは、その結論に沿って動いていかなけれ

          ルールが決定したら、それに従ってやったほうが効率良い

          タトゥーある人は温泉やプール禁止というのはありかなしか?!

          先日、娘と豊島園のプールに行ったら「タトゥーのある人は入場できません」と何度も放送されていた。実際、プールではタトゥーの入った人を見ることはなかった。だが、この放送に対して僕は違和感を持った。なぜかというと、タトゥーというものの位置づけが世界で見るとかなり異なるからだ。 従来、日本では入れ墨といえば暴力団、というイメージがあり、実際そうだっただろう。だから、暴力団は来てほしくない、他の人に怖い思いをさせたくない、という意味で、入れ墨の方お断り、ということがあったのだろう。そ

          タトゥーある人は温泉やプール禁止というのはありかなしか?!

          日本人はダントツで自己研鑽しない

          パーソル総合研究所のはたらく意識の調査結果が非常に興味深い。日本を含むアジア太平洋地域14の国の調査結果だ。内容を要約すると、 ・日本の管理職、出世意欲は14ヶ国中最低で、管理職意向のない人は78.6%にのぼる ・勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で14ヶ国中最も高い、すなわちダントツで自己研鑽していない ・日本は「女性上司のもとで働くことに抵抗はない」で最下位、「外国人と一緒に働くことに抵抗はない」で最下位、「年下上司のもとで働

          日本人はダントツで自己研鑽しない

          タクシードライバーも外国人が主流になるか

          タクシー業者の日の丸交通は外国人の採用に力を入れ始め、現在40人の外国人タクシードライバーがいるという。彼らの成績は日本人よりも高く優秀だという。 タクシーユーザーの主目的は、安全に早く目的地まで届けてくれること。そのスキルを考えると、日本人である必要は必ずしもない。従来なら場所を知っている必要がある、行き先がわかる必要がある、ということもスキル要件であっただろう。しかし、Uberのような配車アプリが一般化すると、その必要性もない。実際、海外でUberやGrabなどの配車ア

          タクシードライバーも外国人が主流になるか

          政府による氷河期世代の就職支援対策

          人口減の時代において、国としての生産性を高めていくためには、人材の教育に力を入れていくことが効率的だ。だから、一定量の教育を施していくというのは、学生のみならず、社会人に対しても必要だ。政府として、就職支援対策として、教育を施していくというのは方向性として正しい。今回に関しては、研修業者に対して成功報酬を出すというやり方だが、やり方に関しては様々あり、色々試されていくだろう。 企業側も中高年の採用となったとしても、具体的にどのようなスキルを必要としているのかを明確化し、職務

          政府による氷河期世代の就職支援対策

          東南アジアの人にはビッグニュース:ジョリビーがCoffee Beans & Tea Leafを買収

          フィリピンではマクドナルドよりも大きいファーストフード店で、国民的人気を誇るジョリビーが、東南アジアではよくみかけるコーヒーチェーン店のCoffee Beans & Tea Leaf(CBTL)を買収した。日本人にはピンと来ないかもしれないが、これは東南アジアにいる人にとってはかなりのビッグニュースである。CBTLは米系の企業であり、フランチャイズを含め米国で284店、東南アジアで447店、韓国で292店あるという。そこを買ったということはこれからフィリピン以外でも様々なこと

          東南アジアの人にはビッグニュース:ジョリビーがCoffee Beans & Tea Leafを買収

          全国高等学校校長会から英語民間試験に対する要請、どうすべきなのか

          新しく施工される大学入試共通テストにおける英語民間試験に対して、全国高等学校校長会から要請が入るという。新しい取り組みを行なっているので、うまくいかない部分はあるのは想定しているのだろうが、ではどうすべきなのだろうか。 このような多数の人の意見が複雑に入り組んだ課題の場合、なかなかうまく和をもってやっていきましょう、というのは難しい。何かを取れば、何かが犠牲になる。どれも最適です、というものはない。そうすると、強烈なトップダウンでスピード感をもって決めていく、というのが一番

          全国高等学校校長会から英語民間試験に対する要請、どうすべきなのか

          参院選の年齢別当選確率は?

          参院選が先日行われた。立候補者の平均年齢は52.9歳で、当選者の平均年齢は54.4歳だった。会社として見ると、参議院はかなり高齢な会社として見える。 では、各年代毎の当選率はどれくらいなのだろうか。調べて見ると、以下の図のようになった。30代は突出して低く、そこから当選率はあがり60代で最大になるという形だ。 一般的な企業であれば、年齢が上になればなるほど、責任はあがり、要求水準も上がる。国会議員に関しても、年齢が上になればなるほど、要求水準をあげていいのではないだろうか

          参院選の年齢別当選確率は?

          まだ未発表のメルカリの決算情報が日経に載ってしまっているのはなぜか

          メルカリのまだ公表されていない6月期決算が記事になっていた。この情報はどこから手に入れたのだろうか? 3Qまでの結果などからのただの推測記事なのだろうか。記事の書き振り、数字の具体性を見ると、誰かからリークしてもらったように思われる。当然のことながら、決算発表前のこの時期なので、公式にメルカリからリークしてもらったわけでもないだろう。となると、憶測で書いたのか、社員等から無償あるいは有償で入手したのか、不正な手段で入手したのか、それとも偶然に耳に入って来たのか。。。 テーマ

          まだ未発表のメルカリの決算情報が日経に載ってしまっているのはなぜか

          ウェブ面接でわかることとわからないこと

          20年卒では2割の学生にウェブ面接の経験があり、その割合は増えているそうだ。企業側にとっては、対面形式の方がやりやすくてよいものの、それでは遠方の人を呼ぶことが難しくなる。買い手市場なのであれば、黙っていても遠方の人に自費で来てもらうことはできるかもしれないが、今はそうではない。だからWeb面接が多くなっているのだろう。では、そのウェブ面接でわかること、わかりにくいことはどういったことなのか。 Web面接を行う場合、対面の面接と異なり、得られる情報が少なくなる。特に対面の場

          ウェブ面接でわかることとわからないこと

          ◯◯ペイを使わない理由が見つからない

          Paypay、LINE Pay、メルペイなど、様々なQRコード決済が乱立している。QRコード以外にもiD、Suica、Edyなどもある。そんな様々な決済手段でキャンペーン合戦が行われている。例えばPaypayは通常の利用で約3%のキャッシュバックが行われる。普段コンビニを利用する人であれば、支払い手段をPaypayにするだけで、自動的に3%オフになるという感じだ。 最初の一手間と、簡単な使い方さえわかれば、日々利用するお買い物に対して利用するだけで、一定のキャッシュバックが

          ◯◯ペイを使わない理由が見つからない

          訪日客が増えるのは日本が世界で最も費用対効果いい観光地だから

          訪日客が増えていることは皆よく知っていることだが、消費額を見てみると、三大都市圏より地方のほうが伸びているという。消費額における2015年の地方シェアは23.6%、2018年は28.5%となっている。たしかに、日本に来る知人も地方を訪れる確率は高い。 海外によく行っている方ならわかるだろうが、日本は様々なものが非常に安い上に質が高い。ちゃんとした昼食を1,000円以下で食べれたりするのだから。アメリカやシンガポールと比較すると、同じものなら現地では1.5〜2倍の価格だろう。

          訪日客が増えるのは日本が世界で最も費用対効果いい観光地だから