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今日のココ日(ココルーム日記)

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毎日が人生劇場、ココルームの日々をほぼ毎日、Facebookで投稿しているココルーム日記(ココ日)。ココ日が一番はじめに投稿されたのは2021年11月のこと。それから5ヶ月経った… もっと読む
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記事一覧

2022年8月25日

今日のココイチ(ココルームの一枚) 自家製ジンジャーエールシロップを作りましたー♪ 明日から550円で飲めるよー♪ おいしーよー!

2022年8月24日

今日のココ日(ココルーム日記) ひと月ほど前、釜芸のバザーにやってきた二体のドール。 見る人が見たら「いいもん」と分かるらしいが、しばらくの間売れずにいた。 時には帽子が行方不明になり、時には一体が無料コーナーに入っていたりと、その都度ピンチはあったが、スタッフたちのケアもあり、二体はこの一ヶ月仲良く揃ってバザーの箱に入っていた。 昨日の夜、閉店作業中に店先からスタッフしょうゆちゃんの声が聞こえてきた。 誰かに話しかけているようだが、他に人は見えない。 僕は少し気

2022年8月23日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日はかなよさんの娘さんがお墓参りに行きたいというので、急遽お店をお客さんとして来ていたココルームの理事やお料理ボランティアのケエコさんにお任せして(笑)、かなよさん以下スタッフ全員で阿倍野にある大阪市設南霊園に向かった。 南霊園には、釜ヶ崎で亡くなった身寄りのない人たちの遺骨が納められている慰霊碑がある。 かなよさんによると、孤独死したり、亡くなった後、一年間引き取り手がいない遺骨はここにやって来るのだという。 雨の合間を縫って墓地に

2022年8月22日

今日のココ日(ココルーム日記) スタッフのふーゆちゃんがコロナから復帰して数日たった。 釜芸に来る常連さんたちも、「あー、ふーゆちゃん!おかえりー!」と嬉しそうだ。 ふーゆちゃんは相変わらずふわふわした笑い声で楽しそうに働いていて、見ている僕も楽しくなる。 復帰初日の朝、テラスからいきなりふーゆちゃんの笑い声が聞こえてきた。 「なになに?」 僕が見に行くと、「なんか見つめ合ってる」と並んで置いてあった扇風機を指差した。 二台の扇風機の首振りのタイミングがぴったり

2022年8月21日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日の午後にお客さんとしてやってきた大学院生さん。 ココルームの活動に興味があり、釜芸でインターンをやってみたいと言ってくれた。 さっそく夜のまかないご飯の準備を手伝ってもらう。 武道をずっとやっているという院生さん。 大学になって始めた合気道は現在二段の腕前らしい。 それを横で聞いていた釜ヶ崎の伝説の活動家・ミノルちゃんが目を輝かせて言った。 「俺小さい頃からずっと合気道やりたかったんだよ!周りに教えてるところが無くてなぁ、諦め

2022年8月20日

今日のココ日(ココルーム日記) コロナになってしまって二週間自宅待機していた、今日は久々の出勤。 ココルームの1日は二週間の自宅待機期間をさらってしまうほど、やっぱり濃い! 掃除、開店準備からのラジオ体操だけで、なまった体がひーひーいう。そうそう、これこれと思い出す感覚。ラジオ体操の常連のたけちゃんとのいつものおしゃべり、スタッフのげんちゃんの創作料理、テンギョーさんの淹れてくれたコーヒー、ココルーム初来店でびっくりしている人たちの顔、みんなで囲むごはん、誕生日の人を祝うハ

2022年8月19日

今日のココ日(ココルーム日記) ワシントン大学准教授でアジア文化研究者・日本語研究者のジャスティン。 ココルームの活動に興味を持って、ここ数年は假奈代さんの論文を英訳したり、ココルームの英語版YouTubeラジオに登場するなど、友情を育んできた。 かつて、取材も大してしていないある海外の研究者が「影響力は小さいが、ココルームは釜ヶ崎のジェントリフィケーションに加担している」という内容の心無い記事を論文の中で発表した時には、ジャスティンがいち早く假奈代さんにその旨を知らせ

