coffee_time8

文章を読んで気分を害された方は申し訳ありません。批判されるのは重々承知ですが、発達障害…

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文章を読んで気分を害された方は申し訳ありません。批判されるのは重々承知ですが、発達障害者と共に仕事をし、その中での健常者の悲鳴や疑問を社会に、そして共存出来る世界があるのか模索しながら旅をしています。

最近の記事

決断が遅かった理由

彼女と仕事をしていると前述でも何度も書いた様に、「何故?」という事が頻繁に発生し、理解し難い結果が多く、心身ともに疲れ果ててしまっていましたが、彼女の診断結果を聞きようやくこの仕事は無理であるという結果に至りました。 もっと前から無理であろうとは思っていました。ですが彼女が仕事を覚えたい、頑張りたい、そして私もその願いを潰す訳にはいかない、雇用したからには、友達だから信じて我慢するしかない。。。 教えても教えても流れる川の如く記憶は彼女の頭の中にとどまらず、鉛筆で不要なメ

    • 身体の不調は突然に。。。

      夏の暑い日私は車で銀行に向かいました。 銀行に着き、店舗内に入ろうとした瞬間おかしな感覚に見舞われます。 何がどうとは説明できないのですが、立つとフワフワと浮いている状態になります。歩いてもフワフワしているのです。 何かがおかしい。。。そう思い車に戻り彼女に電話をして銀行処理を代わってもらうようにお願いをしました。銀行の場所は一つしかないので銀行の大きな看板の前に居る旨を伝え電話を切りました。 通常の運転で10分もあれば到着しますが、20分、30分と待っても来ません。私も自

      • 「友達」という鎖に繋がれ、「仕事」という鎖に繋がれて身動きが一切とれません。 周囲からは何故雇用したのか?私の責任にあると言われてしまいます。勿論、その責任があるからこそ私は付きっきりで彼女の仕事を見ているのです。彼女が独り立ちする事を頭に描いてです。 パソコン操作において何度言ってもわからない時、手をパシっと叩いてダメな事を教えます。または、彼女が持っているマウスの上に私の手を置いて実際に操作を身体で覚えさせます。 でも何をやっても彼女はわからないのです。 手の操作と

        • 彼女の世界

          私は彼女が理解できなければ出来るまで説明し続けます。 何があろうと彼女の味方になります。 出来るまで帰らないといえば何時になっても一緒にいます。 彼女は経験の無い事柄に関しては臆病です。 先方に物を届けるだけでも怖がります。 しかし、大丈夫なんだという事を教えます。 結果笑顔で帰って来れば成功です。 励まし、良い所は認めて褒めます。 ふと気付きました。私は何をしているんだろうと。職場で人目も憚らず泣く彼女を見て、子育てをしている様な感覚に陥りました。 でも彼女は友達であり、

        決断が遅かった理由

          診断結果

          多動の無い不注意型ADHDグレーゾーン。 それが彼女に渡された結果でした。 ー細かい注意を払うことができない。 ー不注意から失敗することがよくある。 ー注意を持続しつづけることが難しい。 ー話しかけられても聞いていないように見える。 ー指示されたことをやり遂げることができない。 ー順序立てて課題を進めることが難しい。 ー継続して課題に取り組むことが難しい。 ーよく必要な物をなくす。 ーよく関係ないことで気が散る。 ー忘れる・抜け漏れることがある。 調べれば調べる程彼女に当

          彼女の口癖と難解な質問

          彼女はよく「悔しい」と言います。 自分が理解出来ないのが悔しい、私に言われるのが悔しいのです。 何か言われた時必ず「私さんとは経験数が違うから」と言います。 経験数の問題では無い事が多いのです。 Aという処理の説明をしていたら、Zに関する質問が飛んできます。 この前もそうでした。彼女の仕事の役割、相手と折衝をし内容を随時確認してください。それは誰の役割でもなくあなたの役割ですよと伝えているのに、「私さんに聞くタイミングがわからないんだけど?」と言うのです。周囲は凍りつきま

