蠱毒大佐◉妖怪蒐集VTuber

妖怪文化愛好系ぶいちゅーばー存在。民俗、美術、文学などから妖怪を観察します。たまに妖怪…

蠱毒大佐◉妖怪蒐集VTuber

妖怪文化愛好系ぶいちゅーばー存在。民俗、美術、文学などから妖怪を観察します。たまに妖怪以外にも何かします。◉Youtube:https://t.co/jcHoXnQfbv?amp=1 ◉Twitter:https://twitter.com/Colonel_Kodoku

マガジン

  • 松籟庵日乗

    日々の雑感を書き残す。

  • 動画解説テキスト

    Youtubeに投稿した動画の解説テキストをまとめたものです。動画より文章で読みたい人などに実際おすすめ。動画と併せて読むとなおよいです。

最近の記事

松籟庵日乗その3

もふもふの狐の玉(物理) 美浜中心に信仰「狐の玉」で論文 物事がいい方向に幸運をもたらす (2020年5月23日) https://www.chunichi.co.jp/article/35913 「狐の玉」小浜にも 大沢さん宅に2個保管  (2020年6月26日) https://www.chunichi.co.jp/article/78724?rct=f_news  福井県の地方ニュース。稲荷信仰の一形態として、もふもふの毛玉を「狐の玉」として祀るというもの。狐の玉

    • 松籟庵日乗その2 『仮想百景』感想文

       ……という訳で、VTuber合同誌『仮想百景』を読了しました。V界隈の各方面で精力的に活動されている方々が思い思いに書き上げた、まさに文芸誌。  とりあえず読んだよツイートすればいいかな、と思っていたのだけれども、読み込んでいるうちに文筆欲が上がってきたので、一作ごとの感想も書いていこうと思います。 ◉注意◉ 感想文はそれぞれの著作内容に一部踏み込んだ内容が含まれます。できる限り本書の面白さを損なうことが無いよう配慮しましたが、この点についてはどうかご了承ください。 中

      • 松籟庵日乗その1

         以前、Twitterのハッシュタグ #バーチャルnote部 が気になるというツイートをしていたが、今回から不定期にその末席を汚すような備忘録的ななんかを書き残していこうと思う。  「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて~」などという、ブログはおろか物理日記の冒頭にすら使い古されたであろう手垢まみれの序文は用いないが、内容としてはその通りである。妖怪と関係有る事無い事を思うまま記すので、読み手諸氏も肩の力を抜ききって読んでもらいたい。  ちなみにこの雑文のタイトルは、永

        • 動画解説テキスト#04『ヌリカベ最前線』

          ◉注意◉  このテキストは、Youtubeに投稿した動画『【#04】蠱毒大佐の妖怪数奇チャンネル 「ヌリカベ最前線」』の脚本をもとに記した解説文になります。  動画と併せて読めば、わかりやすさは実際倍増。一緒にコンテンツ利用しよう。 1.はじめに  ドーモ、こんにちは。妖怪蒐集家の、蠱毒大佐だ。  今回の動画のテーマは、ずばり「ヌリカベ」だ。ヌリカベは最も有名な妖怪の一つであり、妖怪をそんなに知らないという人々も「ヌリカベ」という名前から、水木しげるの描いた壁のような姿の妖

        マガジン

        • 松籟庵日乗
          3本
        • 動画解説テキスト
          4本

        記事

          動画解説テキスト#03『「道成寺説話」』

          ◉注意◉  このテキストは、Youtubeに投稿した動画『【#03】蠱毒大佐の妖怪数奇チャンネル 「道成寺説話」』の脚本をもとに記した解説文になります。  動画と併せて読めば、わかりやすさは実際倍増。一緒にコンテンツ利用しよう。 1.はじめに  ドーモ、こんにちは。妖怪蒐集家の、蠱毒大佐だ。 「真那古の庄司が娘、道成寺にいたり、安珍がつり鐘の中にかくれ居たるをしりて、蛇となり、その鐘をまとふ。この鐘とけて湯となるといふ。」  これは鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺 上之巻 雲』に描

          動画解説テキスト#03『「道成寺説話」』

          動画解説テキスト#02 『『絵本小夜時雨』を読む』

          ◉注意◉  このテキストは、Youtubeに投稿した動画『【#02】蠱毒大佐の妖怪数奇チャンネル 『絵本小夜時雨』を読む』の脚本をもとに記した解説文になります。  動画と併せて読めば、わかりやすさは実際倍増。一緒にコンテンツ利用しよう。 はじめに  ドーモ、こんにちは。妖怪蒐集家の、蠱毒大佐だ。  今回取り上げるのは、江戸時代の妖怪絵本の一つとして知られる『絵本小夜時雨』だ。  『絵本小夜時雨』は享和元(1801)年に刊行された「絵本読本」と呼ばれるジャンルの書籍で、画作者

