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高校時代の恩師に学んだ、間違った意思決定が正解になる条件

おはようございます。ムラカミ・ユウヤです。

本日は、組織が成果を上げるために必要だと思うこと、という話をしたいと思います。

私は高校時代にラグビー部に入っていました。

全然下手でレギュラーにもなれませんでしたが、つらい練習に耐えて、仲間と切磋琢磨したあの3年間が今の私を作っていると感じます。

顧問の先生(監督)は、チームが勝つために必要なスキルやメンタルだけでなく、ラグビーを通して人間的な成長を促してくれました。

そんな恩師から言われたことで、今でも強く覚えていることがあります。

「試合中にたとえ間違った判断をしたとしても、
メンバー全員がそれを正しいと思って実行すれば、それが正解になるんだ」

当時はあんまり腑に落ちていませんでした。
間違った判断は間違った結果しか生まない、と思っていたからです。

しかし、今振り返ると、これほど素晴らしいアドバイスはないと思います。

それは、組織が成果を上げるために必要な3つのことを気づかせてくれるからです。

その1.全員が同じ判断基準を持つこと

メンバーがバラバラのことを考えて行動してしまっては、それぞれの強みを打ち消しあってしまいます。

当時は花園(高校ラグビー全国大会のこと)に出る、という共通の目標があり、チームのスタイルもFW重視と明確になっていたので、判断基準が統一されていました。

このように、理念やミッション、目標、評価基準などを明確にし、全員が同じ考えを共有しそれに納得することで、同じ方向に向かって動くことができます。

その2.信頼できるリーダーの存在

当時のキャプテンはプレーでチームを引っ張るタイプで、そのマジメな人柄もあって、チーム全員から信頼されていました。

彼がいなければ、チームは1つにまとまれなかったと思いますし、チームはキャプテンの判断であれば信じることができたのです。

しかし、この世のすべてリーダーがチームで信頼されているとは限りません。
そのようなチームは、間違った判断がそのまま失敗につながる可能性が高いと思います。

その3.信じ抜くこと

「もしかしたら間違っているかも」と疑ってしまえば、試合での動きも悪くなります。

一度決めたらやり抜く、という覚悟が大事です。

ラグビーでは、1歩踏み出してタックルできるかどうかは気持ちで決まる、と言われています。

「痛そう」「負けそう」と思っていれば、良いタックルはできません。「絶対にここで止める」という強い覚悟がビッグタックルを生むのです。

「絶対に成果を出すんだ」という覚悟が、その意思決定を正解に導くのです。

自分の組織を振り返ると

このように、ラグビーでは

・チームが統一した判断基準を持ち
・リーダーが信頼され
・全員が覚悟をもってやり抜けば、

間違った判断も正解になるのです。

「正解になる」というよりは、もはや「正解にしていく」というほうがしっくり来るかもしれません。

私たちが所属する組織もこの3つを満たせていれば、きっと成果を上げることができると思います。

・理念や目標が共有されている
・管理職やチームリーダーが信頼されている
・メンバーが覚悟を持って取り組んでいる

一方、どれか1つでも欠けているならば、対策が必要かもしれません。
(上司をすぐに変えることはできませんが…)

チームスポーツはこのように、人生にも通ずる教訓が得られます。
私は今でもラグビーが大好きです。(もっぱら観るほうですが)

コロナが終息し、1日も早くラグビーが観られる環境になることを願っています。

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