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古典的なRPGの進め方

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剣と魔法がある、まるでRPGのような世界。そんな世界で旅をする幼馴染三人組(時々四人)のワンシーン集。会話文のみも混在。
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2020年10月の記事一覧

悪夢を見た話

時々。 まったくわけのわからない、最悪な夢を見る。 どこか冷たさをまとう異質な空気。硬質な…

譲原
4年前

街で足止めされた時の話

「たっだいまー……って、ん?」 暇潰しの散歩帰り。とっていた宿の部屋に帰れば、珍しい光景…

譲原
4年前
1

迷宮脱出の話

「あーーー」 迷宮の中、コーンの叫びがこだまする。やかましいと言う前に弱音の言葉が続いた…

譲原
4年前
2

複合店舗の話

「はい、先生ー。質問でーす」 街の中。歩きながらコーンは真っ直ぐに手を挙げた。その声にリ…

譲原
4年前
3

夕飯前、宿屋にて。

「おかみさーん。いるー?」 宿の店主に用があったから、一階の食事処まで顔を出したのが厄介…

譲原
4年前
3

魔法に必要な手順の話

「リオってなんでそんな魔法出す時に色んな方法使うんだ? ふつーは一つじゃねえの?」 その言…

譲原
4年前

話してほしい話

「眠れないのか?」 「コーン」 闇の中、差し出されたカップを受け取る。 久しぶりの野宿。寝ずの番は自分から申し出た。心配そうな顔をする二人をあしらって、一人でたき火の前を陣取れば、諦めたように眠りについたはずだった。 「眠れなくていいんだよ。見張りなんだから」 「それもそうか」 木の根元に二人座って、カップの中身をすする。思ったのと違う濃厚さと、鼻を抜ける甘い香りに目を見張る。中身を見ていなかったが、これは旅の途中で持ち歩けるものじゃない。思わずコーンを見る。 「はちみつミル

幼馴染の予定の話

「なあ、買い出し終わったら──「ごめん。今日は別行動させて」 とっくに日は昇っており、町…

譲原
4年前
1

墜落と夜の話

落ちていく。 深く深く、世界の底へ。眠る間際よりも尚恐ろしい、終わりが近付くほんの一瞬。 …

譲原
4年前

将来の話

「お前ら結婚すんの?」 幼馴染の唐突な言葉に、ルークとリオノーラは顔を見合わせた。コーン…

譲原
4年前