KY研究所@CoderDojo横浜港北ニュータウンやってます

横浜市でCoderDojo港北ニュータウンをやっています。K研究員は実践して得られた知…

KY研究所@CoderDojo横浜港北ニュータウンやってます

横浜市でCoderDojo港北ニュータウンをやっています。K研究員は実践して得られた知見を共有しています。Y研究員はプログラミング学習法の『写経』について記事を書いています。E研究員はMake:界隈のハードウェアを主に研究しています。

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最近の記事

「写経」で学ぶRust日記:その5

お疲れ様です。Y研究員です。プログラミングの勉強法「写経」について考えています。とりあえず書き写すだけではなく、もっと気をつける点があると思っています。 そういえば少し前にTwitterで「写経」について騒がれてるのを見ました。何度が議論の対象になってるみたいですが、あえて波には乗らないでマイペースに深めたいと思います。というわけで近況のアップデートです。 参考図書の進み具合そのまま「写経」して動くサンプルプログラムの無い本を読み進めています。言語の説明を続ける本に苦手意

    • 書道の達人からプログラミングを学ぶ

      お疲れ様です。Y研究員です。今日は「日本能書家列伝」を読んだので、その話です。能書家とは書道の達人です。このブログではプログラミングの勉強法として「写経」を研究しています。本来の写経は毛筆でやります。そこで、書道の大家にあたる能書家に興味を持ちました。 書道が上手い人を参考にすれば、プログラミングも上手くなるのではないか、という発想です。プログラミングにも良し悪しはあります。上手に書かれている物は見習うべきところがありそうです。 能書家とはどのような人達か上下巻に別れて4

      • 「写経」で学ぶRust日記:その4

        お疲れ様です。Y研究員です。ご無沙汰しております。プログラムの勉強を「写経」で続けています。 新しい言語のRustを勉強しています。しかし選んだ本が硬派というか、動くサンプルコードが無い本です。しかし言語を要素ごとに深く書いてあります。「写経」で学ぶには難しい本ですが、現代の力であるLLMを用いて解決できるか試しています。 最初は型の説明で、その次は所有権の説明が続きます。Rustの肝です。今は所有権の途中ですが、プログラムを書くことにしました。参考にしている書籍にも、な

        • QoLを上げる3つのもの

          お疲れ様です。Y研究員です。今日はK研究員とE研究員とチャットで話題になった「QoLを上げるもの」について書きたいと思います。主にプログラミングの環境を整えるものです。Quality of Programming Lifeなので、QoPLです。 ラップトップスタンドノートパソコンを使っていると、下を覗き込む姿勢になります。その姿勢を改善するグッズです。ディスプレイを持ち上げて、視線をあげます。使ってみると首がのびるので頭がスッキリします。嘘みたいですが、自分は集中力が上がり

        マガジン

        • プログラミング教育調査報告
          76本
        • プログラミング文体練習を「写経」します
          28本
        • プログラミング教育実践まとめ
          84本
        • サウナの愉しみ@エストニア
          27本
        • 効果的なプログラミングの『写経』とは
          38本
        • CoderDojoまとめ
          117本

        記事

          「写経」で学ぶRust日記:その3

          お疲れ様です。Y研究員です。今日もRustを学ぶために「写経」しました。引き続き並列プログラミングです。技術的な話題は最後に少しだけ書くことにしました。 なぜnoteでプログラミングについて書くのか技術的なブログを書くならZennとかQiitaとかの方が普通です。キャリア形成を考えるとそっちのほうが断然有利です。しかし自分はnoteで書いています。 理由は、このブログはプログラミング教育について考えるところから始まったからです。人に教えるなら自分でも勉強しないとダメかなと

          「写経」で学ぶRust日記:その2

          お疲れ様です。Y研究員です。プログラミングの勉強法である「写経」を研究しています。書籍「プログラミング言語Rust第2版」を読みながら「写経」しています。 Rustはイメージキャラクターがカニなので、またカニの写真です。K研究員からは「カーシニゼーション」という言葉を聞きました。カニ以外の甲殻類がカニ化する言葉です。初めて知りました。そして写真のタラバガニも実はヤドカリの仲間みたいです。左右非対称らしいです。 並列計算を「写経」した第2章にはMandelbrotのサンプル

          「写経」で学ぶRust日記:その1

          お疲れ様です。Y研究員です。「写経」をしながら「プログラミングRust第2版」を読んでいます。今日は第一回目です。Rustのイメージキャラが蟹なので、しばらくは蟹画像で行きたいと思います。さっそく美味しそうな写真を見つけたので使ってみました。 環境構築もしてみた「写経」をする前に開発環境もつくりました。ゴテゴテしたIDEが苦手なので、Vimに最低限の静的解析ツールなどを設定しました(rust.vim)。 「写経」して少し変えてみるをやった第2章です。Mandelbrotを

          「写経」でRustを学び始めた

          お疲れ様です。Y研究員です。プログラミングの学習法「写経」を研究しています。「写経」する題材に迷っていましたが、Rustの本を「写経」で進めることにしました。 なぜRustなのかHaskellと迷っていたのですが、新しい言語のほうが学びが多いし使える範囲も広いと思ったからです。流行っているのでblogの記事を読んでもらえそう、というマーケティング的な理由もあります。 Rustはメモリの所有権を厳密にコントロールする言語です。所有権の感覚が身につけば、仕事で書いているC++

