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精神症状を体から治せる理由

人間の体を制御する自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

交感神経は、”闘う、逃げる”、副交感神経は”リラックス”の神経です。
(詳しく分けると副交感神経には2種類あり、この発達度合いで色々な症状が出たりするのですが、このお話はまた別の場所で)

副交感神経の多くを占める迷走神経には、”脳→体の各所”へ信号を送るものと、”体の各所→脳”へ信号を送るものがあり、その比率は2:8と、体から脳へ送られる刺激の方が4倍多いことがわかっています。

いくら脳が体にリラックスの信号を送っても、体が不安定だと、そこから脳に伝わる緊張の信号の方が大きいため、脳は休まることができません。

脳に起こる不安や緊張、イライラなどは、体が緊張状態になっているために起こることが多いのです。

そのため漢方薬を使って、気血水を整え、五臓を安定させ体をリラックスした状態にすると、自然と脳が落ち着いてくるという訳です。

#漢方薬剤師のnote #緊張 #不安 #不眠 #漢方薬

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