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恋愛や結婚について、今、すなおに思えること。

・・・たぶん、だけれど、さすがにもう、だいたいわかってきた。まぁ、死ぬまでにわかってきて良かったほうかな。

結婚というのは、社会の中で助け合って生きていく約束をした二人組の制度のこと。

とくに特定の誰かを決めて助け合わなくて、ひとりで社会に直接向き合っていける人や、結果的にまぁひとりで何とか社会とうまくやっていかなきゃいけない、っていうのが結婚していない状態の人たち。

助け合う相手が決まっているかどうかだから、それが幸せかどうかは人によるし相手による。
期待に応えてもらえれば嬉しいだろうけど、期待が叶えられなければがっかりしたり、裏切りも起こりうる。

助けてもらわなくても大体自分のしたいことが出来るなら、たいていの相手は足手まといになるかもしれない。社会に直接繋がるだけだから、独身でいる寂しさは、よく考えると別に特別な寂しさではない。大人になったら誰もが感じて抱えていく寂しさだ。
助け合えると思える相手のいる状態のほうが実は、稀有な満足感のある状態かもしれない。

異性を「好きになる」というけれど、正直なところ、好きかそうでもないかは(嫌いとまでは言わない)、心の動きというよりは、相手を見た数秒間で判断できる種類の問題のような気がする。発見する感じに近く、気に入ったらその事自体はあまり変わらない。もちろん、具体的にその相手との関係や距離感をどうしていこうかということは後から思案して、距離を保ったり、好きにならなかったことにする、というのもあるだろう。

だから好きになることと、付き合うことと、結婚することと、幸せや、社会人としての成熟度とかは、それぞれ別のことだったりして、必ずしもすんなり繋がらない。

みんなわかっていることかもしれないけれど。異性に対する無意識・意識的な行動のことや、世の中でいろんな人がいろんな思いをしてわあわあ言っていて、私の書くコレだって、そのひとつにすぎないのだけれど。
「助け合って生きていく制度」なだけだから、助けてあげられないことが続いたらそれはよくない結婚だし、結婚の不要な生活だって社会に一人デビューすればあり得るだろう。

既婚/独身のどっちが幸せか?は、大きな会社に勤めるのと、小規模なところ、どっちが幸せか?みたいなものだから、あまり優劣を一つの物差しで測れるものではない。若い世代に今いる人たちは、どうか無駄に迷ったり焦ったりしないで、大事な時間を無駄にしないように。ただ、女性にとって子どもの産める期間は限られているし、子どもは独りでは発生しなくて、安心して助け合いを信じられる異性をお互いに見つけ出すことなんて、考えだしてしまうと、けっこう難しい。

まずは関係は浅くても信頼できる人間関係を男女問わず、なるべく育てておくと、そのうち続くものも続かないものも出てきて、意外に、自分も仲間も成長するうちに、大きなことでも信じられる関係がどこかで見つかってくるのではないか。

その相手は異性だったら結婚相手候補になるかもしれないし、同性の友人だったら人生を生きていくうえでこの上なく心強い。異性で結婚相手でもないのに友人でいてくれるのも兄弟親戚みたいなもので、頼もしいものだよ(ただしその友達には伴侶を優先して大事にしてもらってね)。

あまり性的なものに振り回されないように(未経験であればこそ、素敵に感じたり憧れる部分も多いかもしれないけれど、せいぜい、たまにかかっておくといい季節性の熱病みたいなところもあるので・笑)、最終的には、男も女も一人でも社会で生きていくんだから、人の助け合いとか信頼が大切なんだなって思って、若いひとたちには、これからの長い道を進んでほしい。

※全然、今回のは図書館の話ではないです。(笑)
そろそろ学生デビューが近い、姪っ子、甥っ子に向けての書き置きみたいな感じ。

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