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今日のココ日(ココルーム日記)

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毎日が人生劇場、ココルームの日々をほぼ毎日、Facebookで投稿しているココルーム日記(ココ日)。ココ日が一番はじめに投稿されたのは2021年11月のこと。それから5ヶ月経った…
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2022年5月9日

今日のココイチ(ココルームの一枚) 昨日庭で取って飾っていたのが、今朝見たらクタッとしていた。 このまま枯れちゃうかと思っていたら、午後になって元気になってきました。 外は冷たい雨が降りしきる静かな午後の釜ヶ崎です。 皆さま、良い午後をお過ごしください。

2022年4月22日

今日のココ日(ココルーム日記) お昼時、バザーを見てたおっちゃんから尋ねられた 「くつ下ある?」 「あるよー、長いの?短いの?」 「短いの!最近暑なってきたから」 「これとかどう?短いの4組セット300円」 「これええなぁ〜、200円に負けてくれへん?」 「ごめんな、おっちゃんそれはできひんわ〜、その代わり50円のちょっと長いくつ下おまけでつけとくわ」 「ありがとう、ほな300円で買うわ」 そう言っておっちゃんは自転車のかごにくつ下を入れた。 「服もちょっ

2022年4月14日

今日のココ日(ココルーム日記) はじめてココルームに来たときから、たのしく見ていた作品があって、それは高木さんがチラシで作ったコヨリで生み出す作品たち。自転車、救急車、それから通天閣に首里城までチラシのコヨリで作ってしまう。はじめて見た時から、チラシの配色が絶妙にカラフルで、それで作られるミニチュア作品がとっても魅力的、いいなあ…と思っていた。 はたらき始めてから、そんな作品を作るおっちゃん高木さんにとうとう出会ってしまった!そうとなれば、あれこれ聞きたい。だけど最初は他

2022年4月13日②

今日のココ日(ココルーム日記) 大盛況だった舞台の本番を終えて、2週間ぶりに俳優のケエコさんがケエコズキッチンのため釜芸に帰ってきた。 朝のラジオ体操の後、視覚障がいを持つケエコさんにスッと腕を貸す釜ヶ崎のオッチャン、通称たけちゃん。 「たけちゃん優しいなぁ」という声に、「ワシ、べっぴんさんに弱いねん」と顔をくしゃくしゃにして照れ笑いするたけちゃん。 「もう、しょうがないなぁ」 たけちゃんの横でわざとらしく髪をかき上げるケエコさん。 それを見て「たけちゃん、誰がべ

2022年4月13日

一昨日のここ日(ココルーム日記) こんにちは。ココルームスタッフのげんです。今回は久々にココ日僕が書かせてもらいます♪ それは一昨日のこと。 たまになにかとちょっかいをかけにくるおっちゃんのKがその日もやってきた。 (ちなみに、その数日前にはピンクのアフロのかつらを被って現れ、バザーコーナーで対応していたインターンの子になかなかめんどくさい絡み方をして困らせていた。) このズボン、裾直してくれへん?(履いてるズボンを指しながら) 店に入るなり、大きな声でそう言った

「わたし、餅、売って、生きていきます。」

2022年3月、遅くまで仕事が終わらず、ひとり仕事場に残る連日のある夜の出来事をどうしても覚えておきたくて、書く。 釜ヶ崎の商店街で出会った、赤いジャケットのみどりさんのことを。 その夜23:30頃だったと思う。 店先に停めてある自転車に鍵をさしこんだときに、 背後で女性の声が聞こえた。 「この近くに800円で泊まれる宿があったんですけど、 ご存知ないですか。」 聞かれている一人の男性は首をかしげている。 夜遅くて、人通りはさほど多くない動物園前商店街。 このあたりの宿の

2022年4月10日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日は釜芸講座「教授会」の日。 基本フリースタイルで行われる教授会だが、今日のテーマは釜芸講座のマネジメントを担当する人たち、通称「釜ぷ〜」のメンバーを増やすこと。 釜ぷ〜は、担当する講座の講師と連絡を取り合い、日程や内容を決めていったり、SNSを使って広報をしたり、講座当日は現場スタッフとして受付や記録、カンパの呼びかけなどを行う縁の下の力持ち的な存在だ。 先月末の釜芸合宿で釜ぷ〜入りを表明してくれていた2人に加え、今日の釜芸講座の中で新たに

2022年4月9日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日は釜芸のパンフレットをひたすらラミネートして、雨風にまけないよう強力にする作業をした。それから地域のお店や壁に掲示、配布をするために自転車でまわる。去年の10月にインターンで来た時のパンフ配りは、かなよさんの後について自転車でまわったのだけど、今回は一人で。釜芸に来て3ヶ月、だいぶ道に迷わず進めるようになった。たくさんの人の働きでできたパンフレットをお披露目、そして直接手渡せるこの機会、この準備がわたしは好きだ。 動物園前駅前商店街のト

2022年4月8日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日はど〜んと西成にてアートの時間に参加してきた。行くよーと飛び出してきたものの果たして何をするんだろうと歩き慣れない道をそわそわ進む。着いて、今日何をするかの発表に緊張が走る。先生から言われたのは「スケッチします」の言葉。そしたら思わず椅子から立ち上がって喜びダンスをしてしまいそうだった。何を隠そう私はスケッチが大好きなのだ。 はじめは円になってみんなで自己紹介して、今日の体調とか呼んでほしい名前とかを話した。いつもココルームで接する方々

2022年4月7日

今日のココイチ(ココルームの一枚) お天気だった今日は、すっかり桜が咲いた庭でのお茶会。 今日中学校に入学した人が、釜芸にいた一人一人を順にもてなした。 「結構なお手前で」 うららかな午後の光の中、大人たちが若き主人に礼を述べていた。 (撮った人:テンギョー)

2022年4月6日

今日のココ日(ココルーム日記) 夕飯後、ウクライナの歌で始まった今日の釜芸合唱部。 勇ましい歌から叙情的な歌へ。 そしてそこから怒涛の釜芸オリジナルレパートリーの合唱へと続く。 末期の大腸癌と宣告されている釜ヶ崎のオッチャンは、「元気な頃はいつも合唱参加してたからね。今日はそんな調子良くなかったけど、今日逃したら次があるか分からないから」と来てくれた。 釜芸の夜のまかないご飯のレギュラーさんは、「今日の合唱部すごいね。なんか圧倒的な感じで。楽しかったけど、ちょっと疲

2022年2月9日

今日のココイチ(ココルームの一枚) 船場の大阪関西国際芸術祭で、閉館間際に居合わせた人たちで突発的に始まった合作俳句。10分後に釜芸講座のオンライン配信を控えて一気に仕上げる。写真よく見たら、ジャイアントパンダとレッサーパンダ! (撮った人:テンギョー)

2022年2月7日

ココルームに数日滞在してくださっていたアーティスト、ドラァグ・クイーン、非建築家、文筆家、映画評論家のヴィヴィアン佐藤さんによる「野垂れ死にのむこうに」。釜ヶ崎芸術大学の来年度パンフレット用にいくつかバナーを書いてくださって、最後に仕上げてもらった一枚。 (撮った人:テンギョー)