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足るを知る

「モノで幸せにはなれない」
という言葉を見て、ハッとした。
その通りだと思った。

元々モノが大好きで
お洒落なお店を見て回っては
気分転換をして細々とモノを買っていた。
それを見るたびに幸せだなぁと思うのは事実だけれど、
でもきっと高揚感は一瞬で。

何かが欲しいという欲求は
留まることを知らないから、
満たされることがない。

けれどそれに気付いてすらいないから、
良くない習慣だとも思っていない。

だけどある言葉に出会ってようやく目が覚めた。

「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、
いくら持っていても満足できない人のことだ」

「いくら持っていても満足できないことは、
心が貧しいということだ」


貧乏…

なかなか認めたくない、聞きたくない言葉。
みんな貧乏だと思われなくなくて、
色々なモノを手に入れようとするのかもしれない。

だけどあれもこれもと手に入れることによって
結果的に貧乏になっていく。
考えてみれば当たり前。

だけど、そんな隠れ貧乏の状態って
やっぱり満たされないし情けないし、
変わらなければ一生抜け出せないのだろう。

「小さく暮らす」

幸せの基準を低くして、
足るを知り、
今あるものに感謝する。

仏教の「知足」とか、
ミニマリストとか、
そういう価値観が
世の中で注目されているのも頷けるし
私の中でも最大の関心事項。

小さく暮らすことを習慣にすれば、
多く稼がなきゃならないという
強迫観念からも抜け出せて、
時間にもお金にも余裕が生まれる。

余裕が生まれると余白ができる。

その余白で、
本当に大切なことに気付けたり
大切な時間を過ごすことができる。

30代半ば、
そろそろ価値観の次のステージに
向かう時期に来ていると感じる。

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