          彼女の口癖と難解な質問

          絶望と我慢

          毎日ミスの繰り返し、何を見ても処理はぐちゃぐちゃ、理解出来ないのと彼女の意地も相まって夜中1:00まで処理を教える事もしばしば。 処理の内容は①コピーする②入力する③原本、コピーした物をあるべき場所にしまう、たったこれだけです。 指導方法も変えたりしました。その処理の内容説明を含み処理方法を指導すると混乱して結局何をしていいのかわからない、処理方法のみ伝えると今度は内容がわからないので仕事が繋がっていかない。。。 ある日クレジットカードの取り扱いについて驚いた事があります。

          絶望と我慢

          笑顔の反対側には涙有り?!

          前回おかしな所で笑われて(異世界への入り口を読んでみてください)頭の中は「?」がいっぱい並んでいました。彼女は空気を読めません。 仕事でミスを連発した為、何故ミスしたのか、そのミスが他社・社内へどの様に影響するのか説明し、真剣な顔でこんな事は今後絶対するな!!と怒っていたのですが、彼女は「アハハハハ〜」と笑って話を流しています。 今は笑う所では無いし、真剣に伝えている、ここはお茶飲みの場所ではないんだ、遊びじゃないんだと伝えましたがピンと来ていない様子でした。 上記ばかりで

          笑顔の反対側には涙有り?!

          異世界への入り口

          そこは踏み出すと謎だらけの世界です。 ある日何度も同じ事を聞いてくるのでノート、メモ紙を見せてもらいました。 ノートやメモ紙の中身が何も無い。ただ私の説明を書き下ろしているだけで、要点がどこにもないのです。何の処理なのか全く検討もつかない。 謎のノートとメモ。。。 例題で私のノート、メモの取り方を伝えると笑ってました。何故笑う?謎です。理解不能です。目に見えない異世界の扉を開いた瞬間でした。 それでも私は諦めず根気よく伝えました。 最後は力尽き、「小学生でもノートの取

          異世界への入り口

          お金はどこへ?

          「お金が無い」「お金が無い」「お金がない」 「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう」 小口現金がどこかに消えてしまいました。 とはいえど1万円、されど1万円。彼女は大パニックです。どこにしまったのか、何にしまい込んだのか覚えていない。机の引き出し、重なった書類、自分の鞄の中等ガサガサ探し、「無くなった。。。」と一言。 勿論問題なので聞き取りしますが、要点を得ず。諦めました。 盗まれたのか、失くしたのか判らずじまいです。まぁ少しのお金だし自分が補填すれば良いので特に責めず

          お金はどこへ?

          楽しい半日、苦痛半日

          朝出社すると楽しげな声と掃除の音が事務所に響き、そのうち彼女は私がPCを開くと同時にコーヒーを持ってきてくれ、昨日の事、子供の事等様々な話しを聴きながら、その日の段取りをするのが朝の日課です。 ある日そろそろ彼女の仕事を少し増やそうと思い、今後の事、仕事内容、それらの結果予測等を話し合い、私の「背中を頼む」と一言添えて話し合いは終了しました。 ここで私の会社、仕事内容を言うと零細企業で社長が畳もうと準備していた所に何故か人が集まってしまい、仕方なく続けて行かざるを得ない会

          楽しい半日、苦痛半日

          友達が入社した日

          今年の初めに友達が入社してきました。これから起こる楽しい事や充実した生活を夢に描いて彼女を温かく迎え入れました。 彼女はおっとりしており、話すとフワッとした和やかな空気が流れ、自分には無い空気感でいつも羨ましいと思っていたのです。 入社当初彼女は「物覚えが悪く、覚えるのに時間が掛かるが、出来ない事はないので教えて欲しい」と私に言ってきたのでした。私はそこまで気に留めておらず、歳のせいもあるし私も同じであるから気にせず何度でも聞いてね、と社交辞令ではないのですがそう答えてい

          友達が入社した日