          動画解説テキスト#02 『『絵本小夜時雨』を読む』

          動画解説テキスト#01『「河童懲罰」すべし』

          ◉注意◉ このテキストは、Youtubeに投稿した動画『【#01】蠱毒大佐の妖怪数奇チャンネル 「河童懲罰」すべし』の脚本をもとに記した解説文になります。  動画と併せて読めば、わかりやすさは実際倍増。一緒にコンテンツ利用しよう。 1.はじめに  ドーモ、こんにちは。妖怪蒐集家の、蠱毒大佐だ。  君たちは「河童」という存在を知っているだろうか。まあ多分、多くの人は知っているだろうな。緑色の体、背中に甲羅、水かきのある手足、そして頭の皿。これが通常「河童」という言葉から連想さ

          動画解説テキスト#01『「河童懲罰」すべし』

          蠱毒大佐の百怪蒐録・これまでのまとめ

           ドーモ、こんにちは、蠱毒大佐です。  今回は代理人のブログ「松籟庵」の企画「蠱毒大佐の百怪蒐録」に、これまで投稿された妖怪情報を呼称五十音順にまとめ直したものを投稿する。  内容としてはこれまでの報告と大差はないので、ご了承を。  そして、今後の「百怪蒐録」報告はこのnoteでも並行して掲載していき、将来的にはこちらに一本化する予定なので、よろしくお願いします。  引き続き、投稿フォームを用いての妖怪情報募集は受け付けているので、もしお手元に各地の妖怪資料をお持ちの方は

          蠱毒大佐の百怪蒐録・これまでのまとめ

          宮崎にPOPを出した

           ドーモ、こんにちは。蠱毒大佐です。  先日、アミューズメントスポット「自遊空間」の宮崎北店様が主催するVTuberPOP掲載企画に参加し、自作POPを掲示していただけた。  掲載していただいたPOPをこちらでも紹介するので、見ていってほしい。  ……自身の紹介より、宮崎の妖怪紹介が上に来ているのは、まあ私の活動所以である。  しかし、今回このPOPを作っていて思ったのだが……  「瓶詰妖怪、宮崎の妖怪も少ないね?!」  まさか4,5種類、このPOPに載せた分で大体全部し

          妖怪より怖い「虚無の暗黒」と向き合う

           ドーモ、こんにちは。蠱毒大佐です。  自己紹介にnoteのリンクを貼ってる割に全く活用していない……とは常々考えていたので、何か気軽に書いていきたいなあ、と筆を執ってみたのですが。  さっそく書き始めた話題は妖怪とは関係ない、しかも妖怪より怖くて生々しいものとなってしまった。それでもまあ、私の活動と完全に無関係ではないので、話半分に読んでください。 個人VTuberが直面する「虚無の暗黒」の恐怖まず、この話を書く切っ掛けになった記事を紹介するので、こちらを読んでから次に進

          妖怪より怖い「虚無の暗黒」と向き合う

          『朧村正』十周年記念雑文

          ドーモ、こんにちは。 妖怪蒐集家の蠱毒大佐だ。 今日、2019年4月9日は、ヴァニラウェア開発・マーベラスエンターテイメント発売のゲーム『朧村正』の発売十周年だ。 今朝になって、ぶいちゅーばー界のカレンダーマンこと赤月ゆに氏のツイートでそれを知った。 『朧村正』……私はこのゲームがNintendo Wiiのソフトとして発売された当初からプレイしている。 予約特典の「特大屏風型絵巻」も所有している。折り畳むと縦37.5cm、横21.4cmという、何とも収納しにくい大きさでゲ

          『朧村正』十周年記念雑文

          蠱毒大佐、これまでの遍歴

          どうも、こんにちは。 昨日からばーちゃるを始めている蠱毒大佐です。 トップの画像は、私がペイントでどうにか作った自己紹介画像だ。完成度の低さには目をつぶってくれるとありがたい。 さて、今回は私が過去登場してきた媒体を幾つか、時系列順に紹介していく。 ばーちゃる活動こそ新人だが、それ以前にもあちこちに出没しているので、備忘録としてその辺を整理していこう。 まずは、代理人こぐろう氏と共に現在も開発を続けているTwitterbot『瓶詰妖怪』を紹介する。 https://twi

          蠱毒大佐、これまでの遍歴

          ばーちゃる活動のあらまし

          どうも、こんにちは。 妖怪愛好系ぶいちゅーばー(Vtuber)存在になる予定の、蠱毒大佐と申します。 以後、お見知り置きを。 「蠱毒大佐」、この名前を知っている人はどれほどいるのだろうか。 数年ほど前から妖怪愛好家や、いわゆる妖怪馬鹿の間では、僅かに口の端に上ることもあったかと思う。 妖怪伝承を蒐集する胡乱な人物、妖怪馬鹿の偶像(イコン)など、そんな風に言われたり書かれたりしていたと記憶している。 私自身はこれまで表に出ることはなく、大体の活動を代理人のこぐろう(Twitt

          ばーちゃる活動のあらまし