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落選したけど、残念すぎてなーい理由

コンニチハ!みき亭です。
ようやく秋がやって来てくれて、ホッとしています。「○○の秋」。「noteの秋!」と言いたいところですが。。。なかなか…(座右の銘は、毎日が「千里の道の一歩」)苦笑。

荒井良二さんのワクワクを堪能!

8月下旬…夏!真っ盛りな中、横須賀美術館で開催された荒井良二さんの展覧会『new born〜いつもしらないところへ たびするきぶんだった〜』を見に行ってきました。荒井さんの展覧会は、2009年世田谷文学館で開催された『進める荒井良二のいろいろ展』以来でしたので、今回の展覧会は、まさに進んだ(しらないところへたくさん旅をされた)荒井良二さんを拝見することが出来て、ワクワクしました。そこに関連ワークショップ「荒井良二と物語を汲み出す人」の展示コーナーがあって、荒井さんならではの面白い企画!であり、その時間が、参加者にとって、かけがえのない充実した時間だったことが見て取れました。

そして、大切な気づきを…。

ずいぶんと昔の話ですが、横浜のカルチャーセンターにて、荒井良二さんの絵本をつくるクラスに通っていたことがあったので、また、あのクリエイティブな時間を共有することが出来たら、音楽制作することへの意欲と元気をいただけたかもなぁ〜っと思っていましたら!千葉美術館での巡回展でもワークショップをされるとのこと。応募にあたり、「バス」をテーマにした400字以内の作文(形式自由)の提出がありました。早速!応募しました。蓋を開けてみると、定員を大幅に上回る応募があったそうで、当選は作文の選考によって決められました。残念ながら、落選してしまったのです…が、この作文を書きながら、とても大切な気づきが得られたので、応募してよかったなぁ〜って、思った!という話を書きたいと思います。

new born 荒井良二〜いつもしらないところへたびするきぶんだった〜
(巡回展 千葉美術館 2023年10月4日〜12月17日)

フィクションにとってNG!!なリアリティの壁

荒井良二さんの絵本には、「バス」がよく出て来ます。そのほんわか〜と自由な雰囲気の絵を思い出しながら、こんな「バス」があったら楽しいだろうな!っという空想の世界を作文に描こうと思いました。いざ、書いてみると、空想の世界なのに、現実的に「こんなことしたらあり得ないなっ」とか「無理な話だよな」っとか、空想の世界には無いハズのリアリティの壁を自分で作ってしまっていることに気づきました。なんか夢を描けなくなっているんじゃない?自分。。。っと、つまらない人間になっていることに気づけたのです。そこで、リアリティの壁を取っ払って、こんな世界あったら楽しいなっ!という私の夢作文を書いて応募しました。

 「ぼくの村には、ひと月に一日だけ、朝一番に出発するバスがある。行き先は、標高三千メートルにある山の上のヒュッテ。僕は常連なんだ。乗客は、いろんな楽器を持ってやってくる。ご自慢のハンドクラップや声、口笛ができる人もいるよ。一年前は一台だったバスが、今や十数台に増便。村人以外の人たちもいっぱい乗ってくるようになった。バスが出発すると、誰かが音を出し始める。知ってるメロディーの時もあるし、聞いたことがないリズムのこともある。でも、みんなその音に合わせて音を重ねていくんだ。間違えたっておかまいなしさ。そうやって、いろんな曲が出来上がっていくんだ。賑やかな音を響かせて走るバスを、村人たちはなんだか嬉しそうに見送ってくれる。ヒュッテは、お祭り会場になってて、たくさんの人たちが僕たちの到着を待っているんだ。バスを降りた僕たちは、特設ステージに立って、仕上がった曲を披露するのさ。これは、僕がきのう見た夢の話。」

みき亭

空想に願いを込めて🎵

やっぱり空想って楽しい。もっともっと音に、言葉に、していきたいと思います。フィクションとノンフィクションとの間を楽しみながら〜。

new born” 巡回展 千葉美術館へも足を運ぼうと思ってます!

最後まで、読んでくださり、ありがとうございました!


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