【聖地巡礼レポ】スラムダンクに狂った女、秋田に舞い降りる【森子大物忌神社/能代バスケミュージアム/能代科技高校】

紅葉

2023年8月27日 22:38

ある日の職場でのこと。

「夏休みで公休が2日付与されるので、好きな日に休み取ってください」

私の好きなバンドは秋田でライブをする気配は無いし、休みもらえるなら聖地巡礼で秋田にでも行こうかな、とふと思いつく。軽く新幹線とホテルのパックを調べると、3万円と少しとかなり格安で行けることが判明。

という訳で、この夏会社の夏休みを利用して人生初の秋田に舞い降りることに。

移動に時間がかかる事が前々から分かっていたので1泊2日の滞在。1日目は由利本荘、2日目は能代に行くことにした。

森子大物忌神社

公開当初から沢北が参拝していた神社についてつらつら書いていたけど、まさか自ら出向くになるとは(笑)

秋田駅についてカフェで朝ご飯と、電車の本数は1時間に1本ぐらいなので暇つぶししてから由利本荘市にある森子大物忌神社へ。

秋田駅から羽後本荘駅まで出て、乗り換えで黒沢駅へ。所要時間は１時間とちょっと。

乗り換える必要無いのに間違えて一度改札出てしまって、駅員さんのところで切符買ったら「森子？」と言われて、A4の地図渡された(笑)あとSuica使えなかったから注意！

山々と田園風景の自然に癒されながらのんびりローカル線の旅。着いたよ〜！

キャッチフレーズ無理矢理すぎる！あと走って９分は凡人には無理だと思う！

ここから歩いて約25分。私は歩くのに慣れているので30分以内であれば平気だけど、夏場は猛暑だし体力に自信の無い人は出来れば断然車の方がいい。タクシーもある気配が無い。あと道中コンビニ無いから、飲み物は事前に買っとくのがいいかも。

ゴールドペーパードライバーなので日傘を差してまったり歩き。アップダウンの無い道なりなのと、分岐点には案内の矢印看板があるので思ったより体力を消耗することも迷うことも無かった。

平日だったけどちょこちょこ巡礼帰りらしき人とすれ違う。

鳥居に着く10分ぐらい前の森から只ならぬ雰囲気を感じる。冷蔵庫の冷気がすらりともれるような清涼感を感じながら目的地へ。

着いたよ〜！

午後２時ぐらいに着。この日は全然風も吹かなかったし、湿度が高いのか着いた瞬間から汗が止まらない。見た目は涼しいのに。

やりたかったやつ！

映画のシーンそのまま。映画ではほんの一瞬なのに没入感が凄い。

境内は静寂で神聖な雰囲気がありつつ、お天気だからかあたたかみがある。シャンと背筋が伸びるような静けさ、かといって張り詰めすぎもしない、まさに精神統一の場所。昼下がりでもこれなのだから、朝だともっと美しい時間なんだろうな。

もともと静かな街だけど、鳥居くぐった瞬間から車の走る音だったり、人間から発される生活音類の雑音が一切無い。森の葉っぱに吸収されるような感じ？山登りしないから普通が分からないけど、関東の山とは全然違う気がする。

山が御神体だからだと思うんだけど、山全体が大トトロとか千と千尋のおしろ様とかカビゴンみたいな、お腹にボンっと乗っかりたい系のどっしり大きめのなにかがいそう。

写真を撮りながら登ったからゼエゼエハアハアはしなかった。階段を登りきると既にご年配の夫婦が居たので挨拶。年齢は安西先生と同じぐらいじゃないかしら。参拝してすぐ帰られてしまったのでその後は参拝客が来ず、無双タイム。

手水舎には亀さん。水が出るところの彫刻に凝っている神社は多いけど、水を溜める中に彫刻が彫られているのは珍しいよね。

これが沢北に試練を与えた亀様か。。。

拝殿。日がいい時に当たりいい写真撮れた！

神社の写真を撮るときは「神様をカッコよく撮りたい！」の一心で撮ってます。霊感無いので良いものも悪いものも見えないけど、神聖な場所ではカッコよく撮りたいじゃないですか。

参拝中、クマンバチがずっと私の周りをブンブン言っててうわああああって言いながら手を合わせていた。クマンバチなんて久しぶりに見たよ〜。蝶やトンボもいっぱいいたけど、アブもいるみたいだから虫除けは必須。

【9/4追記】

偶然見つけた記事ですが、クマンバチは「不可能を可能にする」という意味だそう。

これ、パリ五輪決めたバスケ日本代表のことでは？！

神秘的なので、きっとここの神様が日本代表に力を貸してくれたんだと思うことにする🙏

来場者カウンター

ポチッとな！

拝殿の彫刻もよく見たら色々いる。鳳凰、龍、獅子？、影から見張るように力士？仏像？。

個人的に気になるところが、この神社で祀られている「大物忌神」は稲魂(お稲荷さん)と同じ神様だとされているそうなのだけど、見る限りお稲荷さんの御眷属である狐が見当たらない。稲荷信仰という訳では無さそう。

実際問題、こりゃ階段ダッシュ無理だよ〜！見てもらえば分かるけど結構ガタガタ。注意しないとすぐすってんころりん。気をつけよう。

帰りに段数を数えてみたけど、私の数え方では270段でした。30段の誤差は如何に。まさか数える人によって段数が変わるとか無いよね…!?

