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抑えきれないタコパ熱

「嫁ちゃん、たこ焼き食べよう!」

私たち夫婦はたこ焼きが大好き。
『銀だこ』が視界に入るたびに
「おっ」と視線を奪われちゃう。

外食でもペロリといけちゃうが
腰を据えて自宅でタコパも好き。
我が家では定期的に開催してる。

・・・開催してるはずだったけど。

「そういえば最近タコパしてないね」

二人で記憶をさかのぼってみたら
今年は一回もタコパしてなかった。
これはたこ焼き大好き夫婦として
非常に由々しき事態といえよう。

「ここに新品のたこ焼き器がありまーす」

「ええっ、夫くんそれ、どうしたの?」

「ドンキで1280円で買ったった」

「おお」

「たこ焼き用の粉に卵、天かす、青のり…」

「おおお」

「とにかく一式揃えておいたで!」

「おおー、すごい!どうしたの今日は」

「なんかこう、無性にさぁ、タコパ熱がさぁ」

「わかるわかる。なんか私も火が点いたよ」

「よーし今夜はタコパだ!」

「やったね今夜はホームランだ!」

粉ものの悪魔に脳をやられた私たちは
おかしなテンションで突入した。
今年最初で最後のタコパ祭りに。

「味は私にまかせときな」

嫁ちゃんがカッコいいことを言い放つと
パパッと調味料&薬味を用意してくれた。

①たこ焼きソース&マヨ&鰹節の王道
②大根おろし&ポン酢&ネギのつけ汁
③明太マヨディップソースのかくし玉

たこ焼きの流儀「ソースの準備を怠るな」

「明太マヨ来た!悪魔のソース爆誕!」

「げっへっへ」

綺麗に焼きあがったたこ焼き(タイトル画像)を
三種のソースでほおばる。はふはふ。

「うぅうぅううう美味いぃ(´;ω;`)ウゥゥ」

「泣くな泣くな」

「コレもう銀だこじゃん?カリッとしてるし」

「今日は仕上げに油でカラっと焼いてみたよ」

「すごいな君、たこ焼きもプロやん」

「うっへっへ。さあ食べなはれ食べなはれ」

口調がエセ大阪人っぽくなるのは仕様です。
そんなこんなでたこ焼きだけを食べまくり
気付いたら70個ほど食べていた。ふたりで。

「ぐう・・・」

「おふ・・・」

さすがに食べ過ぎた。それに加えて
慣れない缶チューハイなんて飲むものだから
顔を真っ赤にした私たちに睡魔が襲い掛かる。

「ぐう・・・」

「すうすう・・・」

寝てしまった。片付けもせずに。欲望のままに。

ここまで書いてようやく分かったことがある。
私が毎日定期的にnoteを書ける大きな要素は
アルコールを飲まないからだな!というのが。

多分毎日アルコールを飲んでいたら
いろんな欲望に負けてしまうだろう。
私はめちゃめちゃ意志が弱いからね!

では皆さまも年末は良いアルコールライフを!



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