【読書】現代思想入門 千葉雅也
図書館で何気に選んだ新書。
面白すぎて気持ちの良い読後感でした。
後に知りましたが、「新書大賞2023」の大賞受賞作です!(納得の満足感)
概要
デリダ、ドゥルーズ、フーコーの3人をメインに取り上げ、いわゆる「ポスト構造主義」と呼ばれるフランスの現代思想を分かりやすく紹介している本です。
感想
以前から自分の中で綺麗な答えが出ずにモヤモヤしていた「善と悪」とは何かという疑問がありました。そのような二項対立に対して『脱構築』を試みたのがデリダらの哲学でした。
その手続きを経て行く中で、本質的なものに目を向ける。普段から物事の「本質」に近付こうと心掛けている私には必要な考えかたでした。
その後、ドゥルーズや構造主義からデリダ後までの哲学史の入門書を少しずつですが読んでおります。
毎度のことですが、哲学書っていきなり本番で読めない難しさに悔しくなると同時に、着実に読書への体力が付いていく実感があって楽しいですね^ ^
こんな人にオススメ!
・何でもかんでも分類してしまう現代に疑問を持っている/うんざりしている人。
・周りの人の価値観(幸せや"当たり前”という考え)に苦しめられたことのある人。
今回は簡単に書きましたが、哲学書のように難解で読みづらい文章ではありませんので一度読んで頂きたい一冊です。
哲学に興味がなくても、現代人には必ず刺さる内容だと思います。
今日はここで失礼します。
ではまた☕️
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