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お気に入りのイタリアンレストランについて①
1日1記事と決めていたのに日付が変わってしまった。
ネタを貯めに貯めていたら、こんな事態に陥ってしまった。
今日は旦那とイタリアンレストランのチェーン店に行った。
そのお店は地元にもあって小学生の頃から家族で行っては、舌鼓を打っていた。
パスタやピッツァはもちろんのこと、デザートも最高に美味しい店なのだ。
そこのお店で食べた料理で思い出深い出来事を2つの記事に分けて書いておく。
喪に服して食べたイカ墨パスタ
‘10年代前半に大伯母が亡くなった。
告別式の帰りにお店に寄って、イカ墨パスタを食べた。
パスタを口に含んだ時にイカとイカ墨の風味、オリーブオイルの油っぽさが広がる。
それらは、私がまだ生きていることを教えてくれているようだった。
大伯母について話をする。大伯母は93歳で亡くなったので、いわゆる大往生をした。
ちなみに大伯母は私の祖母の姉だった。
最後の思い出は、私が小学生の時に習っていた公文式で英語学習を始めたことを伝えたら褒めてくれたことだ。
沙耶ちゃんは小さな頃から英語のビデオを見てたから発音が綺麗だったよね。この調子で頑張ってね。
祖母の自宅でこのやりとりをしてから、大伯母は私の前から姿を現すことはなかった。
おばちゃん、どうしてるんだろう…?
そう思うことは度々ある。しかし、祖母の家に遊びに行くと、祖母から大伯母の情緒が不安定だということをたまにボヤいていた。
そのボヤきを聞いていた時、私はティーンエイジャーなので深く突っ込まないようにした。「何も出来ることはないし、巻き込まれたら大変だ。」と思った。
こうして、二十歳を迎えた矢先に私は変わり果てた大伯母と再会することになったのだ。
夏の暑い日に亡くなった大伯母の肌は土色に変わっていた。
不謹慎なのは理解しているが、このように思った。
バイオハザードのゾンビみたい。
その姿は祖父母よりも両親よりも可愛がってくれた大伯母の死を実感させてくれた。
私はあまりのショックで火葬に立ち会うことができなかった。
だから、火葬の前に家族と退場した。退場した後のことは前述のとおりである。
今でも別のお店でイカ墨パスタを食べる時、告別式帰りに食べたイカ墨パスタを思い出すのだった。
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