2022年8月18日

今日のココ日(ココルーム日記) 釜ヶ崎の夏まつりが終了して二日が経つが、ココルームのスタッフは僕を含めみんな体力的に回復し切っておらず、釜芸合唱部のリーダーとして大活躍を見せたゲンちゃんも疲れのあまり早退することに。 それでも二年ぶりにステージが復活した夏まつりは、僕たちココルームのスタッフにとっても思い出深いものとなっている。 僕はカフェやゲストハウスを回すために夏まつりのイベントには殆ど参加しなかったが、最終日の釜芸がやっている書道のブースに行った時のことが印象に残

2022年8月15日

釜ヶ崎夏祭り最終日。 釜ヶ崎芸術大学合唱部は3年ぶりのステージで熱唱。夏祭りの繁忙期、スタッフは仲間たちの助けをもらいながら、頑張りました。僕は初めての合唱部で、すべての力を使い果たし、三角公園から釜芸ってこんなに遠かったっけ?と思うほど、灰になりました笑 それでも、今夜は後期の釜芸がどんなことをやるのかスタッフ会議がありました。 疲労困憊なんだけど、次のことを決める会議はなんだかワクワクする。別の体力のスイッチが入る。不思議だ。かまぷーのみんながいるしね。 写真は会

2022年8月14日

今日のココ日(ココルーム日記) "古老は語る" 釜ヶ崎夏祭り1日目。 釜芸はお昼過ぎから書のコーナーを開いている。 3年ぶりの開催となった今年の夏祭りは、新型コロナの急拡大により規模が縮小になった。 お祭りの出店がなく、ステージイベントも夕方からになり、例年と比べて物寂しい雰囲気の漂う三角公園。でもその分中央に建てられた櫓と慰霊祭の飾りが際立っていた。 テント下で書のコーナーを始めると、地域の人たちは物珍しそうにこちらを覗いてくる。 「こんにちは。一筆どうですか

2022年8月13日

今日のココイチ(ココルームの一枚) 木々が生い茂った釜芸の庭。 テラスからコンポストへの道の途中で、バナナとイチジクの葉っぱがあいさつを交わしていた。

2022年8月12日②

今日のココ日(ココルーム日記) ついに始まる第51回釜ヶ崎夏祭り。 今日は前夜祭だった。 釜芸も13日からの書のブースと 15日の合唱部ステージの予告で ギターを弾く歌うたいゲンさんと ノコギリ弾きのしょうゆさんと一緒に 3人で出動してきた。 釜芸を出て三角公園のステージへ行く途中 アーケードを出た瞬間に 空は晴れたままに 突然バケツをひっくり返したような 大粒の雨が降り注ぐ ハプニングもありながら (なんと虹までかかってた) 届けられた傘で

2022年8月12日①

今日のここ日(ココルーム日記) ココルームのバザーコーナーでは毎日、少しでも商品を買おうとする常連さん、一見さんたちと、値段交渉が繰り広げられる。 そんな人たちには、こちらも簡単には譲ることはせず、全力で楽しみながら、一進一退の交渉に応じている。 今日は特に猛者ぞろい。 さっき入ったばかりの500円のシャツを300円にしろといい、店長を出せ、といい(僕が出ていくことに) こちらが、これは無理ーというと、300円、とだけ何回もくりかえす。そして、お決まりの文句、いつもここ

2022年8月10日

今日のココ日(ココルーム日記) 最近毎日釜芸に顔を見せるオッチャン。 いつも酔っ払っていて大声で皆んなの会話に首を突っ込むものだから、その態度に困惑するお客さんもいる。 時々「そんなことばっかりしてたらいつかつまみ出されんで」と注意すると、愉快そうに顔をクシャクシャにして笑っている。 その様子を見ると僕もついつられて笑ってしまうから悔しい。 オッチャンは多種多様な仕事をしてきたらしく、やたらと色々なことに詳しくて、こちらがやっている作業にいちいちアドバイスをしてくる。 お茶っ