見出し画像

やったことない事業を経営する方法

飲食店の現場経験がない中、パティスリーとコーヒーショップを経営して2年目になる。先代から引き継いで経営をしている。
自分では具体的にどのようなオペレーションを組んでいけば、カフェ、パティスリーが回っていくのかがわからない。
飲食店の経験がないというのはここが弱みになる。
仕組みがあまりわかっていないのでそのリーダーの力量にある程度合わせていかざるを得ない。
当然仕組みについて勉強していくが、実際にパティスリーで職人として何年もやってきた訳ではないしバリスタとして店をやってきたわけでもない。

ある程度任せてそのリーダーの力量で進んでいくわけだが、収支が良くなればできている。良くならなければできていないという経営判断をしていくしかない。
経営のやり方としては数字に基づいて判断していくことになる。
もっと上のレベルの現場状況を知っていて、もっとこうやった方が良いということを言ってくれる存在がいることが、自分でやったことのない分野を経営する鍵となる。
本気で現場から「できない」という意見が出るが、それに対して「できる」と言い切ることができるのか。そこが勝負どころとなる。
そのアドバイスが出せる人を周りに置くことができるか、その経営者の器と黒字化できるかどうかを分ける。

実際にそのような高いレベルの現場を知っている人をリーダーとして迎えていくことができれば強い。すなわち採用が超重要ということだ。
自社で教育システムが確率されており、人が育って社員となっていくことができれば理想だ。
しかし、労働に対する考え方が多様化した現在、他でやってきた人をいれていくことがスピードとしては早い。

もうひとつの大切なことはブラックボックスになっている部分の明確化だ。
リーダーに任せてスムーズにいっていればよいのだが、上手くいかないこともある。特に職人さんは言葉にして人に伝えることが苦手な傾向にある。
そんなときに仕組みがブラックボックスになることが多い。
ヒアリングしていて言われるセリフが、「会社が何を目指してるのかわからない」「リーダーがどうしたいのかわからない」この2つだ。
ここをどのように解消するかを言語化していく。

まずどのような状態にしてほしいのかを明確にする。
明確にするというのは言葉にするということ。
そしてそれをやるために必要な役割を書き出していく。
書き出した役割を人に振っていく。そしてその進捗をミーティングで確認していく。
そのときに問題となっていることを共有してもらい判断していく。
そうすると目指すべきものが共有されチームが上手く機能していくのだと思う。

強いリーダーがいる組織とは違うやり方になるが、これが機能すればチームはスムーズに動いていくことができるはず。
今日からこれをまた違うチームに導入するのでどうなるか見ていきたい。

良ければサポートお願いします!店の運営費に当てさせていただきます!