          子供とゲームプログラミングをする時に役立つ3つのコツ

          お疲れ様です。Y研究員です。だんだんコツが分かってきたので共有します。 イメージ図を描いてみる「ゲームが作りたい」という申し出がありました。アイディアが色々出てくるので、まずは絵に書いてもらうと話がうまく進みます。 このイメージの絵はかなり有効です。言葉だけでなく絵でコミュニケーションできるのは良い点です。「これは何か」とか「どうやって動くのか」など一つ一つ確認ができます。分かったら書き入れてもらうと話が進みます。別な色で動きを矢印で示してもらう、などです。 話よく聞い

          子供とゲームプログラミングをする時に役立つ3つのコツ

          書家から学ぶプログラミング

          お疲れ様です。Y研究員です。プログラミングの勉強法「写経」を研究しています。今日は書道の達人からプログラミングの上達法を考えたいと思います。 キッカケは、過去には「弘法も筆を選ばず」という諺から、いろいろなエディタを試す記事を書きました。調べてみると元の諺は弘法大師ではなく「能書家は筆を選ばず」だったことが分かりました。そこから考えたのは、「能書家というのは誰か」です。能書家は書の達人らしいですが、誰か知らなかったので調べてみました。 意外な人も「能書家」Wikipedi

          「写経」のネタになりそうな本、3選

          お疲れ様です。Y研究員です。プログラムの習得法「写経」の研究をしています。今日は「写経」のネタになりそうな本を3つ紹介します。 プログラミング言語AWK 第2版プログラム言語の開発者が書いた本は、言語の本質が語られていて役に立ちます。自分はC言語の本でそれを体験しました。この本もAWKの開発者が書いた本なので、同様な効果が期待できます。 AWKは古い言語ですが、大量のデータを扱う現代に通用するツールです。Pythonでデータ処理をしていると、メモリに乗らない場合もあります

          「写経」のネタになりそうな本、3選

          新卒一括採用は日本独自の文化なのか

          こんにちは、K研究員です。 そろそろ新卒が3か月で辞めたというSNSのポストが増える時期なので、新卒一括採用について書いてみようと思います。 よく、日本は新卒一括採用を行っていて古臭い。時代はジョブ型採用みたいな話はSNSで語られるのですが、そのあたりの話について書いていきたいと思います。 注意点:ビジネスを考えるときに民族的な考えで決めつけないほうがよい ビジネスの世界では法律に違反しない範囲で儲かる方法を考えるのが当たり前です。日本は古臭いから新卒一括採用、アメリカ

          新卒一括採用は日本独自の文化なのか

          ChatGPT-4oと協力して「しりとり」プログラムを1時間弱で完成させた

          お疲れ様です。Y研究員です。有隣堂のYouTubeチャンネルが好きです。 切っ掛けだいぶ前ですが、三省堂の「消えた言葉辞典」が紹介されました。ようやく時間が取れたので、やっと読み終わりました。一番印象に残った単語は「金玉火鉢」です。身も蓋もない結末ですが、本自体は面白かったです。 それとは別に子供と「しりとり」をしていて、プログラムなら簡単に「しりとり」が出来るのではないか、と思いました。単語のデータベースをどこかから借りてきて、そこから単語を抽出すればできそうです。しか

          ChatGPT-4oと協力して「しりとり」プログラムを1時間弱で完成させた

          エラーで学ぶPythonを読み始めた

          お疲れ様です。Y研究員です。掲題の通り、新しい本を読み始めました。中野先生の前作「エラーで学ぶScrath」の続編です。1章を読み終わって、早速いろいろな気づきがあったので共有します。 どうやって読んでいるか本を買ってすぐ読みたくなりますが、「はじめに」はかなり大事だと思っています。本を書いたヒトが「こういう点に気をつけてください」とか「こういう理由でこの本を書きました」とヒントを出してくれている場合が多いからです。この「はじめに」を熟読することで、読書の満足度が上がります

          ChatGPTの裏のとり方(個人的備忘も兼ねて)

          お疲れ様です。Y研究員です。プログラムを手で書き写して勉強する「写経」を研究しています。今日はChatGPTに頼りすぎて、その他のやり方を忘れていると気がついたので、備忘的に記事を書くことにしました。例えばテレビゲームのジャンルを網羅的に知りたいとして話を進めます。 Wikipediaを使う登場した時は「信用ならない」とか「レポートに使ってはいけない」と言われたWikipediaは裏とりに使えると思いました。少なくとも集合知が背景にあるので、無いものをでっち上げるハルシネー

          ChatGPTの裏のとり方(個人的備忘も兼ねて)

          子供とLLMを駆使してゲームづくりを試してみた話

          お疲れ様です。Y研究員です。今日は小学1年男子とゲームづくりをしてみた顛末を共有します。話は「ゲームを作りたい」と言ってあれこれアイディアを出してくるので、「絵に描いてまとめてみろ」と言ったところから始まります。 イメージ画作りは簡単に出来た6枚ほど紙芝居みたいに絵を描いてきました。そこで線画を基にDALL-Eが絵を書くことを思い出しました。ためにし1枚やってみたところ、うまく行きました。修正点を聞き取って、それをプロンプトに入れながら絵を完成させました。「雨が降っているよ

          子供とLLMを駆使してゲームづくりを試してみた話