短歌 そうですね
好きすぎておかしくなるのすごくいい鼓動よ二度と元に戻るな
人間が壊れるときの音に似て桜が綻ぶ やっと会えるね
そうですね世界が終わるというより人が滅びるだけじゃないかな
週末、弾丸で実家へ帰っていました。天気が良かったので、路線バスは使わずに最寄り駅から実家まで、遊歩道を通って30分近くぷらぷらと歩き、途中のパン屋(ベーカリーというより、パン屋)で両親と自分のぶんのランチを買いました。
午後になって弟夫婦もやってきて、それから夕飯を挟んで午後10時までノンストップトーキングを楽しみました。
ひさびさの再会だったとはいえ、とにかく笑いまくってしゃべくって、眠くなってきたなぁと時計を見て、一同でびっくりし、そのことでまた笑って、解散となりました。
◈ハイライト
ふわふわした雰囲気の義理の妹ちゃんが、会話の流れの中で私にこう言いました。
「お義姉さん、改めて私たちの結婚式のスピーチで、素敵な俳句を詠んでくれて、ありがとうございました」
私「……あ、えっとね、うん……あれは俳句じゃなくて、短歌なんだ……」
「アッ、ごめんなさい!」
「いやいや、大丈夫。ほら、『人生つらけりゃ俳句を詠めよ。言葉が足りなきゃ短歌があるぜ』って歌詞の歌もあるし……」
弟「おお、それはいい言葉だ」
母「素敵ね」
父(無言で頷く)
義妹「確かにそうですね……!」
この時の私には、どうしてもその言葉が筋肉少女帯の「スラッシュ禅問答」の歌詞であることを伝える勇気がありませんでした。
たくさん笑って、たくさん語って、いい時間を過ごせたかなと思います。
しかしながら、俳句と短歌を文字数の違いだけで語ろうとしてしまった矮小な己のことは、穴があったら入りたいしなかったら掘るくらいのことはしたいです。。
もう明日月曜日かよ、とがっかりしかけましたが、なんと今週はど真ん中の水曜日が祝日なんですね。ありがたや。
……いや、ものすごく反省はしてるんです……
記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *)