デカルトについて誤解していたのかもしれない。
野田又夫さんの「デカルト」を読んでいる。デカルトの生涯とその思想をわかりやすく解説してくれている良書だと思う。
デカルトといえば、「我思うゆえに我あり」という言葉。精神を身体から分離して、この世界を「精神」と「精神が意味づけるもの」に分けた。
精神を高位な位置において、精神をもってこの世界を徹底的に利用しようという機械論的、原子論的な世界観をつくった。これが科学という営みにも繋がっていったのだろうと僕は解釈している。
世界を捉えるとき、人の感覚は当てにならない。人は見間違