参拝帰りは近くの酒屋「熊谷寅蔵商店」さんで日本酒と神社のお札をゲット。

この日本酒の「百竈(ひゃくかまど)」はこの商店のみ販売しているそうで、字は市長さんが書いたそう。お手本のような達筆！

味は飲み易い甘口。半分だけ呑もうと思ったのに、ホテルの1人晩酌で飲み干してしまった。

森子大物忌神社は無人の神社なので、御札はこちらの酒屋さんでゲット出来ます。初穂料1000円。家帰ってお札を飾ろうと思ったら、お札から木のいい香りがしてびっくり！するときとしない時があるから気のせいかもしれないけど、家でもあの神社の空気を味わえる。

ここの女将さんがとても優しくて、暑いからとお店で麦茶とお煎餅出してくれて、帰りは駅までバスか歩いて帰ろうと思ったら暑くて危ないからと女将さんが車で駅まで送ってくれた。秋田の人優しすぎる。。。

能代バスケミュージアム

２日目は朝食バイキングに命かけているので、朝食バイキングからスタート(千鳥の一周だけバイキングが大好きで、バイキングをする度に勝手にどれだけ上手に盛れるか試している)

秋田の名産品がたくさん。いぶりがっこ美味しかった！

２日目は東北の友人が私のわがままな聖地巡礼に付き添ってくれたので車移動。道中、道の駅でババヘラアイスゲット！

寄り道しながらドライブ。男鹿の海はキラキラしてて綺麗だし、ナマハゲいるし、秋田を感じる。

能代バスケミュージアムに着。アーケード街に溶け込んでいます。

うひょ〜幸せ空間！スラムダンク以外にも、能代高校バスケ部やNBA、秋田のバスケチームなどなど名の通りバスケまみれ。これで入場無料とか…！

ユニフォーム試着可。やっぱり男子のユニ大きい。日本代表のユニフォームは膝丈まである特大ビッグサイズ。

マネキンの国体ユニは190cmの想定なのかな？沢北、流川と同じくらい？

能代科学技術高校

本当は生徒さんの邪魔になるからと行かない予定ではあったんだけど、受付のマダムに「今日は30分後ぐらいから練習始まりまりますけど、練習見学しますか？」と思ったよりウェルカムな雰囲気だったので行くことに。

能代バスケミュージアムからは道路渡ってすぐ。

山王のモデル高校である能代科技高校。当時の名前は能代工業ですね。学校に駐車可。校舎が綺麗でびっくり！母校よりはるかに綺麗なんだけど(笑)

校舎に木材使われてる学校ってかなり珍しいんじゃないかな。木の温もりが凄くいい。地元神奈川なんだけど、こんな風に校舎に木をあしらった学校は無かったかな。

練習風景は撮影NGだけど、展示品はOK。

2階席で見学。保護者含めて見学者がかなりいた。古豪だからピリピリ張り詰めた雰囲気なのかなと思ったけど、練習自体はいい意味で力が抜けてて、淡々としていてごく普通の部活という感じ。見た感じ下級生の練習だったから、主力の子はまた違う練習メニューなのかも。

予期せぬ学校見学だったけど、大人になってから高校に行くことが出来て貴重な経験！行ってから気がついたけど、子どもとかいないと学校に行くことなかなか無いよね。秋田旅でNo.1の思い出かも。眩しい青春を浴びれてアラサーは大変満足。

秋田戦利品

【購入品】

能代バスケミュージアム→
・秋田杉スコアプレート(山王逆転ver)
・秋田杉キーホルダー
・ステッカー(入場特典でもらった)

能代駅→
・コースター
・缶バッチ(どっちもデジタルスタンプラリーの特典)

アイシングクッキー→
「memomi」さん(鮎川駅最寄りのドライフラワー屋さん)

森子大物忌神社のお札→
「熊谷寅蔵商店」さん(森子大物忌神社近くの酒屋さん)

能代バスケミュージアムで買える秋田杉のスコアプレートはいくつかデザインがあり、非公式グッズが大好きなので入荷したての山王逆転verにした。

この山王逆転verのプレートは「プレートの作者がスラダンドンピシャ世代で絶対に負けたスコアで作りたくない」という強い意志から生まれたらしい(笑)

キーホルダーはすぐ鍵につけた(鍵を割と落としがちな人間。頼むぜ深津！)

同じ杉かもしれないけど、秋田杉プレートと神社の御札とはまた違う香りがする気がする！プレートとキーホルダーはライトな木の香り、神社はウッド系の香水に近いかも。